川崎市多摩区にあるJR南武線の稲田堤駅では、橋上駅舎化工事が行われています。
このたび橋上駅舎・自由通路と南口が完成し、8月6日初電から供用開始されました。北口については工事が続行され、供用はしばらく先になります。
工事開始前の稲田堤駅の駅舎は、線路の北側(川崎方面ホーム側)に駅舎があり、立川方面ホームとは構内で跨線橋で結ばれていました。ラッシュ時間帯を中心に非常に混雑し、駅前の踏切(観光道踏切)は直前横断が頻発する状況でした。
2021年6月6日から従来の駅舎を閉鎖し、線路南側に開設した仮駅舎に移転しました。その後、従来の駅舎を解体し、その跡地を含めた部分に新駅舎の建設が続けられてきました。
今回供用開始されたのは、自由通路と南口、橋上駅舎で、設置が予定されている北口は工事が続けられています。
仮駅舎とその連絡通路は閉鎖されています。
南口には階段のほか、上下エスカレータ、エレベータが設置されています。見に行った6日4時50分ごろ時点ではエスカレータは稼働していませんでしたが、7時前には稼働していました。
自由通路と駅舎部分は一体的な構造です。全体的に安っぽさを感じました。
通路は乗換駅しては狭く、ラッシュ時間帯はかなり混み合うのではないかと心配です。
券売機は、自動券売機1機と多機能券売機1機が設置されています。指定席券売機及びみどりの窓口は設置されていません。2015年にみどりの窓口が廃止されてから同様の構成です。
券売機及び自動改札機は仮駅舎のものをそのまま持ってきているように見えました。
早朝時間帯は無人となるため、乗車駅証明書発行機も設置されています。
自動改札機は以前と変わらず4機です。精算窓口は右側(南側)にあります。JRの駅では、原則駅舎側から1番線2番線と振ることになっていますが、ホームの番線は変更されていないため、逆転する状況となっています。
トイレは改札内北側にあります。
自動精算機は窓口側に設置されています。
駅舎とホームは階段、エレベータで結ばれています。階段は各ホームともにこれくらいの幅です。
こんな感じ。早速駅舎部分に鳩が止まっていましたが、この構造は鳩のたまり場になりそうだなという印象もあります。
ホームも改築が行われていて、ホームドア設置に向けた準備も並行して行われているようです。
このほか、発車メロディーが稲田堤にゆかりのある『丘を越えて』に変更されています。神奈川県立多摩高校ギターアンサンブル部の生徒による生演奏が音源とのことです。
メロディを録音する音鉄がうじゃうじゃいましたね。メロディについてはYouTubeにたくさん動画が上がっているので聞いてみてください。
従来駅舎があった北口は工事が続けられています。
撮影日:2023年8月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
道路と階段の間の空間がそれほど広くないので、ラッシュ時に道路の横断待ちしてる人の後ろにエスカレーターで人がどんどん下りてきたら危なそうですね。いままでは階段だったので前が詰まれば後ろも止まっていましたが、エスカレーターになったので、エスカレーターの速度次第では危ないこともありそうに思えます。北口側の階段が開通すれば分散するのでマシになるでしょうけど…。
ラッシュ時がどうなるかですかね。
旧駅舎時代に改札で詰まって道路まではみ出していたことがよくあったので、個人的にはエスカレータ上りで詰まることがあるのではないかと心配しています。
Twitter(X)を見る限り、特に駅舎に関しての苦情のようなツイート(ポスト)は多くなさそうでした。
稲田堤駅を含め、南武線の駅で計画されたリニューアルがついに現実のものとなりましたね!今後、隣の中野島駅も橋上駅舎化が検討されていますし、南武線の更なる進化に期待したいですね。
これまで当たり前だった光景が変わりつつあるので、工事中の写真やリニューアル前の写真はとても参考になります。貴重な写真をありがとうございます!
最後に一つ指摘があります。
「メロディを録音する音鉄がうじゃ
うじゃいました」
という文章は改めて欲しいと思います。
投稿主の貴方にとって鉄道好きは不快に感じるかもしれませんし、自分の価値観と反する人をけなす気持ちも理解できます。しかし、その感想を公のブログに記すのは、音鉄に直接悪口を突きつけることと同じです。
「音鉄への嫌悪感を持つな」というのは違います。しかし、嫌悪感を私たちにに強要してもいけません。多様な価値観を認めなければいけません。
自分で思っている分には良いですが、ブログのような公の場面で言葉に出すのは慎まれるべきだと思います。
厳しい指摘になってしまいましたが、今後「俺の居場所」ブログが、投稿主の貴方と我々が不快なく楽しめる魅力的なブログとなるために、私の指摘を反映していただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
「うじゃうじゃ」に否定的な意味はなく、1つのスピーカーに4,5人が群がって録音している状況を擬態語を用いて表現したものです。個人の趣味は尊重されるものであり、私個人が音鉄に対して否定的な価値観を有してはいません。
また、個人ブログであり、公共性を持ったものとして運営しているものでもありません。
以上より、指摘は当たらないと考えています。したがって修正は行いません。