福生3・4・4号新青梅街道線(多摩モノレール延伸ルート) 進捗状況2022.10

西多摩郡瑞穂町で事業が行われている福生3・4・4号新青梅街道線の進捗状況を見てきました。

新青梅街道として親しまれている道路のうち、武蔵村山市境瑞穂町役場入口交差点付近間で、道路を幅員30mに拡幅するもので、2012年度より事業を行っています。

この道路上には多摩モノレールの導入が想定されているものの、これまで多摩モノレールについて具体的な計画は決定していませんでした。しかし、2022年10月18日より、多摩都市モノレールの延伸(上北台~箱根ケ崎)計画について、都市計画素案説明会が開かれており、この道路上などにモノレールが建設される見通しとなりました。

※この記事は2022年10月18日時点での情報に基づいて記載しています。今後計画などが具体化、あるいは変更される可能性があります。

事業概要

この欄で示す事業概要は、瑞穂町地内の2012年に事業認可を得た区間の道路拡幅の事業概要です。

多摩モノレールについては、2022年10月現在では都市計画素案が公表された段階で、都市計画決定もされていません。今後、都市計画の手続きや、環境影響評価の手続きも経て、別途事業認可を取得する見通しです。

この道路は東京都が事業を行っているものです。

新青梅街道のうち、瑞穂市殿ヶ谷付近~箱根ケ崎付近までの約1430mの区間について、現在の幅員18mから30mに拡幅します。

拡幅によって上下線の間に幅4mの分離帯が設けられる予定です。

この分離帯は将来的に多摩モノレールの延伸導入空間として想定されています。

 

基本データ

施行者東京都
延長約1430m
幅員30m(4車線)
施行期間2012年7月4日~2031年3月31日
2025年3月5日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度事業用地整備工事(2北北-立川3・2・4Ⅰ工区)村松建設株式会社
2020年度街路築造工事に伴う歩道橋撤去工事(2北北-立川3・2・4(第3工区))株式会社エスコート
2023年度事業用地整備に伴う支障物撤去及び整地工事(5北北-立川3・2・4)有限会社空園
2023年度事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(5北北-立川3・2・4(第3工区))不調
2024年度事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(6北北-立川3・2・4(第3工区))四谷電気工事株式会社
2024年度事業地整備工事(6北北-立川3・2・4)有限会社空園
2024年度街路築造工事のうち事業地整備工事(6西-福生3・4・4)有限会社松沢土建
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2019年度中窪歩道橋撤去設計(31街-立川3・2・4(第3工区))株式会社トップライズ
2020年度交通量調査委託(2街-立川3・2・4外2路線)株式会社サンビーム
2020年度道路予備設計(2街-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2020年度用地測量その4(2街-立川3・3・30)株式会社大輝
2020年度橋梁予備補足設計(2街-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2021年度道路予備修正設計(3街-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2021年度橋梁予備補足設計(3街-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2022年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区)株式会社アガック
2023年度道路予備修正設計(5北北-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2023年度橋梁詳細設計(5北北ー立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2023年度地質調査(5北北-立川3・2・4(第4工区))株式会社テイコク
2023年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) 株式会社アガック
2023年度交通量調査委託(5北北-立川3・2・4外6路線) 株式会社四門
2023年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅱ工区) 株式会社アガック
2023年度現況補足測量(5北北-立川3・2・4(第4工区))双葉航測株式会社
2023年度樹木診断委託(5北北-立川3・2・4) 東武緑地株式会社
2023年度土壌調査委託(5北北-立川3・2・4) HSSエンジニヤリング株式会社
2024年度橋梁予備補足設計(6北北-立川3・2・4)(第4工区))株式会社ドーコン
2024年度道路予備修正設計(6北北-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2024年度路床土調査(6北北-立川3・2・4(第3工区))式会社京北地盤コンサルタント
2024年度測量調査(6北北-立川3・2・4外2路線) 株式会社グラフィック
2024年度横断歩道橋撤去詳細設計(6北北-立川3・2・4(第1・4工区))株式会社ドーコン
2024年度土壌調査委託(6北北-立川3・2・4) 株式会社アガック
2024年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) 株式会社アガック
2024年度電線共同溝予備設計(6北北-立川3・2・4外2路線)株式会社ドーコン
2024年度樹木診断委託(6北北-立川3・2・4外2路線)株式会社環境・グリーンエンジニア
2024年度箱型函渠予備設計(6北北-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2024年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区)株式会社環境管理センター
2024年度路床土調査(6北北-立川3・2・4(第4工区))ソイロム株式会社
2024年度用地測量(6北北-立川3・2・4外1路線)山王測量設計株式会社
2024年度用地測量(6北北-福生3・4・4外1路線)株式会社アース設計コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事2019年度~、委託2019年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年3月15日
この事業は、立川3・2・4号第1工区~第4工区、福生3・4・4号、福生3・4・10号ほか関連事業を含めて掲載しています。モノレールは含みません。

