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花博関連道路 八王子街道(上川井・北地区)4車線化 東側で工事一気に進む 2025.10

横浜市旭区及び瀬谷区で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線(上川井・北地区)の進捗状況を見てきました。八王子街道(旧国道16号)を4車線化するものです。

隣接して事業が行われている旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業の関連事業として行われているもので、かつGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催にむけて急ピッチで進められています。

2024年度から工事が一気に発注され、主に東側から工事が進んでいます。

事業概要

横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線は、横浜市金沢区六浦東一丁目から横浜市瀬谷区五貫目町に至る延長約27,170mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、道路を拡幅する事業を行っています。

施行者は横浜市で、都市計画法の事業認可は2024年4月2日です(神奈川県告示第257号)。幅員22mで4車線の道路となる計画です。事業認可区間には、上川井インター付近で交差する関連外郭部を含みます。

この事業にあたっては、上川井インター付近から卸センター南側交差点付近までの約640mの区間について、計画幅員を18mから22mに広げ、上川井インター付近から西側の区間で車線数を4と定める都市計画変更を行っています(2023年8月25日市告示第508号)

なお、この道路の拡幅は、旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業と関連しており、横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局が担当しています。

基本データ

施行者 横浜市
延長 約1900m
幅員 22m
車線数 4
事業施行期間 2024年4月2日~2029年3月31日
2024年4月2日時点

最近の発注状況

工事
発注年度 工事名称 受注者 当初契約額(税込)
※これ以前は情報収集していません
2022年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事 株式会社細谷興業 7,033,950円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事(その2) 株式会社紋寿 8,111,081円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その1) 金子工業株式会社 85,527,326円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)電線共同溝試掘工事 有限会社湘英 15,004,000円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その2) 宮内建設株式会社 239,594,085円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事(その3) 有限会社萬代組 8,250,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その3) 親和興業株式会社 185,900,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その4) 株式会社岡田建設 169,026,108円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その5) 株式会社泰山園 73,700,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その9) 重田・旭建設共同企業体 357,848,036円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その6)(信号施設移設工) ステーション工業株式会社 46,886,334円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その10)(通信施設移設工) エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 27,203,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その7) 岩野・紫雲建設共同企業体 237,239,649円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その11)(信号施設移設工) 不調 -
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その12) 日舗建設株式会社 185,382,239円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その13) 泰平・湘南建設共同企業体 215,683,163円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その14) 泰平建設株式会社 27,332,921円
この表の注意事項
データ収集期間:工事すべて、委託は情報収集していません
最終更新日:2025年10月19日
旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業の工事は記載していません。

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など



この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

この道路の記事一覧

タグ:横浜3・3・9号国道16号(上川井・北地区)

花博関連道路 八王子街道(上川井・北地区)4車線化 東側で工事一気に進む 2025.10
横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線(上川井・北地区) 八王子街道4車線化 進捗状況2024.12
横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線(上川井・北地区) 八王子街道4車線化が事業認可 進捗状況2024.4

進捗状況

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ
東側から順に見ていきます。

①事業区間東端付近(地図

この先が事業区間です。

2024年度~2025年度にかけて一気に工事が発注されています。(発注状況は「事業概要はこちら」をクリックのこと)

②上川井インター交差点北西角(地図

国道16号と交わる交差点の北西側角では、写真の通り工事が行われていました。この部分は半ば放置状態で草ぼうぼうの植樹帯があった箇所で、既に植樹帯は無くなっています。

この部分には、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その5)」の看板が掲げられていました。

2026年2月27日までの予定で、株式会社泰山園が施工しています。

この交差点には、このほか「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その6)(信号施設移設工)」の看板が掲げられていました。

2025年12月26日までの予定で、ステーション工業株式会社が施工しています。

本来であれば情報公開請求などして図面を入手し、詳しい工事内容を調べたいところですが、横浜市の情報公開請求制度がクソッタレで高額になりかねないのでできません。

制度を近隣自治体並に変更するまで言い続けます。

③間知ブロック擁壁設置箇所(地図

上川井第二歩道橋の北側の、これまで擁壁や斜面が張り出していた部分では、道路予定地分をセットバックして新しい間知ブロック擁壁の整備工事が進められていました。

この部分に掲げられていた工事は、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その4)」で、2025年12月26日までの予定で、株式会社岡田建設が施工しています。

