福生市で事業が行われている福生3・3・30号武蔵野工業線の進捗状況を見てきました。
多摩橋通り~本町通り間が2023年1月16日9時に暫定開放されています。
2023年2月7日追記
2023年2月21日火曜日14時に、多摩橋通り~本町通り間が正式に交通開放されます。
事業概要
福生3・3・30号武蔵野工業線は福生市大字熊川字牛浜から青梅市新町東京街道に至る延長約5,890mの都市計画道路です。このうち、上記で示した約650mの区間では道路を新設する事業が行われています。
施行者は東京都で、事業認可は2008年12月11日です。幅員25mで4車線の道路となる計画です。
施行者 | 東京都 | |
延長 | 約650m | |
幅員 | 25m | |
車線数 | 4 | |
事業施行期間 | 2008年12月11日~2029年3月31日 | |
交通開放 | 多摩橋通り~本町通り間 | 2023年2月21日14時 |
本町通り~富士見通り間 | 未定 | |
2024年3月26日時点 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
多摩橋通り~本町通り間の約300mの区間は、2023年1月16日9時に暫定開放されました。
中央分離帯を挟んだ双方一方通行で、それぞれ片側1車線の暫定的な開放です。工事は続けられており、規制帯が連続して設定されています。
なお、今回開放された南側の区間は、道路新設前から生活道路が存在していた関係から、以前から通行ができる状態でした。
現在行われている工事は、「街路築造工事及び電線共同溝設置工事(3西-福生3・3・30)」で、2023年2月中旬までの予定で、株式会社興栄が施工しています。
当初から工期が延伸されています。
事業区間の南端である多摩橋通りとの交差点から見た様子です。
この付近では中央分離帯の工事が続けられている関係で、道路の中央に規制帯が設けられています。中央分離帯を挟んで双方向一方通行で、進入禁止の標識なども仮で置かれていました。
現在は双方向ともに片側1車線です。情報提供されている当初設計の図面によると、自転車レーンや部分的な片側2車線が整備される計画となっていますが、どれくらいまでやるんだろうという気はします。
信号機が準備されていますが、現在のところ稼働はしておらず、それぞれカバーで覆われています。また、多摩橋通りには案内標識が新設されているものの、マスキングが剥がされておらず供用はされていません。未完成のためあまり車両を入れたくない思惑がありそうです。
連続して中央分離帯が整備されており、多摩橋通り~本町通り間では車両が出入りできる開口部は存在しません。
多摩橋通り及び本町通りに近い箇所は、車道幅が広がる(歩道幅が狭まる)関係か植樹桝・帯は設置されていません。
今回開放区間のほぼ中間には、押ボタン式の横断用信号機が設置され稼働していました。終日押ボタン式で、ボタンを操作したときのみ信号が切り替わります。
現時点では交通量はほぼゼロに等しいので、存在価値はほぼなさそうです(現時点では)。
中間地点付近は植樹桝・帯が設置されています(設置は全体工事までに完了)。
今回工事で客土がなされています。
電線共同溝も設置されていますが、現在のところ引き込みは完了してないようで、架空線が存在しています。
今回開放された区間はここまでになります。
これより北側は現在も未取得地があり、整備工事は進んでいません。
本町通りの改良も行われ、この部分のY字路の形状が変更されています。
今回開放された道路はこの交差点には組み込まれず、独立した交差点になっているほか、信号機も設置されていません。
事業区間北側の富士見通りに近い場所で行われている仮設歩道整備工事(工事は先述のものと同じ件名)は、現在は路盤まで完成している様子でした。
工事完了後には開放されるものと思われます。
撮影日:2023年1月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0670)
コメント
福生市民ですが、武蔵野工業線とは何ですか?
聞いたことありませんね。
当該都道は通称街路名「西多摩産業道路」の延伸部です。
都市計画道路の名称です。
「西多摩産業道路」は確かにこの北側の道路の通称道路名ですが、この事業区間には決定告示されていません。
正式開放が意外と早かったですね。
可能な供用を順次行ってもらえるのは良いことだと思います。
この時点での工事状況だとそんなもんかなと思いました。
今回は前後の区間が幹線道路で、かつこの区間を交通開放しても周辺環境に大きな影響はないため部分的な交通開放がなされたものと思います。本町通り以北については、西多摩産業道路と直結することで車の流れが大きく変わるため、志茂立体交差事業が完成するまでは交通開放させないものと予想しています。
部分的な交通開放も、その先にちゃんとした道路がないとかえって危険なので、周辺の道路整備状況を見極めつつ行うことが重要です。