栃木県宇都宮市などで建設が進められている芳賀・宇都宮LRTの進捗状況、今回はその2です。
今回の記事と他の区間
延長が長いため、この記事では宇都宮大学陽東キャンパス停留所~グリーンスタジアム前停留所間を掲載します。
他の区間については下記をご覧ください。
写真等
撮影位置はこの通りです。
ベルモール前の宇都宮大学陽東キャンパス停留所の東からは、現道から離れる計画で、立体交差用の橋梁の建設が進められていました。ここから先は併用軌道から専用軌道になります。
橋脚がずらりと並んでいました。
芳賀側のアプローチ部分は高欄の取付や、路盤の砕石敷設が進んでいました。
道路の橋梁とはことなり、架線柱を設置するための基礎が準備されているのがわかります。
普通鉄道とはことなり、勾配が意外とあります。
この付近に平石停留所ができる計画です。この停留所からは車両基地に分岐する軌道も建設される予定で、写真右奥方向に車両基地が建設中です。
周辺は市街化調整区域になっていて、田んぼが広がっています。正面のところも田んぼだったようで、用地取得されているのか、営農されていません。
写真奥では新4号国道と交差する計画で、新4号国道を橋梁構造にする工事が行われていました。
車両基地の建設も進行中。この付近も田んぼが広がっていたようです。
車両基地内には、5月27日に納入された車両「ライトライン」を見ることができました。
新4号国道の東側では平石中央小学校前停留所ができる予定ですが割愛。
鬼怒川の橋梁の建設も進んでいました。
鬼怒川の東側でも橋梁等の整備が進められていました。
ジェットコースターのようにアップダウンがあります。
一番低くなっている付近に飛山城跡停留所が設置される予定です。
この周辺も市街化調整区域で、民家はまばらに点在しています。
鬼怒川の河岸段丘があり、専用軌道をもって徐々に坂道を登っていきます。
県立宇都宮清陵高校の横では軌道の建設が進んでいました。
かなりな急坂です。
作新学院大学の横では、清陵高校前停留所が建設されていました。仮称では「作新学院北」でしたが、正式決定された名称は隣にある「清陵高校前」になりました。
作新学院高校は甲子園常連校で知名度もありますが、ここにあるのは大学で、高校はJR宇都宮駅の西側にあります。
ここから先は専用軌道から併用軌道になります。JR宇都宮駅付近で道路の中央に敷設されていたのとは異なり、道路の片側に寄せて建設されています。
直角カーブだった道路を緩やかなカーブにするとともに、軌道の建設が進められていました。
この付近は清原工業団地といい、東洋紡、キヤノン、カルビー、栃木住友電工などの工場群が集積しています。
清原工業団地の中央には、清原地区市民センター前停留所が建設中です。
交通結節点となるトランジットセンターとなる予定で、LRTの停留所に隣接してバスターミナルも整備中です。
工業団地内の工場にはそれぞれ広大な駐車場を有していて、自動車の交通量はあっても平日日中の人はまばらです。ラッシュ時間帯は利用されるのかもしれませんが、大丈夫かなぁって感があります。
清原中央通りも併用軌道ですが、道路東側に寄せて建設されており、専用軌道のような趣があります。
既にレールの敷設も進んでいます。
グリーンスタジアム前停留所の整備も進んでいました。
交差点を挟んで上下線が互い違いに配置された構造で、上下線ともに追い抜きが可能な構造になっています。
駅名の由来となっているグリーンスタジアムはここから400mほど東側にあるサッカースタジアムで、J2の栃木SCのホームグラウンドとなっています。
LRT用の信号機の設置も進められています。
写真にあるのは芳賀町方面のホーム。
軌道の整備が進んでいます。
ホームはこのようなデザインで統一されています。
撮影日:2021年6月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
着々と出来上がっている様子がよくわかります。いいですねー
線路が敷かれているところには、パイロンで侵入防止を行っているみたいですが、営業するころには柵とかできるだろうか?と気になりました。
柵はどうなんですかね。完成イメージ画像でもあるものと無いものがあったりしている気がします。
軌道なんで、特に道路の中央のようなところにはなくてもいいのかなとは思いますが、工業団地内はそれなりの速度がでそうですから、安全上あった方がいいかもしれないですね。