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川崎3・4・4号世田谷町田線(片平) 麻生警察署付近4車線化へ向け工事開始 進捗状況2024.4

川崎市麻生区で事業が行われている川崎3・4・4号世田谷町田線(片平)の進捗状況を見てきました。

新百合ヶ丘駅入口交差点麻生警察署前交差点小田急多摩線交差付近で新たな工事が始まっています。設計変更されていなければ、この区間を4車線化する模様です。

事業概要


川崎3・4・4号世田谷町田線多摩川の多摩水道橋から町田市境に至る都市計画道路です。すべての区間で現道があり、津久井道と呼ばれています。

このうち片平工区麻生警察署前交差点から片平2丁目交差点までの区間で現在の道路を拡幅する事業を行っています。

※2016年撮影の看板です。

拡幅後は幅20mの4車線になる予定です。

基本データ

施行者 川崎市
延長 約1322m
幅員 20m
事業期間 2001年3月23日~2029年3月31日
4車線化 麻生警察署前交差点~小田急多摩線交差部:2025年2月17日
2025年3月28日現在

最近の発注状況

工事
発注年度 工事名称 受注者 当初契約額(税
※これ以前は情報収集していません
2021年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その7)工事 織戸・追川共同企業体 213,760,000円
2022年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その8)工事 矢島建設工業株式会社 153,710,000円
2022年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その9)工事 河合土木株式会社 111,610,000円
2022年度 麻生区内主要地方道世田谷町田道路防護(法枠)工事 清生土木有限会社 80,710,000円
2023年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その10)工事 重田・重田造園共同企業体 318,630,000円
2023年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その11)工事 株式会社佐野建設 44,490,000円
2023年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(古沢交差点切替)工事 有限会社一興業 43,620,000円
2024年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その12)工事 河合・織戸共同企業体 247,090,000円
委託
発注年度 委託名称 受注者 当初契約額(税込)
※これ以前は情報収集していません
2020年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路詳細設計委託 株式会社セリオス 東京支店
2021年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線(暫定整備)道路詳細設計委託 株式会社綜合技術コンサルタント 東京支社 6,444,000円
2022年度 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路詳細設計(4車線化)委託 株式会社協和コンサルタンツ 横浜営業所 13,132,800円
この表の注意事項
データ収集期間:工事2022年度~、委託2020年度~(それ以前は収集していません)
※委託は工事関連業務委託のみです。物品は掲載していません。
最終更新日:2025年11月20日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

新百合ヶ丘駅入口交差点小田急多摩線交差付近間では、この看板の工事が始まっています。

工事件名は「麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その10)工事」で、2025年3月14日までの予定で、重田・重田造園共同企業体が施工しています。

工事設計図によると、場所により工事内容は異なりますが、主に中央分離帯を設置するもののようです。

設計変更されなければ、4車線化するものと思われます。

①新百合ヶ丘駅入口交差点方面(地図

新百合ヶ丘駅入口交差点麻生警察署前交差点間は、10年ほど前に道路築造がされ、車道部は一部を置きガードレールで仕切った2車線(柿生方面車線は長い左折レーンあり)で開放されてきました。

工事が始まり、置きガードレールはより移動が容易な単管バリケードに置き換えられています。

この区間にも中央分離帯を設置し、4車線化する模様です。(新百合ヶ丘駅入口交差点西側で2車線に絞る)

②麻生警察署前交差点(地図

麻生警察署前交差点から南側が片平工区です。

ここから先、小田急多摩線交差付近までが工事区間に含まれています。

この先の区間は、現道に対して東側に拡幅する区間で、これまでその東側の道路築造が進められてきました。前回工事までに車道を東側に切回しています。
今回の工事では、現道があった西側の道路築造を進め、さらに中央分離帯を設置する模様です。

③古沢交差点(地図

古沢交差点付近は、前回工事(麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(古沢交差点切替)工事)で、車道の切替えが行われました。

これまで右折待ち車両を先頭とした滞留が発生していましたが、切替え後は右折ポケットには満たないものの車線が若干広がっています。

④古沢交差点南側(地図

この付近も工事範囲に含まれています。

歩道部には、将来の歩車道境界を記したのか、埋設物を記したのか、スプレーで印がつけられていました。

⑤小田急多摩線交差付近(地図

工事区間はここまでのようです。

この先は片平交差点付近まで両側の歩道整備などが済んでおり、あとは車道の整備程度です。

⑥片平交差点(地図

片平交差点付近は、前回工事(麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その9)工事)で、西側歩道の整備と、車道の切替えが行われました。

前回工事では、とりわけ片平交差点右折ポケットが新設されたことで、右折待ち車両のよこを通り抜けられるようになり、右折待ち車両を先頭とした滞留はほぼ解消しています。

⑦片平2丁目交差点北側(地図

この区間は、もともと現道があった西側の歩道や電線共同溝の整備が行われていません。

この部分の歩道整備と電線共同溝整備は、「麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その11)工事」で行われる模様で、入札の結果、株式会社佐野建設が落札しています。

片平2丁目交差点から南側は別途上麻生工区として事業中です。

川崎3・4・4号世田谷町田線(上麻生)
川崎市麻生区

撮影日:2024年4月19日、21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 八潮 より:

    とても参考になります。
    ぜひ、片平の尻手黒川線トンネル工事付近も情報頂きたいです
    トンネル工事や、下水道工事、河川工事、水道工事等が
    調整しながら施工している姿は見事です。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      黒川側にクローラークレーンが置かれて工事が進んでいます。
      目に見えて変化が出始めたらまた記事にします。

  2. BOA より:

    この道は毎日車で通っていますが、アスファルト舗装の厚みってかなり厚いのですね。
    何層にもなっている様に見えるのですが。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      舗装構成は、設計交通量(主に大型車の交通量)や路床の支持力から、それらの交通が耐えうるように路盤やアスファルトの厚さ、種類を決めていきます。

      したがって、交通量が多いとアスファルト舗装や路盤は厚くなりますし、大型車が通らない住宅街の道路は薄くなります。例えば、この世田谷町田線ではアスファルト舗装は15㎝、路盤は25㎝あり、さらにその下の路床もセメントを添加して固くしていますが、住宅街ではアスファルト5cm、路盤20㎝と薄くなっていきます。(厚さは例なので、現場の状況や道路管理者の考え方で場所によってまちまちです)

      なので、生活道路に想定していない大型トラックが流れ込むとすぐにボコボコになってしまいます。では生活道路も厚くすればいいかというと、経済性の問題もありますから、過剰投資はできません。過剰投資をすると整備維持費が増大し、埋設しているガス水道下水道料金も跳ね上がる可能性があります。そのあたりの塩梅も考えて舗装厚を決めています。

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