南山東部土地区画整理事業 進捗状況2018.2

稲城市で行われている南山東部土地区画整理事業の進捗を見てきました。

といっても最近は毎週のようにここに行っているのですが。

事業概要


多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業は稲城駅の南側で行われている土地区画整理事業です。

都市計画施設としては、多摩3・4・12号読売ランド線や、多摩4・4・3号奥畑谷戸公園などが整備されます。

この地域は高度成長期などに山砂の採取が行われ、崖地が存在し危険が生じていました。こうした有効利用が図れない土地の相続の問題や、スプロール化による無秩序な開発の懸念などから、地権者を主体とする土地区画整理事業が行われることになりました。

区画整理組合や宅地を販売する野村不動産では、この区域を「スカイテラス南山」として宣伝しています。

事業名多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業
施行者南山東部土地区画整理組合
組合設立認可2006年4月12日
施行期間2006年4月12日~2029年3月31日
施行地区稲城市大字東長沼字九号並びに字七号、字八号及び字十号の各一部、同市大字百村字十四号及び字十五号の各一部並びに同市大字矢野口字上網、字大久保及び字谷戸の各一部
面積約87.46ha
合算減歩率68.62%
2024年3月21日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

始めに「根方谷戸」の進捗を見によみうりランドのゴンドラに乗車。いつ以来でしょうか?

このゴンドラは遊園地の入口付近と京王よみうりランド駅を結んでいて、遊園地に入らずに乗ることができます。運賃は高いのですが。

こちらがゴンドラから見た稲城南山地区

写真中央部の谷筋から向こう側が事業地になります。中央左側で造成工事をしているのが「根方谷戸」で、谷を埋める高盛土工事が行われています。根方谷戸は「根方谷戸公園」として整備される計画ですが、まだどのようになるのか見当もつきません。

右側の造成地区は多摩7・4・5号東長沼矢野口線などの建設予定地です。

中央のこんもりした山は「ありがた山」。

根方谷戸を見るとこんな感じ。水道管のようなものが敷設されています。

この谷戸の上部には、読売ジャイアンツの3軍練習場として使用される予定のグラウンドなどを含めた「TOKYO GIANTS TOWN(仮称)」を建設する計画です。着工2021年3月末、完成2023年3月末を見込んでることなので、それまでに谷戸の盛土も完成しているのでしょう。

写真の上の方に見える建物は市立南山小学校です。このあたりは以前の記事でも取り上げました。その向かい側には稲城市の学校給食第一調理場が移転建て替えされる計画です。2018年度に建替工事費が計上され、2021年9月に稼働されるとの報道もなされています。

こちらは多摩7・4・5号東長沼矢野口線の建設予定地。道路の形状はまだ出来上がっていませんね。

この道路は稲城大橋通りまで繋がる予定で、区画整理域外は稲城市が施行中です。そこは電線共同溝など道路構造物の建設が数年がかりで少しずつ進められています。

今度は下に降りて根方谷戸を観察。

ランド坂から見ても大きな工事が行われていることがわかります。この手前の都道稲城読売ランド前停車場線124も拡幅等の事業が進められています。

ありがた山のうち下部の墓地については隣接の代替地や上部への移転が進んでいました。

その上部の無縁仏については手が加えられていないように見えました。

ありがた山から西側を見るとこんな感じ。造成が進んだ印象があります。都市計画道路の建設も今後進んでいくものと思われます。

こちらはヤオコー稲城南山店前の道路、多摩3・4・16号稲城南多摩線

いままで直角カーブになっていた場所ですが、丁字路化する工事が進んでいました。この道路はよみうりランド方面に繋がる予定です。

道路の延伸は数十メートルほどのようで、隣接して建設が進む野村不動産による分譲地「プラウドシーズン稲城南山」の進捗に合わせたもののようです。

プラウドシーズン稲城南山は4月の分譲開始に向けて住宅の建設が進んでいます。場所はヤオコーの目の前。

野村不動産は稲城南山地区で既に大型マンション「プラウドシティ南山」を販売したほか、稲城市内では稲城上平尾土地区画整理地内で大型分譲地「プラウドシーズン栗平」を分譲中です。

撮影日:2018年2月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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