群馬県長野原町で建設が進む吾妻川の八ッ場ダムを見に行きました。長いので複数回に分けて投稿します。
2月某日。上野駅から特急草津に乗って長野原草津口駅を目指します。
上野駅を出ると指定席は満席とのアナウンス。意外と乗ってるんだなと思いながらいたものの、2人掛けの私の隣に終点の長野原草津口駅まで誰も座りませんでした。
そうこうするうちにあっという間に12:18頃、長野原草津口駅に到着。この駅はダムによって水没はしないものの、駅舎が建て替えられて綺麗になっています。特急列車の到着に合わせて草津方面行きのバスが待機しており、客が大勢乗り込んでいましたが、私はここから周辺を散策します。
この日は国土交通省が行うダムの現場見学会「やんばツアーズ」に応募。13:20分までに駅横の「長野原・草津・六合ステーション」という建物に集合ということなので、この間の1時間ほど周辺を散策することにしました。
この「やんばツアーズ」は2018年4月から内容が変更されるようなので、それ以降に行くつもりの人はこのブログはあまり参考にしない方がいいかもです。
考えたルートはこんな感じ。旧国道を東へ進み、途中で新国道に入り西に戻る感じです。時間内に戻ってこられるか不安だったものの、Google先生が「45分で行ける」と言うので実行。
駅前の道路を東へ進みます。2枚目の画像のような景色の道を進んでいきます。この道路は既に旧道となっているので交通量はほぼゼロでした。
長野原草津口駅の東側にはこのような広い土地が広がっていました。この辺りはダムで沈まない予定です。JR吾妻線は線路が付け替えられ、高架橋が続いていました。
ちょっと進むとこんな看板が。通行止め前に来られました。この件に関して何も調べてなかったので危なかった。どちちらかというとラッキーかな?
ちなみに旧道のこの数キロ先は既に通行止めになっています。それは調べてた。
ここからさらに旧道らしい道路になっていきます。歩道は無くなりますが交通量はほぼないので危なくはなかったです。旧道は徐々に標高を下げていきます。
八ッ場ダムの堤高は標高586m、常時満水位は583mということで、標高583m以下の場所が沈むことになります。
この写真の位置は標高約590m。まだ沈む場所ではないようです。
途中見えた景色です。代替地の造成もすすみ、吾妻川沿いもダム関連で工事されたりして景色が変わっています。
地形図で標高を簡易的に確認した感じだと、この崖の上あたりまで水が溜まるようです。
にしてもこの橋の橋脚すごくない?
あとで渡ります。
旧道に並行して通っていたJR吾妻線。JR吾妻線もダムによって沈む場所があるため新線に切り替えられました。
この付近の線路は既に撤去され、架線などもなくなっていました。線路跡には砂利が残っていましたが、現役当時のバラストも含まれているのでしょうか。
そうこうしているうちに旧道は順調に下っていきます。この辺りが常時満水位である標高583mと思われます。この先はダム湖に沈むことになりそうです。
左の石垣の上には旧JR吾妻線の線路があります。昨年も神奈川県の宮ヶ瀬湖に行ったりしましたが、沈む前のダムに行くのはこれが初めて。というかこれからこれほど大きなダム工事が日本であるかわかりませんね。いろいろと複雑な感じです。
旧道から上に行く脇道。この脇道の坂道の途中に標高583m地点があるようです。
本当はこの脇道からも写真を撮りたかったのですが立入禁止になっていました。
ここから弁天橋を渡って吾妻川の右岸へ。そして新国道を通って長野原草津口駅に戻ります。
この弁天橋もダムに沈むかな…といった標高の場所。おそらくいずれ廃道になるのかと思いますが、橋は残したままにするのでしょうか?
ちなみにこの道幅でも国道。「酷道」って程ではないものの狭いですね。
弁天橋の上から下流側を見た景色。
この景色も沈んでしまうんですね。奥の方に丸岩大橋が見えます。
今回の記事はここまで。続きはこちら。
撮影日:2018年2月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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