稲城南山ヤオコー奥とよみうりランドを繋ぐ「稲城南多摩線」2月20日開通へ!

稲城駅の南側で事業が行われている多摩都市計画事業南山東部土地区画整理事業に伴い建設が進められている多摩3・4・16号稲城南多摩線のうち、ヤオコー稲城南山店~ジャイアンツタウン予定地角までの約270mの区間が、2月20日10時に開通する見通しです。

※市広報でも公表されました。

同区域では、約87.46haの土地で2006年から地権者らでつくる組合による土地区画整理事業を行っており、大規模な宅地造成工事が進められてきました。造成工事が完了した箇所から順次宅地使用を開始し、道路も順次供用開始されてきました。


多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業は稲城駅の南側で行われている土地区画整理事業です。

都市計画施設としては、多摩3・4・12号読売ランド線や、多摩4・4・3号奥畑谷戸公園などが整備されます。

この地域は高度成長期などに山砂の採取が行われ、崖地が存在し危険が生じていました。こうした有効利用が図れない土地の相続の問題や、スプロール化による無秩序な開発の懸念などから、地権者を主体とする土地区画整理事業が行われることになりました。

区画整理組合や宅地を販売する野村不動産などでは、この区域を「スカイテラス南山」として宣伝しています。

2025年1月26日追記
多摩3・4・16号稲城南多摩線は、2025年2月20日木曜日10時に交通開放される模様です。

 

事業名多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業
施行者南山東部土地区画整理組合
組合設立認可2006年4月12日
施行期間2006年4月12日~2029年3月31日
施行地区稲城市大字東長沼字九号並びに字七号、字八号及び字十号の各一部、同市大字百村字十四号及び字十五号の各一部並びに同市大字矢野口字上網、字大久保及び字谷戸の各一部
面積約87.46ha
合算減歩率68.62%
2024年3月21日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

今回開通するのは、多摩3・4・16号稲城南多摩線のうち、ヤオコー稲城南山店の東側約270mの区間です。

この道路は、向陽台地区から稲城駅前を抜け、ヤオコー前で行き止まりになっていた道路で、この区間が開通すると、3月1日に開業が予定されているTOKYO GIANTS TOWNの角まで通り抜けられるようになります。

ほとんど工事完了

ヤオコー側(1月26日)

1月26日時点では、区画線のほかに自転車レーンのカラー舗装、道路照明、植栽なども設置済みで、ほとんど完成形となっています。

現在は単管柵で囲っているだけの簡易的な封鎖に変わっています。

2015年4月6日当時のヤオコー当時未開業)前の交差点

土地区画整理事業による大規模な造成工事のため、2015年当時は山がそびえていました。

道路予定地は順に徐々に切土されていきました。

ヤオコー前丁字路

ヤオコー前の丁字路には信号機が設置される予定で、既に支柱が設置されています。

入札情報によると、信号機設置工事は「交通信号施設 新設・改良(ゆとりシグナル化)・更新(制御機・集中式制御機・車両感知器・施設更新) 工事」とみられ、信号メーカーのコイト電工株式会社が受注しています。

ジャイアンツタウン角

ジャイアンツタウン予定地角の丁字路予定地でも準備が進められています。既に開通済みのランド線でも切削オーバーレイによる舗装更新が行われたほか、こちらも信号機柱の設置が行われています。

こちらも同様に区画線等の準備がされていますが、交差点付近は未了です。

他の事例を見ると、供用道路接続部分は開通当日に施工することもあるため、直前まで待っているのかもしれません。

バス路線開設されるのか?

今回の道路開通と合わせ、バス路線の開設となるでしょうか。

TOKYO GIANTS TOWN東側に増設されたバスベイ(2024年12月撮影)

10年ほど前に開通したセイムス稲城南山店前TOKYO GIANTS TOWN東側今回開通道路上3箇所にバスベイの設置が行われています。

特にTOKYO GIANTS TOWN東側は12月に増設されたもので、現時点では使われていません。

また、稲城駅前広場では、バス路線開設などを見込んだレイアウト変更を行う改修工事を実施中です。

稲城駅南口駅前広場改良工事
稲城市

稲城市議会答弁では、「京王相模原線以南の稲城駅から京王よみうりランド駅間の地域の路線バスの運行につきましては、路線バス事業者が稲城市地域公共交通会議などにおける要請に基づき、「TOKYO GIANTS TOWN」構想の新球場の開業や都市計画道路等の完成に併せ、既存路線の延伸や付け替えの検討を行っていると伺っております。」とし、明確な路線開設は明言はされていないものの、含みを持たせたものとなっています。

また、稲城市のコミュニティバス「iバス」についても現在、路線見直しの検討が進められています。

現時点で、バス会社などからも正式発表はないと見られます。ただ、4月1日からは、近隣の「若01系統若葉台循環」を京王バスから小田急バスに会社ごと移管する謎の動きもあり、路線開設を見込んだものなのでしょうか。

ただ、昨今は人員不足を起因としたバスの大幅減便が相次いでおり、使いやすいと言えるほどの本数を確保できるかは疑問です。

何か動きがありましたら順次追記いたします。

1月29日追記
3月1日から稲城iバスDコース・Eコースに「東京ジャイアンツタウン」バス停が追加される予定です。また、「よみうりランド丘の湯」バス停は「よみうりランド天安」に改称される予定です。(2月1日付市広報による)

TOKYO GIANTS TOWN開業へ

TOKYO GIANTS TOWN

TOKYO GIANTS TOWNのGIANTS TOWN STADIUMは、3月1日に開業予定です。2027年には水族館や飲食施設を含めた施設となる予定です。

撮影日:2025年1月26日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. Shinichi Tsutsumi より:

    待ってました!これでサイクリングルートの幅が広がります。

  2. 調布市民 より:

    おーいよいよここ開通するんだ
    ここ出来るとサンワ側の渋滞をスルーして読売ランド線に乗ることが出来るし
    稲城駅側からも抜けられるから早く出来て欲しいとは思ってた
    …けど丘の湯閉店しちゃったしなぁ

  3. 環状6.5号線 より:

    此処は調布~新島の飛行機からよく見えますね~。
    毎年上空から見ていますが、飛行経路でも特に稲城市付近は上空から眺める毎に景色が変わって面白いです。

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