前回の続きです。
見学会前半に橋梁建設現場を見学、後半はトンネル建設現場の見学です。
ここ[地図]はトンネルへの出入口のU型擁壁部分です。既にコンクリートの打設もおおかた終了しているようです。それにしてもかなりな勾配に見えます。
後ろを振り返るとあるのがトンネル。
最初のこの部分は開削式のトンネルとなっているようです。左が港北方面車線、右が青葉方面車線です。
少し進むと再びあかり区間が現れます。ここがシールドマシンの発進立坑となった部分で、ここから先、港北方面はシールドトンネルとなります。
左が港北方面車線、右が青葉方面車線です。港北方面車線は大成建設・佐藤工業・東洋建設JVが、青葉方面車線は安藤ハザマ・岩田地崎建設・土志田建設・宮本土木JVが施工しています。
これから降りていきますが、その前にちょっと地上部の写真を。
地上にはシールドトンネルを構築するセグメントなどが用意してあります。
このセグメントなどを、奥のクレーンのような重機を使って、トンネル部に下していきます。
また、近くにはシールドトンネルを掘り進める上で発生する泥などを処理するプラントがあります。
シールドマシンの発進立坑からトンネル部に降りてきました。
写真に見えるのは発進立坑で、奥に開削トンネル(ボックスカルバート)が見えます。写真の反対側がシールドトンネルです。
発進立坑では、先ほどのセグメントを下していきます。ちょうど下すシーンを見ることができました。
危険の無いよう、下す時には音楽が流れていました。
下したセグメントは特殊な車両に載せて、掘削部分まで運搬します。空港でよく見る車両に似ている気がします。
いよいよシールドトンネル内へ。いずれ青葉方面車線のトンネルとなります。
今も工事が進められており、工事車両も往来しています。工事用の照明も左右についていますね。ところどころ黄色いのは、停電時でも点灯するものだそうです。
ゆっくりと高度を下げながら、左カーブ。鶴見川直下を難なく通っていました。
そういえば携帯電話の電波もバリバリ通じたなぁ。
トンネルの壁を車の衝突から守るための構造物です(なんといったっけ)。
奥の部分は既に構築が終わった部分、手前は現在構築中の場所です。
ここには貼り紙の通り、非常口案内板が設置されるようです。
ここは非常口予定地。穴が開いています。
シールドトンネルは円形のトンネルですが、今立っているのは緑色の部分。完成したら車が走る部分です。
その下にも空間があり、非常通路となったりケーブルなどが敷設される場所です。この非常口も道路から滑り台で下の空間に降りられるようになります。まだ滑り台は設置されていませんでしたが。
さっきとは別の非常口予定地から下の通路へ。ここには仮設の階段が設置されています。
非常口は平たんな場所では約250m間隔で、勾配のある場所では50m間隔で設置されるそうです。
下の通路に来ました。天井は少し低いですね。ここは開通すると事故でもないと来ることができない場所です。
右側に置いてある自転車は作業員が使用しているそうです。長いトンネルですからこういうものが必要なんですね。(東八道路の建設現場などでも自転車が使われていたのをみたことがある)
自転車でここを走ってみたいものです。
壁に設置してあるこれはケーブルなどを敷設するものらしいです。
こうした特殊車両も使われています。ゴルフ場でよく見る車に似ていますね。
今度は下の通路を通って発進立坑に戻りました。
見るもの見るものが普段は見られないものだったので、大満足です。
ちょっと画になる。
少し気になっていたことを質問してみました。
Q.構想されている核都市広域幹線道路(中央道方面)や、横浜環状北線の西側区間の準備はしてあるのか。
A.準備はしていない。構想はある。
Q.横浜青葉ICを建設した際に準備してあった接合部(イカの耳)で、北西線建設後も使われていない場所があるが、それは何か。
A.わからない。
とのこと。
これで地上に戻り、見学会終了。ありがとうございました。
このあと、横浜青葉ICを通って市が尾駅まで戻りました。写真は横浜青葉IC付近ですが、1年前と比べると全然違った景色になっています。工事が早い。
この道路ができると湾岸線へのアクセスが楽になるので、開通が待ち遠しいものです。
撮影日:2018年8月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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