2020年3月27日の「改正道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」公布施行により「わたるな」と標示できるようになった「歩行者横断禁止(332)」標識が登場していました。
この道路標識は、2020年3月27日改正の「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」により、
「歩行者横断禁止」を表示する規制標識の標示板の文字には、図示の「横断禁止」に代えて「わたるな」を用いることができる。
とされたことにより登場したものです。
この日野市の標識は、裏面の管理票によると、2021年10月に更新されたもののようです。
従来の標識は、漢字で「横断禁止」と書かれたものでした。
2020年3月27日の警察庁交通局長通達によると、2019年5月に滋賀県大津市で発生した歩行中の未就学児が被害となった交通事故等を踏まえたものとのことです。
また、同通達によると、今後は事故の発生状況や子供の通行状況を踏まえ、通園・通学路等において歩行者横断禁止標識を新設・更新する場合には、「わたるな」表記の標識整備を検討することとしているほか、更新時期を待たずに「わたるな」表記の標識を整備することは妨げられないとしています。
都内ではまだ「横断禁止」表記の標識もよく見かけますが、「わたるな」表記も増えていくかもしれませんね。
ちなみに
京都府など一部の都道府県では、従来より「わたるな」と記載した補助標識を標準で併設しています(法定外)。
このあたりの仕様も今後変わってくるかもしれませんね。
撮影日:2021年11月13日、12月4日、12月12日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
不確実ですが、補助標識の「わたるな」が設置されるようになったのも、かつての子どもの横断死亡事故がきっかけであったと記憶しています。
予備知識なしに、横断禁止のこの図柄だけを見ると、道路上に2本の青い線で横断帯が確保され、そこを安全に歩行者が横断しているようにも見えます。当時の事故のきっかけが、このような誤解に基づいて禁止個所を横断したのではないかと推測がされ、漢字の読めない子どもでも理解できるように補助標識設置を行うことになった、という報道だったかと。
そうなんですか。今度図書館に行った際に、そのことについて報じた新聞記事が無いか、過去の資料を漁ってみたいと思います。
大差ないと思うが
凸撃レポートしてみて下さい