武蔵村山市で事業が行われている立川3・2・4号新青梅街道線(第4工区)の進捗状況を見て来ました。新青梅街道を拡幅する事業で、拡幅後の中央分離帯に多摩モノレールを整備する計画です。
2025年3月6日には、多摩都市モノレールの上北台駅~箱根ケ崎駅間の関連する都市計画決定がなされたほか、2025年5月9日には、軌道法に基づく多摩モノレール延伸(上北台駅~箱根ケ崎駅間)の運輸事業の経営に関する特許がなされています。現時点では都市計画法に基づく多摩モノレールの事業認可はされていません。

注:駅部拡幅部については2025年5月24日現在、都市計画法に基づく事業認可されていません。
注:モノレール延伸についても2025年5月24日現在、都市計画法に基づく事業認可はされていません。
事業概要
立川3・2・4号新青梅街道線は東大和市清水四丁目から西多摩郡瑞穂町大字殿ヶ谷に至る延長8,440mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間で第4工区として拡幅事業を行っています。
事業認可は2016年3月15日、施行者は東京都です。三ツ木交差点西側からグリーンタウン入口交差点東側までの約1,175mについて、現状18mの道路を30mに拡幅します。
分離帯は将来的に多摩モノレールの延伸導入空間として想定されています。
多摩モノレール(上北台~箱根ヶ崎間)延伸
モノレール延伸関連の他の工区はこちら
立川3・2・4号新青梅街道線(第1工区)
立川3・2・4号新青梅街道線(第2工区)
立川3・2・4号新青梅街道線(第3工区)
立川3・2・4号新青梅街道線(第4工区)
福生3・4・4号新青梅街道線
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1,175m |
幅員 | 30m |
事業施行期間 | 2016年3月15日~2029年3月31日 |
2022年1月14日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2020年度 | 事業用地整備工事(2北北-立川3・2・4Ⅰ工区) | 村松建設株式会社 |
2020年度 | 街路築造工事に伴う歩道橋撤去工事(2北北-立川3・2・4(第3工区)) | 株式会社エスコート |
2023年度 | 事業用地整備に伴う支障物撤去及び整地工事(5北北-立川3・2・4) | 有限会社空園 |
2023年度 | 事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(5北北-立川3・2・4(第3工区)) | 不調 |
2024年度 | 事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(6北北-立川3・2・4(第3工区)) | 四谷電気工事株式会社 |
2024年度 | 事業地整備工事(6北北-立川3・2・4) | 有限会社空園 |
2024年度 | 街路築造工事のうち事業地整備工事(6西-福生3・4・4) | 有限会社松沢土建 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2019年度 | 中窪歩道橋撤去設計(31街-立川3・2・4(第3工区)) | 株式会社トップライズ |
2020年度 | 交通量調査委託(2街-立川3・2・4外2路線) | 株式会社サンビーム |
2020年度 | 道路予備設計(2街-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン |
2020年度 | 用地測量その4(2街-立川3・3・30) | 株式会社大輝 |
2020年度 | 橋梁予備補足設計(2街-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン |
2021年度 | 道路予備修正設計(3街-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン |
2021年度 | 橋梁予備補足設計(3街-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン |
2022年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区) | 株式会社アガック |
2023年度 | 道路予備修正設計(5北北-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン |
2023年度 | 橋梁詳細設計(5北北ー立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン |
2023年度 | 地質調査(5北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社テイコク |
2023年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) | 株式会社アガック |
2023年度 | 交通量調査委託(5北北-立川3・2・4外6路線) | 株式会社四門 |
2023年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅱ工区) | 株式会社アガック |
2023年度 | 現況補足測量(5北北-立川3・2・4(第4工区)) | 双葉航測株式会社 |
2023年度 | 樹木診断委託(5北北-立川3・2・4) | 東武緑地株式会社 |
2023年度 | 土壌調査委託(5北北-立川3・2・4) | HSSエンジニヤリング株式会社 |
2024年度 | 橋梁予備補足設計(6北北-立川3・2・4)(第4工区)) | 株式会社ドーコン |
2024年度 | 道路予備修正設計(6北北-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン |
2024年度 | 路床土調査(6北北-立川3・2・4(第3工区)) | 式会社京北地盤コンサルタント |
2024年度 | 測量調査(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社グラフィック |
2024年度 | 横断歩道橋撤去詳細設計(6北北-立川3・2・4(第1・4工区)) | 株式会社ドーコン |
2024年度 | 土壌調査委託(6北北-立川3・2・4) | 株式会社アガック |
2024年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) | 株式会社アガック |
2024年度 | 電線共同溝予備設計(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社ドーコン |
2024年度 | 樹木診断委託(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社環境・グリーンエンジニア |
2024年度 | 箱型函渠予備設計(6北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン |
2024年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区) | 株式会社環境管理センター |
2024年度 | 路床土調査(6北北-立川3・2・4(第4工区)) | ソイロム株式会社 |
2024年度 | 用地測量(6北北-立川3・2・4外1路線) | 山王測量設計株式会社 |
2024年度 | 用地測量(6北北-福生3・4・4外1路線) | 株式会社アース設計コンサルタント |
2025年度 | 路線補足測量(7北北-立川3・2・4外2路線) | 有限会社プラン・メジュール |
2025年度 | 道路詳細設計(7北北-立川3・2・4(第3-1工区・暫定形)) | 株式会社ドーコン |
事業者サイト
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写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

三ツ木交差点の西側、NTTの電話交換所付近から西側が第4工区の事業区間です。
ここから東側は、第3工区として別途事業中です。

この場所にある三ツ木桃ノ木歩道橋は、道路拡幅に際し支障となります。2025年度の年間発注予定には、写真②の山王森歩道橋と合わせて下記の通り撤去工事の予定が掲載されています。
件名 | 履行場所 | 概要 | 公表予定時期 | 履行期間 |
---|---|---|---|---|
【所】【週休2日工事】歩道橋撤去工事(7北北-立川3・2・4(三ツ木桃ノ木・山王森歩道橋)) | 武蔵村山市三ツ木二~同市三ツ藤三 | 歩道橋撤去工事 工事発注規模:C01 4000万円以上1億円未満 | 1月下旬 | 契約確定の日の翌日から200日間 |

上述のとおり、山王森歩道橋も撤去の計画がされています。
沿道では用地の取得が続けられていて、東京都のサイトによると、2024年4月1日時点の用地取得率は61%で、1年前から12ポイント増加しました。

ENEOS Dr.Drive 村山第二SS付近に多摩モノレールのNo.5駅(仮称)の設置が計画されています。
駅の連絡通路設置のため、駅部分の道路計画幅員を30mから37mに広げる都市計画変更が、2025年3月6日に行われました。
現時点では拡幅部分の事業認可はされていないと見られます。

西多摩郡瑞穂町との境までが第4工区の事業区間です。瑞穂町内は別途事業中です。
グリーンタウン入口交差点角の吉野家は閉店し更地になっていました。沿道では更地が目立ってきています。

撮影日:2025年5月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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