渇水が心配な宮ヶ瀬湖へ

関東地方では梅雨らしい雨が降らず取水制限が始まるなどじわじわと水不足になっていますが、宮ヶ瀬湖で上流部の湖底が見え始めていると聞いて見てきました。

まずはダム本体。宮ヶ瀬湖には以前ほぼバスだけで町田市から秦野市のヤビツ峠まで行ったときに通過していますが、ダム本体等宮ヶ瀬湖をメインに来たのは初めてとなります。

想像していたより大きいダムでした。完成したのは結構最近で、ダムに沈む前の町や渓谷を知っている方も多くいらっしゃるのでしょう。

無料のエレベータでダムの天端まで上がります。資料館のようなものもあってダムカードを貰いました。

ダムの水位はかなり下がっているのがわかります。このときの貯水率は57パーセント。神奈川県の4つのダム湖の合計でも60パーセントと少なめです。(夏の間は洪水に備えて満水水位が通常より低く設定されるが)

その後、宮ヶ瀬ダムの西側にある鳥居原ふれあいの館へ移動。ほぼバスだけの旅をしていた時に橋本駅からのバスの終点がここでした、2度目の訪問。

ここから見える虹の大橋もかなり水位が下がっているのがわかります。

宮ヶ瀬湖では通常、遊覧船が運航されているのですが、運航できる水位より下がったため7月22日より運航は中止に。遊覧船乗り場の桟橋も撤去されていました。

その後、宮ヶ瀬湖の上流部の土山峠へ向かいます。

ここからはダム建設のために建設された現在の県道から旧道が見えました。

ダムが沈む前は学校があったりして人々の生活があったわけですが、こうして渇水で見えてくるといろいろと考えさせられるものがあります。

現在はダム湖内への立ち入りは禁止されていますが、だれかが歩いた跡が複数見られました。危険ですから絶対にやめましょう。また、県道は駐車禁止・転回禁止ですので注意してください。厚木警察署では取り締まりを行っているようです。

https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/74ps/74mes/74mes164.htm

一部橋も姿を現していました。1週間ほど前にネットで見た写真よりも数メートル水位が下がっているようです。

この橋は見た目仮設のように見えますが、工事の際に掛けられたものなんでしょうか?

30」の道路標示も見えたり。

日本各地で豪雨に見舞われる中、5月以降雨らしい雨が降っていない関東近辺。相模川水系の降水量も平年の半分以下なようです。水を大切に使いたいものです。神奈川県企業庁 かながわの水がめ

撮影日:2017年7月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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