[鉄道唱歌の旅] 27番浜松~30番豊橋

鉄道唱歌の旅、続きです。

27番 琴ひく風の浜松も・・・

琴ひく風の浜松も 菜種に蝶の舞坂も うしろに走る愉快さを うたふか磯の波のこゑ

浜松駅前

琴ひく風の浜松も」・・・ちょっとぱっとわからなかったのですが、

松の木に吹く風の音のことを『琴の音』ということがあり、琴-風-松-浜と縁語として繋がっているのか、それとも当時から浜松を地盤としているヤマハの「風琴=オルガン」のことなのか。どちらも掛けているのか・・・

色々考えても深い歌詞です。

舞阪駅

「菜種に蝶の舞坂も・・・」

舞に蝶と菜種を掛けているのか、菜の花が有名だったのか・・・

よくわかりませんが、順々に進んで行きます。

電車後方の窓より

太平洋と浜名湖の間を駆け抜けていきます。

28番 煙を水に横たへて・・・

煙を水に横たへて わたる浜名の橋の上 たもと涼しく吹く風に 夏ものこらずなりにけり

浜名湖

今走る列車は煙は吐く様子はありませんでした。

29番 右は入海しづかにて・・・

右は入海しづかにて 空には富士の雪しろし 左は遠州洋ちかく 山なす波ぞ砕けちる

右の浜名湖

東海道線の右側には静かな浜名湖が広がっています。相変わらず曇っていて富士山は見えそうにはありません。

左の遠州灘

東海道線の左側に見える浜名大橋の向こうは太平洋、遠州灘です。

30番 豊橋おりて乗る汽車は・・・

豊橋おりて乗る汽車は これぞ豊川稲荷道 東海道にてすぐれたる 海のながめは蒲郡

飯田線

豊橋駅からは飯田線が分岐。これに乗ると豊川稲荷に行けます。が、割愛。

蒲郡駅

豊橋駅からしばらく東海道線に揺られて蒲郡駅に到着。

駅から北へ歩くこと数分・・・

東海道にてすぐれたる 海のながめは蒲郡

三河湾に広がる蒲郡の港がありました。

明治時代の地図を見ると、当時の海はいまよりも駅に近く、駅から竹島や三河大島が浮かぶ三河の海が見えたのでしょうね。

撮影日:2021年10月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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