二俣川駅東側の「鴨居上飯田線」「保土ケ谷二俣川線」12月までに開通へ 進捗状況2025.3

横浜市旭区で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・4・12号鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)と、横浜国際港都建設計画道路3・6・5号保土ケ谷二俣川線(本宿地区)の進捗状況を見てきました。

2025年度横浜市道路局予算概要によると、2025年12月までの開通を目指しており、引き続き全線で工事が進められていました。

事業概要

横浜国際港都建設計画道路3・4・12号鴨居上飯田線横浜市都筑区池辺町いこのべちょうから横浜市泉区上飯田町に至る都市計画道路です。

このうち、下記の区間では道路を新設する事業を行っています。

本宿・二俣川地区

上記の区間では、本宿・二俣川地区として事業が行われています。

施行者は横浜市です。事業延長は約1,270mで、幅員18~28.5mの道路となる計画です。

なお、看板には「平成15年1月7日に事業認可された」と記載がありますが、神奈川県公報では「1988年5月20日に認可」された告示がされています。

施行者横浜市
延長約1,270m
幅員18~28.5m
事業施行期間1988年5月20日~2026年3月31日
2023年3月20日現在

さちが丘地区

上記の区間では、さちが丘地区として事業が行われています。

施行者は横浜市で、都市計画法の事業認可は2005年6月3日です。事業延長は約360mで、幅員18mの道路となる計画です。

施行者横浜市
延長約1,270m
幅員18~28.5m
事業施行期間2005年6月3日~2029年3月31日
2025年3月25日現在

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写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ

保土ケ谷二俣川線

①南本宿IC前(地図

初めに保土ケ谷二俣川線から。

南本宿ICの北側は既に整備が完了している区間ですが、街渠等の改修工事が行われていました。

工事件名は「都市計画道路保土ケ谷二俣川線(本宿地区)街路整備工事(その8)」で、2025年3月31日までの予定で、株式会社水村建設が施工しています。

この工事に関しては図面を持ってないので詳細は不明です。

また、「都市計画道路保土ケ谷二俣川線(本宿地区)街路整備工事(その7)」も行われており、2025年3月31日までの予定で、京浜電設株式会社が施工しています。

道路照明の整備や側溝等の整備を行うようです。

②保土ケ谷BP交差部から北側(地図

保土ヶ谷バイパスが頭上を通過する十字路から北側では、道路を拡幅する工事が行われています。

東海道新幹線までの区間では、現道を拡幅します。

この部分の工事は「都市計画道路保土ケ谷二俣川線(本宿地区)街路整備工事(その6)」により、2025年3月31日までの予定で、株式会社テクノジャパンが施工しています 。

③東海道新幹線交差部(地図

訪問時点では、東海道新幹線と交差する部分を鋭意工事をしている様子でした。

④東海道新幹線の北側(地図

東海道新幹線の北側では、既に車道舗装も完了し、道路照明の設置も完了しています。あとは区画線の設置程度でしょうか。
これで完了なのかわかりませんが、横浜市の道路は、横断抑止柵や植栽を設置せず、電線共同溝も整備しないことが多く、近隣自治体の道路と比べるとかなり雑で大雑把(一昔前のような道路)なつくりなことが多いです。
工事発注図もいろいろな設計図を適当に組み合わせたような図面で、体裁もそろっていなくてかなり読みにくいです。

⑤直角カーブ部分(地図

将来十字路となる直角カーブ部分までは舗装まで完了しています。

2025年度横浜市道路局予算概要によると、この先北側、神奈川県道40号(横浜厚木)までの区間では、相鉄本線の連続立体交差化にあわせ、事業化に向けた検討を進めているとのことです。

鴨居上飯田線

⑥鴨居上飯田線東側(地図

鴨居上飯田線は、保土ヶ谷バイパス交差部から東側は街築は完了していますが、車道舗装は表層が未了の部分が残っている状況です。

⑦保土ヶ谷バイパス交差部(地図

保土ヶ谷バイパス交差付近は、車道の舗装まで完了し、道路照明の設置も行われました。

あとは区画線を残す程度となっていて、引き続きバリケードで塞がれている状況です。

⑧保土ヶ谷バイパス交差西側(地図

保土ヶ谷バイパス交差部西側は、沿道関係者用および現道機能維持の暫定開放がされています。

車道の表層や歩道舗装が残っている状況です。

⑨二段階横断施設(地図

前回訪問時には整備中だった二段階横断施設は整備が完了し、現道機能維持のため部分的に開放されています。

この先二俣川駅方面に向かっては、引き続き工事が行われていて、歩行者であっても通り抜けることはできません。

⑩ボックスカルバート(地図

この先のボックスカルバートは整備が完了しているように見えますが、前後の区間で土工が残っている様子です。

この日は風が強かったので、いたるところでカラーコーンや単管柵が倒れていました。

この部分の工事は「都市計画道路鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)街路整備工事(その39)」は、2025年3月31日までの予定で、株式会社テクノジャパンが施工しています。

⑪二俣川駅東側(地図

二俣川駅の東側では、引き続き工事が進められています。

この部分の工事と、写真③部分の工事が開通時期に大きく影響しそうに見えます。

⑫二俣川駅東側(地図

二俣川駅東側の既に供用済みの一体でも、歩道の整備や階段の整備などが進められています。

都市計画道路鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)街路整備工事(その40)」は、2025年7月31日までの予定で、土支田建設株式会社が施工しています。

この工事は鴨居上飯田線の全線にわたる区画線施工なども行うようで、現在他社が施工中の箇所の続きの工事も行う模様です。

⑬二俣川駅南口トンネル(地図

このほか、2023年3月28日に供用開始された二俣川駅南口トンネルのうち、現在は供用されていない北側歩道のトンネル内壁面に、落書き防止塗装を行う工事が行われたようです。

撮影日:2025年3月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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