小平市で事業が行われている小平3・2・8号府中所沢線の進捗状況を見てきました。
事業開始から10年が経過していますが、依然として工事は始まっていません。
事業概要
小平3・2・8号府中所沢線は小平市で事業中の都市計画道路です。
2013年に事業認可を得て東京都が事業を行っています。
現在の府中街道のバイパスのような役割となる計画で、新府中街道の延伸部にあたります。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1,445m |
幅員 | 32~36m |
施行期間 | 2013年7月30日~2027年3月31日 |
2020年4月15日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
五日市街道から北側が事業区間です。
東京都のサイト掲載の用地取得率及び私がそれを記録していたものによると、2020年以降の用地取得率はは1年ごとに57%→63%→70%→75%と推移しています。
連続で用地取得された箇所も増えてきていて、遠くが見通せるようになってきました。まとまって取得されたところから工事に着手できそうなところもありますが、いまのところ工事は始まっていません。
この先の曲がり角付近にある「たかのだい幼稚園」は一部が道路用地にかかっており、そのせいなのか園舎の建て替えをしたようでした。(開発事業計画看板には増築と記載)
この先で玉川上水と雑木林を通る計画ですが、こちらも特に変わりなしです。
この先の住宅地も依然と比べたらずいぶんと用地取得が進んだ印象を受けます。
かつては反対ビラを貼った家をよく見ましたが、その数もだいぶ減ったような気がします。
住宅地北側は用地取得かなり進んできました。
事業開始から10年以上が経過しましたが、いまだ工事は始まっておらず、年間発注予定を見る限り今年度もなさそうです。
撮影日:2024年6月9日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
いつも楽しく拝見しております。
小平3·2·8号府中所沢線(新府中街道)、記事の当該区間ですが、確かになかなか工事に入りませんね。
今年度の年間発注予定にも無さそうとのことですが、年を追うごとに取得用地も確実に増えて来ているようですし、未収得用地も目視にて数えられるようになって来ています。
この区間には過去様々な経緯があることは承知しておりますが、多摩地区の南北交通の要としての新府中街道には期待するところ大です。
東京都建設局のHPの事業用地取得の最新情報は毎年8月頃更新されるみたいです。
令和6年4月1日現在の取得率がどの程度なのか気になるところです。
仮に直近数年の増加率と同程度取得用地が増えたとすると、来年(令和7年)年度初には80パーセント半ばが取得済みになる計算(楽観的予測ではありますが)になります。
来年度あたりから本工事に向け、何かしらの動きがあるのでは期待しています。
末筆となりましたか、暑い日が続きます。
ご自愛くださいますように。
令和5年度の北多摩北部建設事務所の事業概要に「今年度は、今後の本格的な工事着手に向けて、関係機関との協議等を進めるとともに、道路設計を進めていく。」(今年度とは令和5年度のこと)とあるほか、すでに環境アセスメントの着工届出もされていることから、工事着手は遠くないとは思います。
ちょくちょく地質調査や修正設計は発注かかっているようですが、本当に本体工事より前の前段階みたいな感じですね。
小川町西交差点南側の事業地内はここ数日でコーンが置かれていましたが、何かやるんでしょうかね。
国分寺が一通り終わったら、例の雑木林部分などで自歩道の暫定開放ぐらいは着手してほしいものです。(自転車で中央公園を通り抜けるのは禁止されていて、かと言って府中街道は狭すぎるんですよね)
暑い中調査ありがとうございます。
修正設計が出ているので、工事発注はそう遠くないと思います。
例の雑木林ですが、これを盾に反対運動を展開していたこともあり、どのタイミングで伐採に入るかと気になるところですね。最近だと外苑のもありますが、木を伐採することに抵抗を示す人もいますから、政治的に差し支えあるタイミングは避けそうな気もします。
先日の選挙では争点に挙げられていませんでしたが、やはりその辺も気にしながら進めているのでしょうかねぇ。
乗り越えた今では推進への力学が大きく働くような気はしますね。気長に待ってみます。
更新いつも楽しみにしています.
5月に見たときには,雑木林の用地内の(見渡したところすべての)樹木にテープが巻かれていました.色分けされており,作業に向けたなにがしかの調査がなされたと想像しております.
私が見た時にも巻いてあった気がします。
伐採のための数量を拾うために巻いたのかなと思いました。
最新の東京都建設局のHPの情報によると2024年(令和6年)4月1日現在、当該区間の用地取得率は対前年比3%増の78%のようですね。