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横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線(上川井・北地区) 八王子街道4車線化 進捗状況2024.12

横浜市旭区及び瀬谷区で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線(上川井・北地区)の進捗状況を見てきました。

隣接して事業が行われている旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業の関連事業として行われているもので、かつGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催にむけて急ピッチで進められています。

事業概要

横浜国際港都建設計画道路3・3・9号国道16号線は、横浜市金沢区六浦東一丁目から横浜市瀬谷区五貫目町に至る延長約27,170mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、道路を拡幅する事業を行っています。

施行者は横浜市で、都市計画法の事業認可は2024年4月2日です(神奈川県告示第257号)。幅員22mで4車線の道路となる計画です。事業認可区間には、上川井インター付近で交差する関連外郭部を含みます。

この事業にあたっては、上川井インター付近から卸センター南側交差点付近までの約640mの区間について、計画幅員を18mから22mに広げ、上川井インター付近から西側の区間で車線数を4と定める都市計画変更を行っています(2023年8月25日市告示第508号)

なお、この道路の拡幅は、旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業と関連しており、横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局が担当しています。

基本データ

施行者 横浜市
延長 約1900m
幅員 22m
車線数 4
事業施行期間 2024年4月2日~2029年3月31日
2024年4月2日時点

最近の発注状況

工事
発注年度 工事名称 受注者 当初契約額(税込)
※これ以前は情報収集していません
2022年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事 株式会社細谷興業 7,033,950円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事(その2) 株式会社紋寿 8,111,081円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その1) 金子工業株式会社 85,527,326円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)電線共同溝試掘工事 有限会社湘英 15,004,000円
2023年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その2) 宮内建設株式会社 239,594,085円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)ほか1路線管理工事(その3) 有限会社萬代組 8,250,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その3) 親和興業株式会社 185,900,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その4) 株式会社岡田建設 169,026,108円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その5) 株式会社泰山園 73,700,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その9) 重田・旭建設共同企業体 357,848,036円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その6)(信号施設移設工) ステーション工業株式会社 46,886,334円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その10)(通信施設移設工) エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 27,203,000円
2024年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その7) 岩野・紫雲建設共同企業体 237,239,649円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その11)(信号施設移設工) 不調 -
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その12) 日舗建設株式会社 185,382,239円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その13) 泰平・湘南建設共同企業体 215,683,163円
2025年度 市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その14) 泰平建設株式会社 27,332,921円
この表の注意事項
データ収集期間:工事すべて、委託は情報収集していません
最終更新日:2025年10月19日
旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業の工事は記載していません。

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など



この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①事業区間西側(地図

事業区間西端となる東名高速道路と交差する付近です。

道路南側の、写真正面の部分に拡幅する計画です。既に何等かの措置がされているのか、杭などがみられました。

②海軍道路入口交差点付近(地図

この付近から先、海軍道路との交差点付近では、交差点合流部の改良工事が行われ供用済みです。

海軍道路(旧道)がぶつかる交差点では、合流部の改良が行われました。(海軍道路からはポストコーンがあるため右折不可)
これまで海軍道路(旧道)から左折後も1車線で、その先の横断歩道を越えたあたりから片側2車線に増える構造でしたが、左折後すぐに片側2車線となり、ゼブラゾーンで分離されているため、八王子街道の車両を待たずに左折が可能となっています。

交差点部

ただ、八王子街道は4車線化する計画ですので、この構造がいつまで継続するかは謎です。

③海軍道路入口~目黒交番前間(地図

海軍道路入口交差点目黒交番前交差点間では、現道南側の用地取得がされた箇所で工事が進められています。

工事件名は「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その3)」で、2025年3月31日までの予定で、親和興業株式会社が施工しています。

④目黒交番前交差点(地図

環状4号と交差する目黒交番前交差点では、環状4号立体交差のための陸橋工事が始まっています。現在は下部工が行われている状況です。環状4号の状況については下記からご覧ください。

そのほか環状4号を横断するように地下埋設物の工事も行われています。今後さらに工事が進んでいくと見られます。

⑤目黒交番前交差点東側(地図

目黒交番前交差点を含む東側では、水道工事が行われています。

看板によると、2025年1月31日までの予定で、有限会社浜建が施工しています。

詳しい工事内容は不明ですが、拡幅と関連しているものとみられます。

⑥ウエインズトヨタ付近(地図

ウエインズトヨタ神奈川ビークルステーション横浜町田インター店付近から西側の、道路北側法面では、オレンジネットが張られて工事の看板が設置されていました。

訪問時点では特に作業は行われていませんでした。

工事件名は「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その4)」で、2025年3月14日までの予定で、株式会社岡田建設が施工しています。

