10月の台風19号で橋脚1基が沈下した多摩川の日野橋ですが、応急復旧工事が始まりました。
2019年11月下旬より工事に着手し、2020年梅雨前までの応急復旧を目指すとのこと。
日野橋は立川市と日野市を結ぶ都道256号線256の橋です。
台風19号の影響で、P5橋脚(立川側から5番目の橋脚)が約70cm沈下し、橋梁に段差が生じた影響で、10月13日4時50分から通行止めが続いています。
※工事が始まったため、既に周辺河川敷へは立ち入りできなくなっています
計画では、現在の河道を移動させ(瀬替え)、沈下したP5橋脚柱部を撤去、P4~P6橋脚間に長い橋桁を架ける予定のようです。
これまで台風後1ヶ月以上方針が示されてきませんでした。
周辺では立日橋などへ迂回する車で近隣道路が渋滞していると、SNSなどでの報告が目立ちます。
橋の上では既に工事業者が入り準備作業を行っていました。
右岸側(日野市側)の日野橋下流部堤防上は既に工事が始まり、通行止めになっていました。
また、右岸側(日野市側)の日野橋上流部でもネットを張る作業が進められており、現在は河川敷への立ち入りができなくなっています。
台風以前にも日野橋の架替えについて検討がされていたことは、以前ブログに書いた通りです。少し気になり、公文書情報の提供を依頼したところ、架替え後(応急復旧ではなく)の橋梁形式は「3径間連続合成斜張橋」とのことでした。府中四谷橋や是政橋のような形式の橋ということですが、そんな立派な橋ができるのはいつになるでしょうかね。
入札情報サービスによると、橋梁予備設計の業務も行われるようで、風洞模型実験なんかも行われるようです。
撮影日:2019年11月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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