鉄道唱歌の旅、続きです。
前回
明治時代に作られた「鉄道唱歌」で歌われている場所に行ってみるという旅です。
前回、京都を満喫し、ようやく大阪・神戸に向けて出発です。
54番 山崎おりて淀川を・・・
山崎おりて淀川を わたる向うは男山 行幸ありし先帝の かしこきあとぞ忍ばるる
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/12/54_02otokoyama.jpg)
山崎駅から数分歩くと淀川の堤防にたどり着きます。この付近で、木津川、宇治川、桂川が合流し、この下流が狭義の淀川ですが、法律上は琵琶湖まで淀川です。
さて、奥にあるのが男山。石清水八幡宮があります。
歌詞中の「行幸ありし先帝の かしこきあとぞ忍ばるる」とは、孝明天皇の行幸の話を言っているのでしょう。幕末の駆け引きが感じられます。
55番 淀の川舟さをさして・・・
淀の川舟さをさして くだりし旅はむかしにて またたくひまに今はゆく 煙たえせぬ陸の道
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/12/55_01shinkansen.jpg)
今や煙を吐く鉄道もなくなり、新幹線と自動車が駆け抜けて行きます。
煙たえせぬ鉄道で くだりし旅はむかしにて またたくひまに今はゆく のぞみ叶える新幹線
56番 おくり迎ふる程もなく・・・
おくり迎ふる程もなく 茨木吹田うちすぎて はや大阪につきにけり 梅田は我をむかへたり
山崎駅から大阪駅まで20分弱。速いものです。
57番 三府の一に位して・・・
三府の一に位して 商業繁華の大阪市 豊太閣のきづきたる 城に師団はおかれたり
58番 ここぞ昔の難波の津・・・
ここぞ昔の難波の津 ここぞ高津の宮のあと 安治川口に入る舟の 煙は日夜たえまなし
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/12/58_01ajikawaguchi.jpg)
高津宮は行く予定だったのに完全に忘れていました。
難波の津は、埋め立てが進み、徐々に海が遠くなり、港湾施設も遠くなっています。
安治川口駅はユニバーサルシティ駅の1つ手前の駅で、貨物駅も併設されています。行き交うコンテナ絶え間なし・・・でしょうか。
59番 鳥も翔らぬ大空に・・・
鳥も翔らぬ大空に かすむ五重の塔の影 仏法最初の寺と聞く 四天王寺はあれかとよ
![](https://urban-development.jp/wp-content/uploads/2021/12/59_01shitennoji.jpg)
大阪環状線天王寺駅から徒歩10分ほどにある四天王寺。聖徳太子建立の寺です。
コメント
「山崎」ってそうだったんですか.
高級ウイスキーですよね.
どこかの山奥で作っているようなイメージでした.
京都の駅にも山崎の小瓶が売られているくらい、この地では有名なのかもしれないですね。
サントリーのワインとか天然水が山梨県だったりで作っているので、なんとなくそういうイメージはありますね。