稲城市で事業が行われている多摩7・5・3号宿榎戸線の進捗状況を見てきました。
既に電線共同溝などの整備が行われているところですが、今年度から道路の築造工事が始められる模様です。
事業概要
多摩7・5・3号宿榎戸線は稲城市大字矢野口字宿から稲城市大字矢野口字榎戸に至る延長約500mの都市計画道路(区画街路)です。このうち上記で示した川崎街道から鶴川街道に至る区間では、道路を新設する事業を行う予定です。
施行者は稲城市です。
稲城市議会録によると、2020年3月現在で道路予備設計などの作業が完了しており、2021年度から用地取得を始めるとのことです。
基本データ
施行者 | 稲城市 |
延長 | 不明(110m程度?) |
幅員 | 不明(12m?) |
事業施行期間 | 不明 |
2021年2月24日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
2023年度 | 多7・5・3号線汚水管整備工事 | 株式会社バイタル |
2023年度 | 多7・5・3号線電線共同溝整備工事(その1) | 株式会社バイタル |
2024年度 | 多7・5・3号道路整備工事(その1) | 株式会社バイタル |
委託 | ||
※2021年度以前は情報収集していません | ||
2022年度 | 多7・5・3号線号線道路詳細設計等委託 | 日本設計株式会社多摩営業所 |
2024年度 | 多7・5・3号線道路詳細修正設計委託 | 株式会社和建設計事務所 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
ここが事業区間です。
延長が短く地権者も少ないと見られ、取得した用地に防塵舗装をしたりフェンスで囲うなどの大々的なことはされていません。
稲城市議会2024年6月第2回定例会答弁によると、用地取得率は約93%とのことです。
昨年度は「多7・5・3号線汚水管整備工事」、「多7・5・3号線電線共同溝整備工事(その1)」(いずれも株式会社バイタル施工)が行われており、マンホール蓋や電線共同溝特殊部蓋などが見えます。
こちらからも電線共同溝特殊部の蓋などが見えました。
入札情報によると、今年度は9月27日「多7・5・3号道路整備工事(その1)」が開札されており、株式会社バイタルが落札しています。市議会一般質問では、「川崎街道より南側の約30メートルの区間において、地盤改良工事や街築工事、既存水路のボックスカルバート工事」をすると答弁がされています。
工事金額的にも900万円程度と安いため、そこまで大々的な工事にはならないと見られます。
10月20日時点では現場未着手でしたが、近いうちに現場入りするのではないかと思われます。
旧鶴川街道に面した部分には、現在も駐車場として利用されている予定地が存在します。
用地取得の残り7%がここかどうかは定かではありませんが、用地取得をしないと工事に入れないため、完成に影響を与えそうです。
なお、市議会答弁によると、2026年度中の道路交通開放を目指しているとのことです。
撮影日:2024年10月20日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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