立川基地跡地昭島地区の道路開通

昭和記念公園の西側で行われている立川基地跡地昭島地区土地区画整理事内の道路が4月10日に開通したということで見てきました。

ここはその名の通り立川基地の跡地で米軍から返還された後も、東側の地区とは違って長らく放置されていた区域です。URによって区画整理事業が進められています。

区域内の南北道路(昭島3・2・11)の様子

区画整理地内にはいくつかの道路がつくられましたが、この写真はそのうち区域中央を南北に走るメインの通りです。(昭島3・2・11号国営公園西線

この道路は中央分離帯ありの4車線で、両脇には双方向通行式の自転車専用道路と、歩行者用通路が整備されました。

区域中央付近の昭島3・2・3号国営公園南線との十字路では信号機が設置されました。区域内の信号機は黒色のものが使用されていて、景観に配慮したものとなっています。

区域内は現在は空き地が目立ちます。また東側(写真右側)には雑木林がありますが、これらは一部保存される計画のようです。

中央の道路は南北へまっすぐ伸びていきます。途中、道路の西側には法務省の「国際法務総合センター」がほぼ完成していました。このほかは、東京都が残堀川の調整池を造成しているだけで、まだまだ土地利用ははかられていません、今後どうなるのか楽しみですね。

道路は区域北側の、残堀川付近に突き当たって終端。これから先は区画整理とは別に東京都が道路事業として事業を進めています。(昭島3・2・8号国営公園西線及び立川3・2・38号国営公園西線、2015年(平成27年)12月27日認可、計画幅員30m、延長約395m。)

区域内の東西道路(昭島3・2・3)の様子

立川駅北口から青梅線沿いに伸びてくる昭島3・2・3号国営公園南線は、以前まで東中神駅の東側で直角に曲がっていたものが延伸されて、緩やかにカーブする形で西向きに整備されました。

この道路の東側の区間は2017年春現在、雑木林を抜ける形で緑に囲まれていました。

こちらの道路も4車線で建設されましたが、計画幅員がやや狭いためか自転車通行帯は路側帯にカラーで示されています。こちらは車道なので、当たり前ですが車の向きに沿った走行が必要です。

区域から西側は東京都が道路事業を進めています。(昭島3・2・3号国営公園南線、2013年(平成25年)12月5日認可、計画幅員30m、延長430m)

東中神駅新設ロータリーの様子

区域南側の東中神駅付近でもロータリーの新設や、そのほか町の変化がありました。

駅の東側には駅前広場と、それに繋がる道路が整備されました。こちらは2車線で、両脇にカラー舗装の自転車通行帯がありました。

駅前広場にはバス停やタクシーの滞留スペースなどが整備されていました。現段階ではバス路線は開設されていないみたいです。ちなみに、自転車はロータリー内には入らず歩道に上がるよう促されます。

駅前広場の前は空き地が目立ち、何もない状況です。駅前であるという好立地など、将来が楽しみなエリアです。ただ、駅から若干離れてるんだよなぁ。

東中神駅付近の様子

東中神駅では駅舎の改築(橋上化)に合わせて南北時自由通路が完成していました。利用開始は今年の3月19日からで、以前あった木造駅舎は解体されるそうです。

新駅舎の西側では、これまで使っていた連絡階段が解体を待っている状況でした。駅舎の改築は社会資本整備総合交付金等の関係で、立川基地跡地の開発と少し関係があるみたいです。

この工事に関連してホーム上家も改築されるそうですが、特徴的だった低い屋根と長いベンチもなくなっちゃうのかな。

東中神駅東側の都道は、青梅線との立体交差に向けて用地を取得中でした。

事業認可は2015年(平成27年)8月28日、延長約385m、幅員30m(場所により異なる)です。

区画整理内のそのほかの様子

区域の北側には公園が整備されていました。公園の名前は「昭島市立むさしの公園」です。公園には数メートルほどの小高い丘が造成されていて、あたりを見晴らすことができました。

「むさしの(武蔵野)」は多摩地域を含めた周辺の大きな地域も指しますが、この地域の小字「武蔵野」から来ているのではないかと思います。住居表示としての「昭島市武蔵野」は若干離れています。

地名といえば、この区画整理地は2016年(平成28年)4月1日に住居表示が実施され「もくせいの杜」という変てこな地名が付けられました。かなり意味が分かりません・・・。

話は戻って、公園内には鉄道レールが一部分敷設されていました。太平洋戦争中に青梅線から分岐する形で敷設されたものが残っていたことからモニュメントとして一部を残したそうです。

参考

以下、参考したページ(ページ内付属ファイル等を含む)4月23~27日にかけて閲覧

撮影日:2017年4月23日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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