[京王線高架化] 笹塚駅~下高井戸駅間 進捗状況2024.5

京王線笹塚駅~仙川駅間で行われている連続立体交差事業の進捗状況を見てきました。今回は笹塚駅~下高井戸駅間の様子です。

笹塚駅~代田橋駅間

笹塚駅~代田橋駅間を施工する第1工区(施工:大林・京王建設共同企業体)は、このような「お知らせ」が掲示されていました。

この駅間の工事は、工事桁の架設や、だ板橋駅付近の仮高架橋構築がメインとなっています。

①笹塚第3架道橋付近から代田橋駅方面(地図

笹塚駅環七通り間の既高架付近では、高架下に仮囲いがされ、作業スペースとしています。

高架の上では、工事桁架設のため軌道上に覆工板が敷かれ、作業が行われています。

②環七通り(地図

環七通りの西側(写真右側)では、仮高架橋の構築が進められています。

代田橋駅付近は、軌道を一旦北側に移設し、その後高架を構築する手順を踏むため、その仮線の工事となります。

 

③代田橋1号踏切から代田橋駅(地図

代田橋駅では、軌道上に覆工板が敷かれています。

④代田橋駅北口の商店街の一角(地図

代田橋駅北口の商店街の一角も用地の取得がされたようで「京王線連続立体交差事業用地」と書かれた張り紙がしてありました。

 

⑤代田橋駅北口駅舎(地図

2015年まで啓文堂もあった代田橋駅北口駅舎は空き店舗になって久しいですが、上記『お知らせ』によると、今年度から駅舎の解体を始めるようです。

代田橋駅地下改札階(2023年12月)

地下の改札階、通路も変更されています。

改札機が5機から4機に減り通路が狭くなったほか、券売機や駅事務所が北側から南側に移設されています。

開札に入って左側、上り線ホームに向かう通路も変更されていて、2024年3月29日15時頃からは、従来のトイレやホームへ上がる階段が閉鎖され、いずれも移設されています。

⓺エレベータ?(地図

代田橋駅の上りホーム付近には、ニョキっと立ち上がるエレベータのようなものができていました。

代田橋駅~明大前駅間

⑦井ノ頭通り脇(地図

移設が完了した井ノ頭通り脇の期間は、現在も特に工事は始まっていません。

⑧代田橋6号踏切から八王子方面(地図

代田橋6号踏切~7号踏切間は、引き続き残る下り線高架橋の構築作業が進められていました。

⑨代田橋7号踏切から八王子方面(地図

代田橋7号踏切~8号踏切間も下り高架の構築が進み、一部高架の下には建物が立てられています。

残る部分の高架構築が進められている模様です。

この踏切間には1軒だけ未取得の土地家屋があります。

⑩代田橋駅東側(地図

明大前駅東側のこの下り高架構築済み箇所周辺でも工事ヤードの構築がされ、残る高架橋の構築が進められているようでした。

⑪明大前駅南側(地図

明大前駅南側では、線路沿いの区画については、ガストのある建物以外の解体が進められています。

⑫明大前1号踏切脇(地図

明大前1号踏切角の建物も、足場が設置され解体が始まっていました。

明大前駅~下高井戸駅間

⑬松原湯があった区画(地図

かつては松原湯があったこの区画も更地になり、簡易的にロープで囲われていました。

明大前1号踏切~2号踏切間は用地取得が完了したものと思われます。

京王の高架化広報誌『Keio 高架化 information No.6』によると、今年度この範囲でヤード整備を行う予定とされています。付替道路の整備はしないのでしょうか?

⑭明大前2号踏切~3号踏切間(地図

明大前2号踏切~3号踏切間では、既に付替道路に切替え済みですが、付替道路と軌道の間のスペースで高架構築が進められています。

⑮明大前4号踏切から下高井戸駅構内(地図

下高井戸駅は現在のホームの直上に高架が構築される予定で、現在はホーム下に基礎杭などの建設が行われている模様です。

このため、ホームの一部が仮設化されているほか、仮囲いがされてホームが一部狭くなっています。

⑯下高井戸駅南側(地図

下高井戸駅の南側の一部には、工事ヤードが設けられています。

⑰東急線脇の工事ヤード(地図

京王線と東急世田谷線に挟まれた三角地のビルも解体され、工事ヤードとなっていました。

⑱下高井戸駅前市場(地図

下高井戸駅北側にあった下高井戸駅前市場という商店街は、3月末で閉店し、現在は解体が進められています。(閉店日は店舗により異なる)

⑲解体中の駅前市場の通路(地図

この道路上にあった屋根は撤去済みで、この日が向かって右側の解体が中心のようでした。

下高井戸駅周辺では再開発や共同化の検討が行われていて、鉄道の高架化と連動して街並みも変わっていくかもしれません。

⑳下高井戸1号踏切(地図

下高井戸1号踏切南側のマツモトキヨシ下高井戸駅西口店があった建物は解体され、コインパーキングになっていました。

登記簿によると、鉄道側の高架化用地部分を除いて土地所有者は変わっていないようで、今後の土地利用が決まるまで駐車場として遊ばせている感じですかね。

撮影日:2024年5月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. sho より:

    最新情報ありがとうございました.
    こんごが楽しみです,

  2. ジョニー より:

    GWに烏山に遊びに行ったときにサーっと見ましたが、明大前近辺がいちばん進んでるように見えますね。 下高井戸は直上高架ということですが、線路が南側にずれる分、ホームのカーブも緩くなるんでしょうかね。

  3. 平山苑住民 より:

    昨日当該区間を通過しました。
    四か月ぶりの通過でしたが、工事が着々と進行してるんだなあと思いました。
    写真⑩のキャプションが代田橋駅とありますが明大前駅かと存じます。

  4. かつては京王線・今はバイクで乗り入れ より:

    バイクの免許をとって直接都内へ乗り入れる前は高尾までJRで行き、そこから新宿まで京王線に乗っていたのですが、その風景が大きく変わるのですね。限られた土地の中で高架化する建設・土木技術も凄いと思います。
    並行する中央線も先に高架化されましたが、殆ど乗っていなかったので「いつの間にか」という感じがします。きっと京王線でもそう感じることでしょう。あとは、和田堀浄水場付近の井の頭通りが改良されればと思っています。

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