府中市と国立市で事業が行われている府中3・2・2の1号東京八王子線および国立3・3・2号東京八王子線の進捗状況を見てきました。
この道路は東八道路の延伸部として、2011年(平成23年)7月5日より事業が行われています。施行者は東京都。4車線で計画されています。
現在の事業認可期間は2026年(令和8年)3月31日までとなっています。
※それまでは2019年(平成31年)3月31日まででしたが、2019年1月22日付で延長されました。
このブログでは2016年より1年に1回程度ようすを見に行っています。昨年はよく見に行きましたね。
事業概要
府中3・2・2の2号東京八王子線及び国立3・3・2号東京八王子線(府中市西原町二丁目~国立市谷保間)建設事業は東京都府中市~国立市で事業中の都市計画道路です。
現在の東八道路を延伸し、日野バイパスに接続します。
事業認可は2011年7月5日で、2015年11月18日に東京都環境評価条例に基づく着工の届出がされたことが同年12月7日に公告されました。
事業延長は約1300mで、計画幅員は36~41mの4車線となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1300m |
幅員 | 36~41m |
事業期間 | 2011年7月5日~2026年3月31日 |
2020年4月23日現在 |
東京八王子線は名前の通り、東京(=23区)と八王子を結ぶ都市計画道路で、現在は上記の赤色の線の区間で事業を行っています。(青色の線は完成)
既にすべての区間で着手しており、いずれは1本道で繋がることになります。
他の事業中区間については下記をご覧ください。
放射第5号線・三鷹3・2・2号東京八王子線
日野バイパス(延伸)・Ⅱ期
八王子南バイパス
府中3・4・5号新奥多摩街道線及び国立3・4・5号立川青梅線
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
現在行われている工事の看板
2019年3月31日現在、南武線と交差する箇所に置いて、橋桁を架設する工事が行われています。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この先が事業区間になっています。
左の送電鉄塔は東京電力の国分寺線No.38で、ほぼ同じ場所で建て替えられました。建て替えられる前の鉄塔は嵩上げ工事が施され形がいびつな古い鉄塔でした。
用地取得が完了した箇所に工事用の通路が造られています。工事車両のみ通行できます。
左から2つ目の鉄塔は国分寺線No.37で、移転・建て替えられました。以前の鉄塔があったのは道路計画地のど真ん中でした。
鉄塔と道路計画地はこのような位置関係です。
東京八王子線は写真正面方向に進んでいきます。右側はさくら通りの延伸部となる府中3・4・5号新奥多摩街道線及び国立3・4・5号立川青梅線です。別事業ですが並行して行われています。
国立さくら通り
ちなみに左奥に見える鉄塔「高木線No.37」も道路工事に伴い建替えられています。この道路工事だけで3基もの鉄塔建て替えが発生したことになります。
用地の取得は一部を除いてかなり進んでいます。航空写真で見てもよくわかると思います。
南武線の北側は少し用地取得が遅れているように感じます。
南武線と交差する場所では橋梁の建設工事が行われています。南武線がやや掘割になっているのは甲州街道と立体交差するためで、南武線開業時からのことです。
橋梁の工事は2017年(平成29年)6月から行われていて、2018年(平成30年)には橋台が完成し桁の架設が始まりました。現在も桁の架設工事は行われています。今年度にも橋へのアプローチ部となる擁壁設置工事が行われる予定です。
このようにスッキリしています。
奥に見えるのが南武線の跨線橋の橋台です。
この交差点を通るたび「まだかなぁ~」って思っちゃいますね。特に渋滞しているとき。
これまで南武線の橋梁以外で街路築造工事は行われてきませんでしたが、2019年度(平成31年度)の年間発注予定によると排水管設置工事、電線共同溝設置が行われる予定です。いよいよ道路らしくなってきそうです。
撮影日:2019年3月31日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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