世田谷区で事業が行われている補助第128号線(宮坂)の進捗状況を見てきました。
2015年に事業認可を得て、東京都が事業を行っているものです。
事業概要
補助第128号線は世田谷区新町二丁目から杉並区阿佐谷北五丁目に至る延長約9,020mの都市計画道路です。このうち世田谷区宮坂一丁目から世田谷区宮坂二丁目に至る区間では、道路を新設・拡幅する事業を行っています。
施行者は東京都で、都市計画法の事業認可は2015年1月26日です。
延長は約600mで、幅員20mの2車線の道路となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約600m |
幅員 | 20m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2015年1月26日~2028年3月31日 |
2021年3月24日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
ユリの木通りから南側が事業区間となります。
小田急小田原線までの区間では、既に2車線の道路が存在しています。世田谷区道路現況平面図によると、幅員11mとのことです。
事業完成後の道路は幅員20mとなります。
左側マンションの庭部分などが道路予定地に含まれます。
小田急小田原線と交差します。小田急小田原線は連続立体交差化が完了していて、この部分の高架はスパンが広めにとられています。
高架下は歩行者通路のほか、小田急が運営するサービス付き高齢者向け住宅の駐車場として利用されていました。
この部分は、サービス付き高齢者向け住宅「レオーダ経堂」(右)と、マンション「リージア経堂イーストプレイス」の駐車場や通路として利用されていました。
この付近では用地がまとまって取得されていました。
東京都建設局のサイトによると、2020年4月1日現在の用地取得率は34%とのことです。
この付近でも取得された用地がありました。
この付近では、写真左側に補助第52号線が接続する計画で、別途事業が進められています。
この近辺では珍しくなった農地が広がっていました。せたがやi-map(2021年4月4日閲覧)によると、生産緑地地区に指定されています。
この農地の中央付近を道路が分断する計画となっています。
右のマンションの庭部分まで道路予定地です。
城山通りと交差する交差点が事業区間の南端です。
この交差点の先では、補助第128号線(桜)として別途事業が行われています。
撮影日:2021年3月23日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
城山通り~赤堤通り間に相互通行可能な通りには早く出来て欲しいですね。桜新町の始点部分が玉川通り旧道なのは、この通りの計が古いせいなのかな?
宮の坂消防署に近い通りなので、救急車両の速達性にも貢献しそうな路線ですね。
詳しく調べていませんが、昔は現在の国道246号ルートに道路計画はなかったはずですので、もしかするとその名残で旧道が始点となっているのかもしれません。ちゃんと調べる必要があります。
一応、ユリの木公園の信号から北側はスーパーオオゼキまで一応、道路は出来てるのであとは下高井戸~松原がどうできるのか、ですね
ここと補助54号の桜上水~千歳台も気になるとこです
ユリの木公園交差点~オオゼキ間も道はあることにはありますが、幅員が足りないので拡幅が必要になりますね。ただ、下高井戸駅前を除いて優先整備路線になっていないので、事業着手は相当先だと思います。
オオゼキから下高井戸駅までの用地買収はまるで進んでいないばかりか、新築の建築計画を許可しています。
冗談ではなく、あと50年はかかると思います。
オオゼキ~下高井戸駅付近間は事業が行われていないので用地買収もされていないのは当然ですし、条件に合えば当然建築の許可も出ます。
都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)では優先整備路線にも指定されていません。
京王線~甲州街道間は事業着手に向けた測量等の準備が行われています。