⑦ウエインズトヨタ向かい側の南側斜面(地図

ウエインズトヨタ向かい側の現道南側斜面では、擁壁の設置と見られる工事が行われていました。

現在の擁壁のさらに外側にコンクリート2次製品が並べられています。

工事件名は「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その2)」で、2025年3月31日までの予定で、宮内建設株式会社が施工しています。

⑧上川井インター西側(地図

上川井インター西側の北側法面では、樹木等が伐採され、オレンジネットが張られていました。現地には前掲の「その4」工事の看板が掲げられています。

⑨上川井インター横浜方面出口(地図

上川井インターの横浜方面出口で行われていた「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その1)」は終了し供用されていました。車道部の拡幅がされています。

かなり幅員が広くなっているんですが、車線の境界線を省略しているのは何か意味があるのでしょうか。

⑩八王子街道横浜方面(地図

八王子街道国道16号現道)横浜方面は特に変化がありません。

入札情報サービスによると、今回掲載工事以外に、「市道五貫目第33号線(上川井・上瀬谷地区)道路整備工事(その5)」の入札がされ、株式会社泰山園が落札しています。

前回訪問から半年ちょっとしか経っていませんが、相次いで工事発注されていることもあり、変化量が大きいです。

撮影日:2024年12月1日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. だいちゃん より:

    水道はおそらく拡幅に伴う移設工事ですね。4車線化後の歩道に該当する箇所に移すと思います。4車線の真ん中にあったら維持管理が難しいですから。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      水道の占用位置は基本的に歩道下ですので仰る通りだと思いますが、そのような説明書きがない以上断定して記載することができません。

  2. らーめん大好き より:

    ③の写真に「単管バリケード NEWラビット君」(ぐぐって知った)が使用されてますねー、このサイトで紹介されている道路工事では珍しい気がします。
    (珍しくなかったらすんません)

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      こういう資材類は基本的には業者次第だと思うので(チーバ君とかコバトンとかならわかりませんが)、レンタル会社の在庫とかいろいろ考慮して決めているんですかね。

  3. ねむろT より:

    この道はかつて国道16号だったものがルート変更で格下げ(?)になったところだったか?
    本題にあまり関係ないかもですが、この道をもう少し西に行くと田園都市線のつきみ野駅。
    そっち方面へのバス便とかあれば(現状はないはず)、それなりに利用者はいそうなのにと思っていました。もし道幅の狭さがネックになっていたのだとしたら、拡幅後にそういう構想も出るかも。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      市が違うので可能性は低いと思います。

      横浜市の資料では、新たな交通の整備として、長津田・十日市場~上瀬谷~瀬谷~立場・いずみ中央間の、横浜市内の南北の交通網を構想していて、このうち、上瀬谷~瀬谷間についてはバス専用道を構築するような構想となっています。
      これはかつて新交通システムを入れようとしていたものから続いている構想ですが、横浜市としては市内で完結するような交通をいれたいような意図が感じられます。

      資料では、自動運転の導入などを見込みながら、バスの運行は民間を想定しているとあり、ただでさえ人手不足でバスの減便が相次いでいるなかで、うまくいくような気はしません。
      瀬谷~上瀬谷~南町田グランベリーパーク間の路線ができるくらいでお茶を濁して終わるような気はします。

  4. ねむろT より:

    お返事ありがとうございます。
    役所(自治体)の悪いところは、どうしても自分の範囲内で考えちゃうところですね。いえ、実のところ私も内情がそれなりに分かるので、一方的に非難はしたくないのですが(^_^;)。
    他自治体との折衝とか死ぬ……みたいな理由で避けるのはある程度仕方ないと思うのですが。市境を超えてすぐのところに駅がある、みたいなことがそもそも視野に入っていないのでは、というフシを感じることも時々あるのです(ここがそうだというのではなく、一般論として)。
    住民は別に市境に縛られて生きているわけではないので、そういう視野を持ってもらうよう住民側が行政を不断に啓蒙(?)することも大切なのではと思ったりします。
    (すごく脱線になりますが、愛知県の「桃花台」の新交通が失敗したのも、市域にこだわったせいだとする分析を見たことがあります。)

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      折衝が面倒だからやらないとか、視野に入っていないことはあまりないとは思いますが、どちらの市にもそれぞれの思惑や優先順位があるので、それの利害が一致しないと一緒に動けないということの方が多いと思います。
      横浜市はお金あって日本一大きい自治体ですから、割と我が道を行くようなやり方を取っている感じはしますね。

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