川崎市多摩区で事業が行われている登戸土地区画整理事業内の都市計画道路「川崎3・4・17号登戸2号線」で、2021年9月21日~26日にかけ「登戸2号線道路空間利活用体験会」が行われていたので、その様子を見てきました。
登戸2号線道路空間利活用体験会
川崎3・4・17号登戸2号線は、登戸駅~向ヶ丘遊園駅間を結ぶ幅員16mの都市計画道路で、現在は土地区画整理事業によって少しずつ道路の築造が進められています。
2020年9月からは、対象権利者によるまちづくり勉強会が開催され、通りの将来イメージについて検討を行い、『登戸2号線沿道まちづくりコンセプトブック』として取りまとめられました。
コンセプトブックでは、登戸2号線の将来像として、「多彩な人々を引き寄せ、人々が楽しみ、憩う通り~2つの駅をつなぎ人々が回遊する”通り”づくり~」が掲げられています。
今回の道路空間利活用体験会は、「様々な憩い空間を活用例として演出し、どのような道路構成・どのような使い方であれば魅力的なまちになるのか、地域の方やまちに訪れる方々にご意見を伺うため」(引用)実施されました。
体験会が実施されたのはオーケー登戸店がある北側の区域で、現在はまだ交通開放されていません。
舗装などは完了しています。
道路空間の例として、プランA、プランB、2通りの実演がされていました。
プランA
プランAは幅員16mのうち、幅4.5mの歩道を両側に設け、その歩道のうち1.0mを憩い空間として活用するプランです。両側に憩い空間が設けられるのが特徴です。
憩い空間の活用例として、ベンチの設置などが示されていました。
プランB
プランBは、車道を片側に寄せることによって、歩道を幅3.5m~5.5m設け、そのうち憩い空間を幅0~2.0m設けるプランです。
車道を蛇行させることにより、憩い空間を左右交互に、プランAより広く取ることができることが特徴です。
憩い空間の活用例として、テーブルのほか、ハンモックなどが示されていました。
また、荷捌きスペースを活用例として示し、キッチンカーが出店する例も出されておりました。
街渠など既に完成していますが、構造を変えることになるんですかね。
このような道路空間の活用は全国各地で社会実験が行われているところですが、このような道路空間になるのか注目していきたいです。
沿道地権者の協力はかなり重要に思えます。
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