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

事業者サイト


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

箱根ケ崎駅周辺

2012年に事業認可を得て事業を行っている道路拡幅の範囲とは異なりますが、多摩モノレール延伸の(仮称)No.7駅として計画されている箱根ケ崎駅周辺です。

①箱根ケ崎駅東側(地図

この道路はJR八高線、箱根ケ崎駅の東側の都道166号です。

5年ほど前まで道路の拡幅事業が行われていましたが、現在は完了し、幅員20mのゆったりとした道路で供用されています。

都市計画素案のパンフレットによると、写真の現道右側に歩道を大きく拡幅した上で、その部分にモノレールを嵩上式で駅やレールが設置される計画です。歩道の拡幅分については今後道路として拡幅することになるかと思われますが、現在は都市計画の素案を公表した段階です。

パンフレット等によると、この付近は横田基地の滑走路先端から近く、航空制限もかかる区域で、高さ13mに抑えた構造になる計画です。(電柱1本分の高さが約10~13m)

②箱根ケ崎アンダーパス付近(地図

新青梅街道のうち、箱根ケ崎アンダーパス付近についても、現道の北側(写真左側)の歩道を広げ、その部分にモノレールが建設される計画が示されています。

新青梅街道拡幅 2012年認可区間

③事業区間西端(地図

この先が2012年に事業認可を得て、新青梅街道の拡幅を進めている区間になります。

一部区間を除き両側に拡幅する計画です。

現段階では用地の取得が進められており、工事は特段行われていません。

多摩モノレールについては、道路中央に設けられる予定の中央分離帯部分に設置される計画が示されています。

②瑞穂町役場入口交差点(地図

ところどころに取得済みの用地が見られました。

東京都のサイトによると、2022年4月1日現在の用地取得率は35%で、1年前から1ポイント増加しました。

③ドラッグストアセキ前(地図

前回訪問した2020年と比較すると、ところどころで店舗テナントが入れ替わっていました。

④セブンイレブン瑞穂武蔵店前(地図

モノレールは、この付近に(仮称)No.6駅の設置が予定されています。

⑤一舞前(地図

現段階では、取得された用地はそれほど目立つほどではありません。

⑥事業区間東端(地図

この付近が瑞穂町地内で2012年に事業認可を得て新青梅街道を拡幅している区間です。

これより先、上北台駅方面については別途4工区に分けて拡幅事業中です。

現在、この区間を含め、芋窪街道~箱根ケ崎駅付近間で連続的に同様の拡幅が行われています。

撮影日:2022年10月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. ヒロ より:

    出来上がるのにあとどのくらいかかるのかな?
    駅も三ツ木辺りに出来ると有りがたいけど。
    固定資産税が上がるのが怖いです。

  2. ラーメン大好き より:

    航空制限のために、JR箱根ヶ崎駅を跨いで延伸できるような構造にはできなかったのかー・・・箱根ヶ崎から先の計画地の首長さんたちはどんな気持ちなんだろう?

    • 匿名 より:

      あと10年?もっとかな?
      その時自分はいくつだろ〜

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      昔の当初の構想に環状にするようなことが書かれていたので今でも羽村方面では延伸させたいとする勢力はありますが、どう考えても採算が取れないので無理ではないですかね。当時は秋留台地域で大規模な開発をする構想がありましたが、それも現在ではないので、当時のモノレールの構想に縛られる必要はもはやないと思います。
      さらに、見込みが低いものをお金をかけて準備しておく必要もないと思います。

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