補助第52号線(若林) 国士舘大学付近で緊急車両等通行路と排水管整備開始 進捗状況2024.12

世田谷区で事業が行われている補助第52号線(若林)の進捗状況を見てきました。

国士舘大学世田谷キャンパス付近で緊急車両等通行路と排水管整備工事が開始されています。

写真等

補助第52号線目黒区青葉台四丁目から世田谷区成城六丁目に至る延長約9,030mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では若林区間として事業が行われています。「木密地域不燃化10年プロジェクト」において特定整備路線に位置付けられています。

施行者は東京都で、都市計画法の事業認可は2015年1月28日です。2016年2月2日に都道の区域に編入されています。
事業延長は約1,310mで、幅員は20mの2車線の道路となる計画です。

施行者東京都
延長約1,310m
幅員20m
車線数2
事業施行期間2014年1月28日~2026年3月31日
2021年3月24日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①事業区間西端(地図

ここから先が事業区間です。

この西側も別途事業が行われています。

補助第52号線(宮坂)
世田谷区

東急世田谷線交点付近から見た景色はほとんど変わっていませんが、その裏側は用地の取得が進んでいます。

東京都のサイトによると2024年4月1日時点の用地取得率は76%で、1年前から2ポイント増加しました。

②ラーメン店付近(地図

この付近は現道から少し離れる区間ですが、未取得の用地がまとまっている箇所です。

この先の区役所西通りを挟んだ東西の区間では、この看板の工事が行われています。

工事件名は、「街路築造工事のうち排水管設置工事及び緊急車両等通行路整備工事(6二-補52若林)」で、2025年6月下旬までの予定で、松田建設工業株式会社が施工しています。

この工事は2024年3月7日にも入札が行われましたが不調となり、8月に再入札を行いました。

この事業初の工事と見られます。

③緊急車両等通行路整備予定箇所(地図

区役所西通りの西側の緊急車両等通行路整備箇所は、幅員2.5m~3m程度と非常に狭く、居住者用車両を除いて二輪の自動車以外の自動車通行止めとなっています。

既にまとまって用地取得されている区間で、取得用地を囲むフェンスをセットバックさせて緊急車両等通行路とする計画のようです。ただし、不正駐車等をさせないためか、ラバーポールが設置される模様です。

緊急車両等通行路は現道と合わせて幅員6m程度は確保される模様で、一般的な消防車でも通行ができるような幅になります。

東京都不燃化ポータルサイト掲載の地震に関する地域危険度測定調査(第9回)によると、梅丘2丁目の総合危険度ランクは2ですが、ここから少し入った地域はランク3の箇所も点在しています。

④区役所西通り東側(地図

区役所西通りから東側では排水管の設置工事が行われています。訪問時点では目立った作業は始まっていません。

⑤国士舘大学北側(地図

この先の区間も用地取得が進められています。

⑥若林小学校西側(地図

用地の取得はされていますが、この付近はまだ工事が始まっていません。

⑦の地点(地図

この正面にあった墓地を含む小さな林はなくなっていました。

この先も車両制限令による車幅制限がされており、道幅も狭いため、若林陸橋方面に短絡する暫定緊急通行路を整備すると緊急通行車両の行き来がしやすくなりそうです。

⑧若林陸橋西側(地図

現道を拡幅するこの区間も用地の取得が進んでいます。

撮影日:2024年12月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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