鉄道唱歌の旅、続きです。
前回
27番 琴ひく風の浜松も・・・
琴ひく風の浜松も 菜種に蝶の舞坂も うしろに走る愉快さを うたふか磯の波のこゑ
「琴ひく風の浜松も」・・・ちょっとぱっとわからなかったのですが、
松の木に吹く風の音のことを『琴の音』ということがあり、琴-風-松-浜と縁語として繋がっているのか、それとも当時から浜松を地盤としているヤマハの「風琴=オルガン」のことなのか。どちらも掛けているのか・・・
色々考えても深い歌詞です。
28番 煙を水に横たへて・・・
煙を水に横たへて わたる浜名の橋の上 たもと涼しく吹く風に 夏ものこらずなりにけり
今走る列車は煙は吐く様子はありませんでした。
29番 右は入海しづかにて・・・
右は入海しづかにて 空には富士の雪しろし 左は遠州洋ちかく 山なす波ぞ砕けちる
30番 豊橋おりて乗る汽車は・・・
豊橋おりて乗る汽車は これぞ豊川稲荷道 東海道にてすぐれたる 海のながめは蒲郡
三河湾に広がる蒲郡の港がありました。
明治時代の地図を見ると、当時の海はいまよりも駅に近く、駅から竹島や三河大島が浮かぶ三河の海が見えたのでしょうね。
撮影日:2021年10月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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