所沢市で事業が行われている所沢3・3・1号飯能所沢線のうち、未完成である都県境~北久米交差点間の進捗状況を見てきました。埼玉県が事業主体となって整備を進めているもので、4工区、3工区と呼ばれている区間です。
この道路を北西に行くと、国道463号463の通称:所沢入間バイパスに繋がります。この区間が所沢入間バイパスと呼ばれているのかよくわかりませんが、市議会録などではもっぱら都市計画道路名称である「飯能所沢線」と呼んでいます。
埼玉県の道路事業って東京都と比べると情報公開が全然なっていなくて調べるのに苦労します。
事業概要
所沢3・3・1号飯能所沢線は埼玉県所沢市の都市計画道路です。現在のところ全線で完成もしくは事業中で、特に上記図で示した区間では2021年3月1日現在でまだ開通していません。
なお、道路の詳細については、自治会等のサイトに説明会資料が掲載されているものはあるものの、施行者である埼玉県のサイトにあまり情報公開されていないため、割愛します。
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写真等
撮影位置はこの通りです。
北久米交差点から北西側は完成しています。ただし、岩崎交差点までは暫定2車線での開放となっています。
ここから先が未完成の区間です。松が丘中央通りまでの区間は「3工区」と呼ばれています。
埼玉県議会2020年9月定例会の議会録によると、3工区の用地取得率は88%、工事進捗率は55%とのことです。
写真はスーパーあまいけの横で、現在は沿道をアクセスする用に供用されている程度になっています。
工事区間は小刻みになっており、なかには半断面だけ完成している箇所もありました。
東京都では長めの区間を一気に工事することが多いですが、埼玉県は東京都よりも小刻みに発注することが多い印象があります。
3工区の中間付近では未取得地がありました。
④の付近では水路工事が行われていました。
施行者は西武建設株式会社で、2021年3月31日までの予定です。
⑤の位置から松が丘中央通りまでの区間では、このように道路が完成形に近づいていました。
⑥の位置には建設会社の事務所が置かれて工事が行われていました。
⑥の工事の施工者は西武建設株式会社で、2021年3月26日までの予定となっています。
松が丘中央通りと交わる松が丘東交差点までが3工区となります。松が丘東交差点から先、都県境までは4工区となります。
埼玉県議会2020年9月定例会の議会録によると、4工区は2019年度に路線測量を行ったとのことです。
将来的にはファミリーマートなども道路となる計画です。
ファミリーマートの南側の土地は用地取得されているように見えますが、現地には西武鉄道が管理していることを示す看板が設置されています。
この先で北川と交わり、その先が東京都となります。
写真右奥などでは用地が取得された土地が見られました。
東京都側についても都市計画道路が決定されていますが、2021年3月17日現在着手していません。
東京都側の都市計画道路名称は「東村山3・4・35号東村山所沢線」といいます。2011年9月30日に都市計画決定されたもので、それ以前には東京都側には都市計画道路は存在しませんでした。
2016年に策定された『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』では、都施行の優先整備路線に選定されています。
にしても、これ整備されると東村山市の久米川町付近が幹線道路だらけになるけど、どうやって交通整理するつもりなんでしょうかね。
撮影日:2021年2月22日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
東村山の交通渋滞は現状、踏切、クランク状の幹線道路等がもたらしていますが、これらが整理されていく方向なので、流れはスムーズになっていくと感じています。
非常に細かい指摘を失礼しますが、都市計画道路名は既に開通している飯能側を起点とした飯能所沢線ではないでしょうか…?
ここも所沢市部分で用地取得が芳しく無く東京都内への接続を考える段階まで到達してないのがもどかしいですね。。
修正しました。ありがとうございます。