立川東大和線・中新田立川線 着手前現況2018.9 その2

立川3・3・30号立川東大和線国立3・3・15号中新田立川線の着手前の状況をレポートしています。

その1」の続きです。道路概要なども「その1」に書いているので参照してください。

写真等 立川通り~JR中央線付近

前回記事の続きで立川通りJR中央線付近です。

撮影位置は上記の通りです。

①立川通り南側

立川通りの南側、ワークマン裏です。

このあたりは畑が広がっていました。都市計画図によると生産緑地も含まれているようです。

②東立川駐屯地北側より北向きに撮影

この正面をやや左にカーブしながら泉体育館駅方向に計画されています。

ちなみにこの辺りで、立川3・4・25号立川小川橋線の未成区間と交わる計画です。たぶん実現しないでしょう。

③東立川駐屯地北側より南向きに撮影

ここから東立川駐屯地の西側に沿って道路が計画されています。

駐屯地沿いには都道43号43の現道が通っています。道は狭いですが、これでも主要地方道で交通量はそれなりにある道路です。

道路は駐屯地側に拡幅するようです。幅員28mで都市計画決定されています。

④立川二中の西側

駐屯地沿いに進み、さらに立川二中沿いにまっすぐと計画されています。

⑤立川二中前交差点を南向きに撮影

都道43号43現道は東(左)へ直角に曲がって行きますが、計画道路はこのまままっすぐ狭い道方面に計画されています。

狭い道ですが抜け道として利用されているようです。それだけまともな道がないということなんでしょうかね。

⑥立川二中前交差点を北向きに撮影

この交差点の角には曙町駐在所があります。そちら側に拡幅となるようです。

⑦の位置の住宅地

この辺りは幅員28.7mで計画されていますが、JR中央線付近の立体交差方法を変更するため、幅員28mに都市計画変更される予定です。

都市計画変更については前回記事を参照。

中央線付近の拡大図
⑧(東向き)この辺りで交わる

この辺りは完全な住宅街です。

道が狭い場所もありますが、意図的に一方通行にしているような場所も近くにありますね。

⑧(西向き)現在「支線1」として決定されている部分

現在は立川3・2・10号緑川通り線支線1が決定されている区域です。

支線1は計画廃止される予定です。

都市計画変更については前回記事を参照。

この辺りには住宅が建っていない場所もありました。

生産緑地のようで、航空写真を見ても畑がありましたが、このときは草が茂っていました。

⑩JR中央線北側側道

左の高架がJR中央線です。このあたりで計画道路が横切る予定です。

ちなみに、この側道自体も西側へ伸ばす計画があります。

⑩の位置から撮影したJR中央線の高架

JR中央線高架橋は道路計画を見越して造られているようで、スパンの長い橋が架かっていました。

おまけ:立川3・2・10号緑川通り線

ついでなので、付近で交わる計画道路を少しだけ掲載しておきます。

A 現在の緑川通り

現在、JR中央線の北側~東橋交差点まで、片側1車線の道路が続いています。

道路の中央部には幅の広い中央分離帯のようなものがあり、駐車場として利用されていたりします。

この道路、緑川通りといいますが、「緑川」はここを流れている人工の河川のことで、現在は暗渠化され道路の下を流れています(現在は下水道化)。

いまでも当時の橋の名残として高欄(欄干)が残っていたり、曙橋、東橋という名前の交差点があるのはその名残です。

緑川JR中央線をくぐって南へ流れ、いちょう通り→みのわ通りの下を通って、多摩川に注いでいます。

立川3・2・10号緑川通り線東橋立川3・3・30号線までの間で第四次事業化計画優先整備路線に選定されています。

緑川幹線改築(下水道)事業の説明会資料より抜粋

なお、この道路の建設には前述の緑川(公共下水道緑川幹線)の改築が必要となります。この管路は立川市で最も古いらしく、道路を通すためには大型車両への対応も必要なため、今年度(2018年度・平成30年度)から改築に着手しています。

管路の改修は平成40年度(2028年度)までの予定で、それから道路部分の築造に着手する模様で、市議会録などによると、「立川3・3・30号立川東大和線の事業進捗にあわせて供用開始できるよう進める」とのことです。

「立川東大和線にあわせて」というあたり、抜け道利用や他の道路への流入を恐れているのかなぁ?

B 現在の緑川通りの端

ここか国立3・4・8号日野駅国立線方向に伸びる計画です。

ここの広い土地は何用地なんですかね。前から気になってるんですが。

多摩青果市場立川支所跡だそうです。(2018年10月7日追記)

おまけ:立鉄中付1・立鉄中付2

立鉄中付1は「川都市高速道東日本旅客鉄道央線属街路第1号線(2号線)」のことで、JR中央線が連続立体交差する際に、線路北側に計画された側道のことです。

あ 立鉄中付2

この位置(旧野沢踏切)から立川駅方面が立鉄中付2です。

この先、立川通り付近が完成しておらず、2019年度(平成31年度)には立川通りに橋梁架設及び道路築造を行う予定で、市議会録によると、2019年度(平成31年度)の開放を目指しているそうです。

なお、開通後も、立川東大和線などが整備されるまでは、「駅前に交通が集中しないように、立川駅から国立方面への一方通行規制を行う方向で交通管理者と協議(市議会録より)」しているとのこと。

抜け道利用や住宅街への流入を相当警戒している感じですね。

い 立鉄中付1

この位置(旧野沢踏切)から立川東大和線までが立鉄中付1です。

JR中央線高架化に伴う仮線などがあった場所で、用地はおおむね確保できているものと思われますが、事業着手は立川東大和線に合わせて行う計画のようです(市議会録より)。

このように周辺道路の整備も立川東大和線の整備が行われないとできない状況でもあるようで、立川東大和線の重要性が感じられます。

撮影日:2018年9月19日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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