小金井市で事業が行われている小金井3・4・8号新小金井久留米線の進捗状況を見てきました。
土地区画整理事業区域内では進んでいるように見えましたが、都市計画道路事業区間はあまり進んでいるようには感じませんでした。
事業概要
小金井3・4・8号新小金井久留米線は小金井市東町四丁目から小金井市梶野町二丁目に至る延長約1,500mの都市計画道路です。このうち、富士見通り~北大通りに至る区間(土地区画整理事業施行地を除く)では道路を新設する事業を行っています。
施行者は小金井市で、事業認可は2012年9月3日です。延長は北側が約272m、南側が約108mです。中間付近は、小金井市施行の東小金井駅北口土地区画整理事業により整備を行う予定です。道路は幅員16mとなる計画です。
施行者 | 小金井市 |
延長 | 北側約272m、南側約108m |
幅員 | 16m |
施行期間 | 1期(北側):2012年9月3日~2029年3月31日 2期(南側):2012年9月3日~2028年3月31日 |
2024年3月14日時点 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
この先が事業区間です。
約3年ぶりの訪問ですが、ほとんど変わっていないように見えます。
こちらから見た景色も同様です。
市議会答弁によると、2022年3月時点での土地開発公社による用地取得率は57.6%、市の買戻しベースは51.05%とのことです。2年経過しているので少し増えているかもしれませんが、大きな変化はないように見えます。
東小金井駅北口土地区画整理事業の施行区域は道路が広がり、特に2022年度には東小金井駅北口方面に車で通り抜けられるようになりました。(土地区画整理事業と都市計画道路事業は全く別の手法です)
まだ暫定的な開放にとどまっていて、置きガードレールなどによって車道を狭めている箇所も残っている状況です。
北側の工区についても用地の取得が続けられていますが、大きな変化は見られません。
特に書くことが無いのですが、記録として掲載します。
土地区画整理事業については物件移転もかなり進んできていて、それに伴って道路などの公共施設の整備も大詰めを迎えてきています。
この道路の整備はそのあとなのかな?
撮影日:2024年3月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
小金井3・4・11が東八道路とつながるか、小金井3・4・8が青梅街道とつながるか、
すくなくともどちらかができないうちは存在価値なしですね。
土地区画整理事業で整備する都市計画道路が中途半端な位置で止まってしまうので、とりあえず両端の都合のいい区間まで整備することを目的としているものと思われます。(整備しないと狭い生活道路に交通が流れ込んでしまうので)
したがって、しばらくの間は、広域的な幹線道路の目的はないと思います。
一向に進まない道路拡張工事とか見ていて、「いったいどうなってるの?」と思っていたら、関連情報を配信している方がいらっしゃったのですね。とても面白いです。
今後もよろしくお願いいたします。
個人的には五日市街道、小金井橋交差点から西側の道路拡張を期待して、既に30年経ちました。(きっとそれ以前からなのでしょう。)
確保した用地の隣に新築建設が始まったり、一体あれはなんなんでしょう?
小金井橋~喜平橋付近の五日市街道は、玉川上水を含んだ両側に都市計画道路がかかっています。いまどき玉川上水を埋めるようなことはしないと思いますので、仮に事業化した場合は高井戸付近の放射第5号線のように両側に道路を整備する形になろうかと思います。なお、都市計画決定がされただけの場合は、建築できる階数などに制限があるのみで、建築は可能です。
ただ、現在は都市計画決定されているだけで、交差点付近の部分的な拡幅(交差点すいすいプラン)以外は事業化していないはずです。
喜平橋交差点付近は事業継続中、小金井橋付近は第三次交差点すいすいプラン(2015年~)で新規着手箇所に選定されています。
事業が開始されると、しかるべきタイミングで、その事業に必要な区域を道路区域に編入します。これは実際に用地買収を始める前に行われることが多く、こうして区域に編入された土地(道路予定区域)は私権が制限され、建物の新築・改築、土地の形質の変更などが制限されます。
また、喜平橋や小金井橋では該当しませんが、都市計画法の事業認可を受けた場合(都市計画事業として事業を行う場合)は、都市計画法に基づき、その告示があったあとにおいては、土地の形質の変更や建築物の建築が制限されます。
したがって、「確保した用地の隣に新築建設が始まった」ので考えられるのは、
・事業区域ではない
・道路区域にまだ編入していない
・道路区域ではあるが、許可を得たので建築している
・違法建築
のいずれかではないでしょうか。