立川東大和線・中新田立川線 概要と着手前現況2018.9 その1

立川市国立市立川3・3・30号立川東大和線国立3・3・15号中新田立川線のうち、事業化が計画されている矢川三丁目交差点泉体育館駅付近間の現在のようすを見てきました。

道路概要(全体)

立川3・3・30号立川東大和線立川市羽衣町二丁目東大和市多摩湖六丁目に至る全長8,060mの都市計画道路です。都市計画決定は1961年(昭和36年)10月1日です。

国立3・3・15号中新田立川線国立市大字谷保字中新田国立市大字石田字田村道に至る全長約2,300mの都市計画道路です。都市計画決定は1967年(昭和42年)5月23日です。

この道路は「調布保谷線(武蔵境通りなど)」、「府中清瀬線(新小金井街道)」、「府中所沢線・鎌倉街道線(新府中街道・鎌倉街道など)」、「八王子村山線(多摩大橋通り)」と並んで、「多摩南北主要5路線」のうちの1つに数えられています。

矢川三丁目交差点から泉体育館駅付近に至る区間では一部を除き道路が完成していません。この区間において道路を新設する計画です。

東京都や26市などが2016年(平成28年)3月に策定した『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』では、「今後10年間(平成28年度から平成37年度まで)で優先的に整備すべき路線(=優先整備路線)」に選定されました。(都-84、市-51、都-126に該当)

このうち、都道145号以北については、2022年3月18日に事業認可を受け、事業に着手しました。
また、さくら通り以南については、事業着手に向けた都市計画変更等の準備が行われています。


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2018年9月現在の状況

東京都では、北側の都道145号線145泉体育館駅付近間の約2.5kmの事業着手に向けた準備を行っています。

このうち、事業着手の前に、JR中央線付近で都市計画変更を行うため、2016年(平成28年)12月に周辺住民向けに都市計画変更素案説明会が開かれた模様です。また、これと並行して2016年(平成28年)12月21日には、環境影響評価の対象となる立川市羽衣町二丁目栄町四丁目環境影響評価調査計画書を提出しています。

都市計画変更は、現在の都市計画ではJR中央線をアンダーパスで交差し、立川3・2・10号線と国立3・4・8号線とも立体交差、立川3・2・10号線と支線で結ぶこととなっています。

JR中央線は連続立体交差事業により高架化されアンダーパスで交差する必要はないことから、道路を地表式に直し、支線を廃止、立川3・2・10号線と国立3・4・8号線とは平面交差とし、付近の幅員を28mにするものです。
(図を見た方が早い)

※JR中央線の連続立体化は1994年(平成6年)5月11日に決定済み。既に完成。

今後、何らかの動きがあるものと思われます。

写真等(泉体育館駅付近→立川通り)

※まだ着手していません。事業範囲等は今後確定することになるため、地図と異なる場合があります。

今回は北→南向きに撮影したので、その順番で掲載します。

撮影位置は上記地図の通り。

①完成済みの立川東大和線と泉体育館駅

私はよくわかりませんが、この付近は多摩モノレールの事業に合わせて拡幅された模様です。

道路は青梅街道まで繋がり、途中玉川上水駅付近まで4車線(片側2車線)となっています。

②事業予定区間北端

ここから先、芋窪街道に沿ってしばらく事業予定区間となります。

多摩モノレールはここで西(右)へそれ、立川駅方面へと向かいます。モノレールに沿って大通りが整備されています。

ちなみに、この先のJR中央線などを越える数少ない立体交差の幹線道路である立川通り立川立体に交通が集中し、慢性的な交通渋滞が発生しています。全然動かないこともしばしば。
この道路ができることで、立川駅付近を回避して南北の交通ができることに期待しています。20年……30年先かなぁ……?

③さっきの交差点のすぐ南側「江ノ島住宅バス停」

この先の芋窪街道は現況2車線の道路となります。交通量もそれなりにある道路です。

この付近は道路東側数十メートルだけバスベイ用地や歩道用地として、既に拡幅部分が確保されている状態でした。

道路は現道を拡幅し、幅員28m4車線にする予定のようです。近隣では日野市万願寺付近の日野バイパスなんかが似たような幅員です(わかりませんが構成は違うと思います)。

④やや緩やかな右カーブ

直線部分では現道両側に拡幅するようですが、ここのカーブ付近はインコース側に拡幅するようです。

この辺りの道路は車道が若干広いような気がしますね。歩道が狭いです。

⑤この付近で現道と分かれる

栄町4付近です。この付近で芋窪街道と分かれ、左斜め方向へと進む計画です。

⑥分岐する箇所

このあたりは道路の西側歩道部分になっているでしょうか。道なき場所なので、都市計画図とにらめっこしながら探索しました。

⑦いなげや立川栄町店北側の道

この付近でこの細い道路をほぼ直角に横切るようです。

このあたりは倉庫や駐車場、住宅などが点在している場所でした。右の垣根の奥は庭なのか広い土地が広がっていました。

⑧いなげや南側から いなげや駐車場

この駐車場の柵の向こう側あたりが道路計画地のようです。

このいなげや、道路計画を意識したような店舗配置に見えました。実際どうなのか知りませんけど。

⑧いなげや南側「立川通り」

この付近で立川通りをほぼ直角に交わるようです。

都市計画図を見た感じでは、ワークマンは道路計画地と被っているようでした。

撮影日:2018年9月19日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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