横浜市で事業が行われている横浜国際港都建設計画道路3・2・2号羽沢池辺線(羽沢・菅田地区)の進捗状況を見て来ました。
環状2号線から分岐し、山下長津田線に至る区間で事業を行っているものです。横浜市の3環状10放射道路のうちの1つです。

事業概要
横浜国際港都建設計画道路3・2・2号羽沢池辺線は、横浜市神奈川区羽沢町から横浜市緑区池辺町に至る延長約5,050mの都市計画道路です。このうち上記図に示した区間では、道路を整備する事業が行われています。
施行者は横浜市で、延長は約3,150m、標準幅員は32mの道路となる計画です。
基本データ
| 施行者 | 横浜市 |
| 延長 | 約3,150m |
| 標準幅員 | 32m |
| 事業施行期間(都市計画法) | 1993年3月5日~2030年3月31日 |
| 2026年1月5日現在 | |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
事業者サイト
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写真

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

羽沢横浜国大駅前の環状2号線から北側が事業区間です。
環状2号線は信号機の少ない比較的高規格な道路ですが、羽沢池辺線も環状2号線と同様の信号機の少ない道路とする計画のようです。
現地の劣化が進んだ看板には、完成イメージ図があります。(同様のものは市のウェブサイトにも掲載されています)
羽沢池辺線は、環状2号線にランプ形状で取り付き、インターチェンジのような形状とする計画のようです。
この付近の用地はほとんど取得済みのようで、2000年代~2010年代初めにかけて、この付近の整地や、環状2号線副道の形状変更が行われたようです。

環状2号線内回りに接続するランプ用橋台が2箇所整備されています。公共事業再評価調書によると、2012年度に整備を行ったもののようです。それ以外の整備は行われておらず、桁も架かっていません。

副道を跨ぐボックスカルバートも完成していますが、それ以外の部分はほとんど手つかずで藪に覆われています。

環状2号線接続予定地北側の市道との交差部は立体交差とする計画で、六道辻橋として完成しています。銘板には2009年9月と書かれています。
橋の下に羽沢池辺線が建設される計画ですが、現在は籔で覆われています。

この付近で東海道新幹線を越える計画です。橋梁工事などは特に行われていません。

この先で谷を1つ超える計画です。谷部分は橋梁となる計画ですが、これも着工していません。
ところで、この写真右側は「都市計画道路事業用地」と書かれ既に一部が買収済みのようですが、ごみが散乱しています。

この部分は尾根筋のようになっていて、前後よりも標高が高い場所です。市ウェブサイトの縦断図を見る感じ、本線は切土をして通すような図に見えます。
道路予定地は、かつては防草シートを敷いたりしていたようですが、既にそれもほとんど見えない状態で、雑草で覆われています。

羽沢幼稚園付近の谷筋、市道菅田第293号線交差部も、本線は橋梁で越える計画です。
側道でオンオフランプ接続とするようです。
正面の四角い箱は、横浜市水道局が発注した「工業用水道 東寺尾送水幹線口径1100㎜更新工事(その1)」(施工:大豊・森本・土志田建設共同企業体)のシールドマシン発進立坑とその基地で、羽沢池辺線の予定地を利用しています。
三枚町の環状2号線そばの到達立坑まで約2.2kmの送水管更新のためのシールド掘削を行いました。既に工事を終えたのか、看板類は撤去されていました。
その2工事も既に発注済みで、今度はこの立坑と旭清掃工場付近間の約2.6kmのシールド掘削を行う模様です。施工は大林・西武・奥村組土木建設共同企業体が受注しています。そのため、この工事ヤード等はそのまま使うものと思われます。

更に一山越えていきます。この付近が一番標高が高くなるようです。
周辺は市街化もしてないためか、取得用地を防塵舗装しているような場所が少なく、囲いもないので、取得済み用地なのかパッとわからないところが多いです。
横浜市のウェブサイトによると、2024年度末の用地取得率は87%の見込みです。なお、横浜市の公共事業再評価調書によると、2018年度頃から86.4%で停滞しています。
80%を超えると鈍化しがちですが、用地取得交渉の難航が理由なのか、予算配分がされていないのか、どちらなのかは気になるところです。道路局全体予算はさほど変動はないようですが。

西菅田団地(UR都市機構)の地区内は、団地整備時から道路用地が確保されています。
工事は特に行われていません。

西菅田団地のバスロータリー北側を橋梁で越えていく計画です。

西菅田団地北側の雑木林と竹林は、一部切土とボックスカルバートで越えていく計画です。
地番図を見ると筆が割れているところが多く、用地取得もされているところが多いのではないかと思われます。

徐々に標高を下げながら、菅田道路までが事業区間です。
菅田道路接続部には、山下長津田線が別途事業中で、これと接続予定です。

羽沢池辺線は、この先鴨居方面に延伸し、ららぽーと横を通り、横浜上麻生道路と接続する計画ですが、現時点で事業化はしていません。
撮影日:2026年1月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。





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