かつては行楽地?野猿峠ハイキングコースを歩く(その2)

さて、前回の続きです。

多摩テックの裏

都道155号の旧道を進みます。途中多摩テック入口という交差点が現在でも残っています。

多摩テックが閉園したのは2009年9月。それから8年近く経過していますが、跡地の利用は進んでいません。一時明治大学がキャンパスの建設を計画していましたがキャンセル、訴訟にまで発展しているようです。そのキャンパス建設のお知らせ看板が立っていましたが、そのお知らせの日付は2011年のまま止まっていて、その後何も進展がないようです。

さて、旧道を進み、写真の矢印の場所を右に曲がって、多摩テックの南側へと入っていきます。

多摩ニュータウン方面の景色

途中の多摩ニュータウン方面の景色。こうやって見ると多摩ニュータウンはかなり木々が多い街なんだなぁというのを実感します。

この先も進み、都立平山城址公園の園内へと入っていきます。

都立平山城址公園内

都立平山城址公園に入ります。流石に、公園の中は綺麗に整備されていました。

宅地化が進み、昭和初期の姿はほとんどない野猿峠ハイキングコースですが、公園にでもしないと自然は残せないのかな・・・なんて思ったりしました。最近では断崖のような驚くような場所もミニ開発で宅地化されていたり。

案内板

都立平山城址公園の案内板。上が南になっています。

園内を横断して西側(この地図では右側)に進んでいきます。

上の地図では一番右側にあたる場所に到達しました。

見ての通り、地図には「行き止まり」とありますが、「とは言って、本当は行けるんでしょ?」と思って進みましたが、薄暗くなり怖かったので引き返しました。

その行き止まりの場所にあったのが写真です。ここには「六国亭」という食堂?があったようですが、ネットの情報によると2006年7月ごろに放火に遭い、そのまま放置されているようです。焦げた建物や自動車がそのままの状態で残されていて、あまり近づきたくない感じです。

ということで、長沼の住宅地を迂回して進みます。

坂道の多い住宅地です。

住宅地へ迂回し、そして戻り、今度は都立長沼公園に入っていきます。(ここまでの道のりも大分省略しています。)

こちらも自然公園で、園路はいくつかあります。このまま尾根筋に行くと野猿峠に行きますが、飲み水が底をつきくらくらしてきたので下山して京王線の長沼駅を目指します。

長沼公園からの景色

都立長沼公園からの景色。非常に長めがいいですね。冬だともっと景色がいいのでしょうね。

公園を降り、公園の入口に到着。このとき時刻は16:20頃。高幡不動駅から3時間ないほどで到着しましたが、ゆっくり歩くともっと時間がかかると思います。

ここから長沼駅までは5分ほど。長沼公園は何度か来たことがあります。

昭和初期に野猿峠がハイキングコースとして流行し、それとほぼ同じルートを歩いてみようと実行した今回の計画。ハイキングとしては現在でも程よい疲労感でいいコースでした。ただ所々で見渡せる景色は最高なものの、道中似たような景色でちょっと飽きてしまう部分もありました。

本当は野猿峠まで行く予定でしたので、またの機会に続きを実行したいと思います。

ここを歩きました。

撮影日:2017年7月2日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 名乗るほどの者ではありませぬ より:

    貴重な記事をありがとうございました。小学校高学年の頃、野猿峠にハイキングにいこうと家族4人で出かけたことを思い出し検索してこちらにたどりつきました。そのころすでにもう住宅開発されていて「ああ、多摩ニュータウンの中だっただねえ」という会話を父母としたのを思い出します。多摩動物園裏手の小道はそのころから、もうこんな感じでした。住宅地の中を歩くのでハイキングの高揚感はあまりなく、家族で「うかい鳥山」で焼き鳥を食べて帰ったこを思い出しました。月日は飛ぶように過ぎていくものですね、どもども。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      色々な方の話を聞くと、ハイキングに来てみたら開発されていて驚いた……みたいな話が多くてちょっと驚いています。いまほど情報が出回っていない時代だったからなのか、開発が一気に進んでしまったのか……

      うかい鳥山等、現在公園になっているあたりは、比較的当時のまま残っている方だと思うので、ぜひまた歩いてみてください。

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