東府中から多摩川に延びる未成道っぽい空間は何?[現地調査編]

場所は府中市東府中駅付近から多摩川にかけて妙な空き地があるのです。空き地・・・というか実際には緑道として開放されています。

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場所はなんとなくわかるでしょうか?
京王線の東府中駅から稲城大橋に至る区間です。

妙に綺麗なカーブで緑道が続いていて、一見すると道路計画を諦めたような土地にも見えます。

こちらは西側、しみず下トンネルのあるあたり。
木が生い茂っていてわかりにくいかもしれませんが、十字路のカーブをショートカットするように空白の土地があります。

こちらは東側、稲城大橋の近くです。
しみず下通りから綺麗なカーブで分岐して、多摩川に向かっています。

この画像は「国土地理院撮影の空中写真(2017年撮影)」を使用しています。

それでは現地の様子も見てみましょう

今回、西側から東側に向けて歩いてみました。

まずは西側

新小金井街道しみず下トンネルに潜り込みます。ここ2013年に開通した新しい道路で、多摩川の河岸段丘により崖地になっている部分をトンネルによって勾配を緩やかにしています。

今回気になっているのはこっち側。

左のブロック塀と道路との間の意味深な三角形の土地が何かを匂わせます。

それにしても綺麗なカーブだこと。

現れたのは府中市清水が丘緑地。どうもこの土地は府中市の緑地として管理されているようです。

明らかに怪しい土地の切り取り方。これは都市計画上の用地買収によって取得された土地にそっくりです。

公園内を突き抜ける道路は、公園として最初から計画するならこんなことをしないでしょうし、何かで取得した土地の上を公園としたような雰囲気を漂わせます。

崖を降りた後も現れるカーブと謎の緑地。しかもほぼ同じ幅です。

そして突如現れたでっかいマンホールと普通のマンホール。それも東京都のマーク

ここは府中市ですから、普通の下水道のマンホールには府中市のものが取り付けられているはずです。

実はこれがこの謎を解く大きなヒントなのですが、それは後程。

綺麗なカーブを描いたまましみず下通りに合流。

道路の不自然な蛇行が気になります。

といってもこの道路はよくある2車線の道路。交通量もそれほど多くなく、The市道といった雰囲気です。

そして、西武多摩川線とオーバーパス

わかりにくいですが、道路幅にくらべて橋脚が無駄に幅広で、道路の真下に何かある雰囲気です。

陸橋を渡ったら道路は左カーブ

でも右にも空き地がカーブ!

空き地と思われたその場所は府中市の押立緑道として開放されているようです。

そしてこれは!?

これは!!??

中央自動車道の高架だ!

このあたりの中央自動車道盛土によって建設されていますが、ここだけなぜか橋梁構造

道路を跨ぐために橋梁ならわかりますが、現状道路はなく、さらに押立緑道と平行に橋梁が建設されています。

その橋梁も現在は通り抜けできません。何故か車が止まってるけど。

逆から見るとこんな感じ。うーん怪しい・・・

中央自動車道の反対側にあるのは・・・

次回。机上調査編においてこの謎を探索!

コメント欄は机上調査編に設けてあります。

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