④丸昭自動車工業株式会社北側(地図

前回訪問時(2024年12月)には、丸昭自動車工業株式会社北側で行われていた擁壁の設置工事は完了していたようで、この状態となっていました。
将来の道路端部が左側の新しい擁壁部分となると思われます。現在の縦断線形と少し変わっているようにも見えます。

なお工事は、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その2)」を宮内建設株式会社が施工しました。

⑤上川井瀬谷1号線予定地(地図

この南側では、旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業が施行中です。工事が大量に発注されています。

旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業についてはこちら

旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業
横浜市旭区、瀬谷区
⑥の地点(地図

⑥地点の南側では、写真の通り掘削などの工事が行われているようでした。
もともとこの部分は斜面地で、ツタで覆われているようなところでした。

既に路盤か路床面まで掘削がされています。電柱なども移設済みのようでした。

工事件名は、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その7)」で、2026年3月31日までの予定で、岩の・紫雲建設共同企業体が施工しています。

⑦の地点(地図

⑥地点の向かい側でも同様に、斜面を掘削する工事が行われていました。現場の状況から、ここも間知ブロック擁壁を整備するのではないかなと想像しています。

工事は先に掲載した「その4」工事の看板が掲げられていました。

⑧の地点(地図

用地が未取得か、あるいは退去が完了していない土地も見られました。

⑨目黒交番前東側(地図

環状4号と交わる目黒交番前交差点の前後でも、道路整備工事が進められています。

交差点の東側では、道路南側の側溝や歩車道ブロックの整備工事が進められていたほか、車道の拡張部分の舗装なども行われていました。

この部分の工事は、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その9)」で、2026年1月30日までの予定で、重田・旭建設共同企業体が施工しています。

2025年10月に発行された「旧上瀬谷通信施設地区 まちづくりニュース 第8号」には、11月に一部供用開始を目指している旨が記載されています。

⑩目黒交番前交差点(地図

目黒交番前交差点は、環状4号で立体交差化に向けた工事が進められています。

⑪目黒交番前交差点西側(地図

目黒交番前交差点西側でも、街渠の整備などが進められていました。工事は「その9」工事のようでした。

⑫海軍道路入口交差点(地図

海軍道路入口交差点から西側はほとんど変わっていません。

東側と比べると混雑していない区間であることや、大部分が拡幅済みであることから、後回しにしているのでしょうか。

⑬北町交差点(地図

北町交差点西側は一部未拡幅ですが、いまのところあまり変わっていないように見えました。

工事契約済みであっても未だ現場未着手の工事が複数あることから、今後も工事はどんどん進んでいくと思われます。

撮影日:2025年10月12日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. かつては京王線・今は高速バスで乗り入れ より:

    別サイトの記事によれば、八王子街道の南側・区画3号線を西に延ばし、東名高速道路と交わる場所に新たなICを建設する計画があるみたいです(私の予想では、多分SIC)。
    ただ、それは花博が終わってから着工し、2031年頃に供用開始の予定とありますが、国道16号線(保土ヶ谷バイパス)や、交差する横浜町田ICの混雑が軽減されることに期待したいです。

    再来年の花博、私も行くつもりでいますが、アクセスも含めて入場者にとって便利であることを願うばかりです。

    • 管理人 管理人 より:

      東名高速道路の新しいインターチェンジについては、記事中にリンクを貼っている「旧上瀬谷通信施設地区 まちづくりニュース 第8号」に記載があります。
      当記事の道路には直接関係がないので詳細は記載していません。

  2. rah より:

    この道路もようやく拡幅されるんですね。
    インフラの整備が大きなイベントを開催することのメリットの一つだと
    改めて感じます。

  3. ねむろT より:

    だいぶ進捗があったのですね。
    前にも書いたと思うのですが、八王子街道の大和市側も「このビッグウェーブに乗って」つきみ野駅まで拡幅すれば良いのにとは思います(というか、駅近辺はすでにそこそこ拡幅されていますけど)。
    東名の新インターの出入り口が横浜側になるようですから、それが完成したあたりで、そういう地元要望が増えて検討開始、のような可能性はあるかも?

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