稲城市で事業が行われている多摩7・5・3号宿榎戸線の進捗状況を見てきました。
2021年2月24日現在、都市計画道路の事業認可は取得されていませんが(そもそも都市計画道路事業として行うのか不明)、2020年3月16日の稲城市議会予算特別委員会の答弁によると、既に道路予備設計などの作業が完了しており、2021年度から用地取得に着手するとのことです。
また、同答弁によると、2025年度の事業完了を目指しているとのことです。
事業概要
多摩7・5・3号宿榎戸線は稲城市大字矢野口字宿から稲城市大字矢野口字榎戸に至る延長約500mの都市計画道路(区画街路)です。このうち上記で示した川崎街道から鶴川街道に至る区間では、道路を新設する事業を行う予定です。
施行者は稲城市です。
稲城市議会録によると、2020年3月現在で道路予備設計などの作業が完了しており、2021年度から用地取得を始めるとのことです。
基本データ
施行者 | 稲城市 |
延長 | 不明(110m程度?) |
幅員 | 不明(12m?) |
事業施行期間 | 不明 |
2021年2月24日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
2023年度 | 多7・5・3号線汚水管整備工事 | 株式会社バイタル |
2023年度 | 多7・5・3号線電線共同溝整備工事(その1) | 株式会社バイタル |
2024年度 | 多7・5・3号道路整備工事(その1) | 株式会社バイタル |
委託 | ||
※2021年度以前は情報収集していません | ||
2022年度 | 多7・5・3号線号線道路詳細設計等委託 | 日本設計株式会社多摩営業所 |
2024年度 | 多7・5・3号線道路詳細修正設計委託 | 株式会社和建設計事務所 |
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写真等
川崎街道の吉野家川崎街道矢野口店がある付近が北端となります。
事業延長は、地図上で計測したところ100m程度でそれほど長くはなく、都市計画道路の幅員も12mとやや狭いです(市役所通りと同程度)。
なお、2020年?にこの部分の線形を都市計画変更しています(川崎街道との交差角を直角にするもの)。
予定地では、稲城市土地開発公社によって道路用地の一部の先行買収が行われており、このように柵で囲われています。
稲城矢野口雲母保育園のある丁字路が事業区間の南端です。こちら側でも道路予定地の買収が既に行われています。
交わる道路は鶴川街道の旧道で、かつては交通量が多く渋滞も激しかった道路ですが、4車線の道路が開通したあとは交通量はめっきり減りました。
鶴川街道(旧道)より南側については、稲城市施行の稲城榎戸土地区画整理事業が行われています。
土地区画整理事業も進み、道路予定地にあった建物等の移転も進んだことから、一部区間では電線共同溝の整備などが進められていました。
現在も土地区画整理事業中であることから、居住者や関係者以外の車両進入は控えるよう看板が立てられています(法的拘束力のある規制ではありません)。
撮影日:2021年2月12日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
ご無沙汰しています。しばいぬです。
返信いただいた津久井道の歩道橋(柿生駅付近)の『世』の字は確認しました(遅くてすみません^^;)
また、ご存じだと思いますが多摩水道橋から登戸交差点への陸橋工事はあまり進展していません。
あと、今回の記事の件なのですが、写真等のところに書かれている『川崎街道のすき家川崎街道矢野口店』は吉野家さんではないかと思いコメさせていだだきました。
地図の方は吉野家になっているのでわかるとは思いますがね^^
登戸陸橋は2月25日に見てきました。
橋の桁は概ね架け終わっているようでしたが、まだごそごそと作業を行っていました。前後の道路等も含めると、川崎市のことなのであと数年はかかりそうかなという気がします。
吉野家については修正しました。ありがとうございます。
こんな計画があったのですね。ただ、川崎街道挟んでの四小通りを拡幅しての交差点も含めた大規模改修でも無い限り、あまり意味のない道路のように思えましたが。
あと、この記事にある旧(?)鶴川街道の川崎街道との交差部が右折可となっていたのには絶句でした。危ないし、渋滞を引き起こしかねないので、川崎街道に中央分離帯を設けて、どちらからも右折不可にしてもらいたいです。
この道も開通後は吉方通り、川崎街道間で右折できないよう、中央分離帯も併せて設けてもらいたいです。
正直なところなぜ整備を優先するのか謎です。
川崎街道~鶴川街道間の道路は何本も確保されていて特段渋滞もなく、かつ不便でもないですし、整備するとむしろ榎戸地区の交通量を増大させてよろしくないのではないかと思わなくもないです。
勝手な推測ですが、土地の所有者との話が付いているのか、区画整理後の路線価等が関係しているのか、何か裏の事情がありそうな気はします。
あの矢野口の横の交差点、なぜ右折可能なんですかね。私もずっと疑問でした。
矢野口駅入口交差点から旧鶴川街道に向かう稲城のコミュニティバスも、矢野口駅入口交差点→矢野口交差点→ミニストップ→読売ランド入口→旧鶴川街道と迂回して通行していて、中央分離帯を塞いでも特段問題ない気がします(逆向きはそのまま左折)。
仰るように、この道路が開通後は四小通りと互い違いの交差点となってしまうので、危険な交差点になりそうな気がします。
この都市計画道路は、川崎街道から北側には計画はありませんが、仮に北側に伸ばしたときに南武線と交差する部分の南武線の高架の幅が広く取られているんですよね。何か方策があるんでしょうか?