横浜「発祥の地」巡り その2

横浜の「創業の地」巡りをしています。詳細は前回参照。

No.10 電信創業の地

日本大通り駅前にあるのが「電信創業の地」。電信っぽい模様(?)の石碑が立っています。

後ろの建物は横浜法務合同庁舎。

電信創業の地

明治2年(1869)12月25日。この場所にあった横浜電信局と東京電信局の間にわが国ではじめて電報の取扱が行われました。

昭和38年12月25日

日本電信電話公社

調べたところ、東京側にも石碑があるそうです。

No.11 横浜商工会議所発祥の地

横浜商工会議所発祥の地

横浜商工会議所は明治13年4月13日横浜商法会議所としてこの地本町1丁目5番地横浜町会所内に設立された。
創立100周年を迎えるに当り先人の偉業をしのびここに記念碑を建立する。

昭和55年4月12日

横浜商工会議所会頭上野豊

横浜市開港記念会館にあるのが横浜商工会議所発祥の地。

正直、今回巡ったものの中ではあまり興味を引かない・・・ですが、綺麗な建物の前にこの石碑があります。

No.12 横浜郵便発祥の地

横浜郵便発祥の地

 日本近代郵便制度は明治4年(1971年)に制定された。
 明治政府は同年5月、ここ関内・弁天通3丁目41番地(当時)に設置した仮役所を、7月15日正式に横浜郵便役所とし、横浜に於ける初の郵便業務を開始した。
 この地では、横浜開港安政6年(1859年)6月に旅館「鹿島屋」が創業、明治4年には鹿島屋(山宝)亀吉が主人として営業していた。山宝亀吉は横浜・六角橋出身で、慶応3年(1867年)には横浜―江戸・永代橋間に初の蒸気船旅客航路を開き、江戸の廻漕問屋と共に「稲川丸」を就航させ定期運行した。その所有家作を政府が借り上げ郵便役所としたものである。
 横浜開港150周年に当たりここに記念碑を刻む。

 平成21年(2009年)

 郵便局株式会社

これまで見てきた記念碑を見ていても思いますが、当時の番地から日付までわかっているのが凄いと思います。

No.13 近代街路樹発祥之地

関内駅北側、馬車道にあるのがこの記念碑。

当時、松と柳を植えたのが始まりだそうです。当時の街路樹は関東大震災で焼失してしまったそうで、現在はアキニレの木が植わっています。

No.14 ハマの街灯点火の地

とんかつ店の前にあるのがこの記念碑です。

調べたところ、1890(明治23)年10月1日に横浜市内の約700の電灯と街灯が一斉に点灯されたことを記念して建立されたのがこの石碑だそうです。

No.15 日本で最初のガス灯

日本で最初のガス灯

 安政6年(1859年)に開港場となって以来、横浜は西洋文化の玄関口となりました。馬車道を起点にして全国に拡がったものも数多くあります。
 ガス灯は、明治5年(1872年)に、高島嘉右衛門の「日本ガス社中」により、馬車道・本町通り等に設置、転倒され、これが日本における最初のガス灯となりました。柱部は英国グラスゴー市から輸入し、灯具は日本人職人により製造されたと言われます。
 このたび、横浜市市民文化会館〔関内ホール〕新築完成を祝って、当時の型をモデルとしたガス灯を復元設置しました。
 壁面レリーフは横浜開港資料館所蔵の絵葉書を転写したもので、明治末期の馬車道です。

 昭和61年9月27日

 馬車道商店街協同組合

現在設置されている復元されたガス灯は決して明るくはないものの、揺らぎがあって温かみを感じます。

No.16 我国西洋歯科医学発祥の地

No.17 鉄道創業の地

最後はここ、言わずと知れた鉄道創業の地です。

鉄道創業の地 記念碑

 日本で初の鉄道を作るために 明治3年(1870年)に鉄道資材を英国から購入し 横浜港で陸揚げされ建設が始まった。
 その2年後の明治5年(1872年)5月78日、この地に初代横浜駅が建設され、横浜、品川間に最初の鉄道が開業した。
 この鉄道創業の地を象徴して昭和42年(1967年)10月13日に記念碑が竣工した。
 その後、昭和63年(1988年)12月に現在の位置に移設され、当初記念碑のあった位置に原標を置いた。

平成26年7月

公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー

この案内板にある5月7日(旧暦)横浜、品川間というのは仮開業のことだそうで、よく言う「新橋、横浜間」が開業したのは9月(旧暦)のことです。

あと、この記念碑があるのは現在の桜木町駅付近です。横浜駅は移設され現在の位置に落ち着いているのは有名な話かもしれません。

横浜にある「発祥地」全部を巡ることはできませんでしたが、以上で「横浜発祥の地巡り」は終わりです。

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