八王子南バイパス 進捗状況2022.11

寺田地区

現場で確認したものであり、工事位置や内容は異なっている可能性があります。

寺田地区付近では上記図で示したような工事が行われていました。

切土工事

①ゆりのき台から見た切土箇所(地図

寺田地区のトヨタ自動車大学校の南側では、引き続き掘削工事が行われています。

工事件名は、「R3国道20号八王子南BP館地区改良その18工事」で、2023年1月30日までの予定で、成友興業株式会社が施工しています。

写真①でいうと、おもに手前側(館第一トンネルの坑口付近)の切土を行うもののようです。

寺田架道橋(仮称)工事

館地区の切土工事区間では、架道橋の下部工が行われています。写真①の電波塔付近です。

工事件名は、「R3国道20号八王子南BP寺田地区改良その17工事」で、2023年3月31日までの予定で、共立建設株式会社が施工しています。

②橋梁設置予定箇所(地図

この工事では、切土工も含まれており、橋梁設置予定箇所を中心に掘削が進められていました。

橋梁工事は下部工のみ行われる計画で、上部工は別途発注予定です。

寺田川の付替え(完成)

③完成した寺田川の函渠(地図

めじろ台グリーンヒル通りの西側で行われていた、寺田川の付替え工事は完成していました。

R3国道20号八王子南BP寺田地区函渠工事」で、国土開発工業株式会社が施工しました。

大船寺田高架橋(仮称)

八王子南バイパスの本線は、市道横山32号線めじろ台グリーンヒル通り都道506号などを高架により連続的に立体交差する計画となっています。工事中の仮称は「大船寺田高架橋」となっています。(当初は「寺田高架橋」で発注されていましたが、2021年度頃から発注分より「大船寺田高架橋」となっているようです)

大船寺田高架橋(仮称)では、現在、赤色で示した工事が行われています。(濃い灰色は完成、白抜きは業者決定し現場未着手)

現在のところ、すべての橋脚・橋台で施工業者が決まっています(一部のみの施工あり)

A2橋台(完成)
④完成した本線のA2橋台(地図

市道横山32号線との交差部分で工事が行われていた本線のA2橋台は完成していました。

R3国道20号八王子南BP寺田地区改良その16工事」で、馬淵建設株式会社が施工しました。

P15橋脚

めじろ台グリーンヒル通りの西側では、大船寺田高架橋(仮称)のP15橋脚の大口径深礎杭を新設する工事が行われています。

工事件名は、「R3国道20号八王子南BP大船寺田高架橋下部その5工事」で、2023年3月下旬までの予定で、若築建設株式会社が施工しています。

工事設計書等によると、P15橋脚は鋼製T型橋脚となる予定で、今回の工事は地中の基礎の施工です。

⑤P15橋脚の施工ヤード(地図

P15橋脚を施工するヤード内では、なにやら作業を行っていましたが、詳しくはよくわかりませんでした。

P12、P13橋脚

めじろ台グリーンヒル通りの東側では、P12橋脚とP13橋脚大口径深礎杭2本を建設する工事が行われています。

工事件名は「R3国道20号八王子南BP大船寺田高架橋下部その4工事」で、2023年1月31日までの予定で、国土開発工業株式会社が施工しています。

情報提供により入手した当初設計図面によると、このような施工となるようです。

⑥横切る道路がめじろ台グリーンヒル通りで、その手前の2つの丸い穴がP13橋脚施工箇所(地図

現在は工事が進められており、P13橋脚の施工部分には大きな丸い穴が出現していました。今回の工事ではP13橋脚の地上部分は施工しない模様です。

なお、P13橋脚等の施工に伴い、暫定開放中の八王子南バイパス側道部の歩道が切回しされています。

P9~P11橋脚

P9、P10、P11橋脚を設置する工事は引き続き行われています。

工事件名は「R3国道20号八王子南BP寺田高架橋下部その3工事」で、2023年3月下旬までの予定で、国土開発工業株式会社が施工しています。

⑦手前からP11、P10、P9・・・橋脚(地図

3つの橋脚ともに現在は橋脚の躯体部分を施工している状況でした。

P6~P8橋脚

P6、P7、P8橋脚を設置する工事も引き続き行われています。

工事件名は「R3国道20号八王子南BP寺田高架橋下部その3工事」で、2023年3月下旬までの予定で、小雀建設株式会社が施工しています。

⑧手前からP8、P7橋脚(地図

P7、P8橋脚は躯体部分を施工中で、まだ土留めがされている状況です。

当初設計では施工する予定だったP6橋脚は、ブルーシートが掛けられていました。入札情報サービスによると、「その9工事」でP6橋脚を施工する予定であることから、「その3工事」では途中までの施工に変更されている可能性があります。(その9工事も同じ小雀建設が施工する予定)

この先のロピア方面の橋脚や橋台はいまのところ現場着手はしていませんでしたが、入札情報サービスによると、いずれの橋脚も施工者が決定済みのようです(ただし一部工事は一部の施工に留まる)

大船川の付替え

八王子みなみ野シティ西交差点付近では、大船川の付替え工事が行われています。

工事件名は、「R3国道20号八王子南BP大船地区改良工事」で、2022年12月28日までの予定で、木本建興株式会社が施工しています。

⑨付け替えられる大船川(地図

付け替えられる大船川の北側から工事が進められているようで、北側歩道の既設橋梁は撤去されていました。

⑨仮設歩道橋梁(地図

北側歩道は仮設の橋梁を設置し切回されています。

⑩ロピア前(地図

工事はロピア前の広大な歩道を工事ヤードとして使用しています。

ロピア前では、別途工事により、大船寺田高架橋(仮称)のA1橋台、P1橋脚なども施工予定で、今後車道の切回しも行いながら施工する模様です。

撮影日:2022年11月26日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. 寝ぼけ熊 より:

    今回も大作のレポートを読ませて頂き大変ありがとうございます。
    主要国道ということもあってか、切土して高擁壁を設けた区間に高架を通すなど贅沢に設計された道路のように感じました。中央高速道の様に工事費を安くあげて将来渋滞を招くよりは良いかも知れませんが、高擁壁は将来の維持費用が大変かも?

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      近年では、特に国土の骨格となるような道路などを中心に、技術力の向上や限られた土地などの制約から大きな構造物による整備が増えてきているようには感じますね。
      橋梁やトンネルは5年に一度の点検が義務付けられていますし、一定以上の大きさの切土や盛土(それを構成する擁壁も含む、特定道路土工構造物という)も定期的な点検を基本とされていますので、どんな構造物にも完成からすぐに維持管理費はかかってきます。

  2. 環状6.5号線 より:

    いつもありがとうございます。

    やっぱり直轄国道は工事風景を見ているだけでも迫力があります。
    それに、直轄国道の場合は比較的高規格道路も多いのも特徴ですよね。完成も楽しみです。

    もし八王子南バイパスが補助国道や都道で東京都施行だったら、おそらく此処まで高規格にはならずに、尾根幹線道路や東八道路みたいに立体交差はお情け程度、信号多数、副道の代わりに自転車通行帯になっていたでしょうか。
    八王子南バイパスが国施行で本当良かったと思う一つです。

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