横浜市旭区で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・4・12号鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)及び(さちが丘地区)の進捗状況を見てきました。
二俣川駅の南側でそれぞれ2003年、2005年から事業が行われているもので、二俣川駅南口の市街地再開発事業もありここのところ工事が進められています。
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事業概要
横浜国際港都建設計画道路3・4・12号鴨居上飯田線は横浜市都筑区池辺町から横浜市泉区上飯田町に至る都市計画道路です。
このうち、下記の区間では道路を新設する事業を行っています。
3月2日追記
二俣川駅付近~さちが丘方面の約990mの区間は、2023年3月28日14時30分に交通開放されます。
本宿・二俣川地区
上記の区間では、本宿・二俣川地区として事業が行われています。
施行者は横浜市です。事業延長は約1,270mで、幅員18~28.5mの道路となる計画です。
なお、看板には「平成15年1月7日に事業認可された」と記載がありますが、神奈川県公報では「1988年5月20日に認可」された告示がされています。
施行者 | 横浜市 |
延長 | 約1,270m |
幅員 | 18~28.5m |
事業施行期間 | 1988年5月20日~2026年3月31日 |
2023年3月20日現在 |
さちが丘地区
上記の区間では、さちが丘地区として事業が行われています。
施行者は横浜市で、都市計画法の事業認可は2005年6月3日です。事業延長は約360mで、幅員18mの道路となる計画です。
施行者 | 横浜市 |
延長 | 約1,270m |
幅員 | 18~28.5m |
事業施行期間 | 2005年6月3日~2025年3月31日 |
2021年4月2日現在 |
写真等
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/00oshirase.jpg)
掲示物によると、2022年度の開通を目指しているとのことです。
本宿・二俣川地区
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撮影位置はこの通りです。
横浜市のサイトによると、2019年度末の用地取得率は96%、事業進捗率は93%とのこと。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/01west.jpg)
この付近が事業区間東端付近です。
この付近ではほとんど完成した状態となっています。
この先右方向には、保土ケ谷二俣川線(本宿地区)が別途事業を行っています。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/02hodoe.jpg)
このように道路はほぼ出来上がっています。
東京都の道路工事などでは表層部分は開通直前に施工することが多いですが、ここでは既に表層まで舗装が完了しています。
電柱も設置されていますが、横浜市の他の道路を見る感じだと、電線類の地中化はしないのですかね。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/03hodo.jpg)
保土ヶ谷バイパス16の真下付近まで完成しているようです。柵が設置されていて、この先には入れませんでした。
保土ヶ谷バイパス直下は谷筋になっていて、この部分は橋梁で谷を跨いでいるようです。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/00kasetsu.jpg)
3月18日現在、写真③の位置にはこの看板が設置されていました。
「ヨコハマ・入札のとびら>入札・契約情報」によると、工事件名は「都市計画道路鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)街路整備工事(その21)」と思われます。
看板の通り、3月31日までの予定で新都市建設株式会社が施工しています(3月18日現在)。
ただ、このとき特に工事をしている様子は見られませんでした。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/04hodow.jpg)
保土ヶ谷バイパスの西側ではまだ舗装や街渠工事が進んでいませんでした。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/05showa.jpg)
このように用地取得が進み、工事が始まっているようです。
起伏のある土地です。このページ上に載せた掲示物のお知らせによると、奥の標高が高い場所はボックスカルバートでくぐるようです。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/06futamata.jpg)
二俣川駅の南側では大規模に工事が進められています。正面右側では二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業も行われています。
鴨居上飯田線は、二俣川駅南側をトンネルで通り抜ける計画となっています。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/07tun.jpg)
トンネルの構築は終わっているようでした。
写真⑥、⑦の位置にはこの看板が設置されていました。
入札・契約情報によると、「都市計画道路鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)街路整備工事(その22)」と思われます。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/08station.jpg)
二俣川駅南口は二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業とともに整備が行われ、ほとんど完成形となっています。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/09tunupw.jpg)
二俣川駅の西側でトンネルを抜けます。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/10tunw.jpg)
トンネル西側では工事車両などが停車していました。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/11sakai.jpg)
用地取得は進んでいて、工事が進められているようでした。
この付近では「都市計画道路鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)街路整備工事(その19)」が、施工者横浜建設株式会社で、3月31日までの予定で行われています(3月18日現在)。
さちが丘地区
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撮影位置はこの通りです。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/12futar.jpg)
さちが丘地区では用地取得が進められていましたが、見た様子では工事は行われていませんでした。
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/04/13sachi.jpg)
さちが丘バス停付近は東側歩道付近のみ完成形となっています。
写真を見ても分かるように、場所によっては、現道より若干低い位置に道路ができていました。
撮影日:2021年3月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
今年3月に中田さちが丘線が開通し、戸塚からのアクセスが良くなり、さちが丘から本宿町まで開通すると格段に便利になります。
またレポートしてください。
楽しみにしております。
岡津町交差点付近については見に行く予定はありません。よろしくお願いいたします。