府中市 南武線直下の多摩川通りが開通! 住宅地内への迂回が解消

東京 府中市多摩川通りのうち、JR南武線・武蔵野線直下部分が2021年3月31日に交通開放されました。

2019年頃から工事が行われてきたもので、工事の都合により一時的に南武線直下を通り抜けられるようになったことがありましたが、これをもって正式な交通開放となりました。

西側から見た様子

これまで写真左側(北側)の住宅地内を迂回していましたが、右側に新しく道路が付替えられました。

交差点も改良され、ストレートに新しい道路に行けるようになっています。

これまでのルートはこのように通行していました。

一部区間には一方通行の規制ありましたが、歩道がない住宅地内を高速で通り抜ける車がいて、非常に危険な状態となっていました。

JR線西側

道路の北側に歩道が設けられています。

南側については多摩川の管理用道路(府中多摩川かぜのみち)があります。堤防上にも通路がありますが、以前と変わらず南武線橋梁が低いため、高水敷の通路を通るよう看板が立てられています。

JR線交差部分

高さ制限は3.4mで、前後には高さ制限バーが取り付けられています。従来の道も高さ制限は3.4mでしたので、特に変わった点はありません。

高さ制限の予告標識等は、総合体育館前交差点及び是政橋北交差点から複数取り付けられています。

JR交差部分東側

高さを確保する目的で地面が掘り下げられています。

この関係で、北側歩道については北側に若干迂回しています。

マンション前

マンション前の道路についても改良がなされ、これまで一方通行だった道路が相互通行に変更されています。ただ、歩道や車道の幅員等は特に変わっていないみたいでした。

歩道

この部分にはソメイヨシノとみられる街路樹が植えられていましたが、すべて伐採されました。枝が張り出している等の支障があったものと想像します。

改良後に植えられた木もサクラ系の樹木でした。(品種はよくわかりません)

今後大きく成長するのを楽しみにしています。

是政橋北方面

是政橋方面についても改良がなされ、歩道が設置されました。また、街路灯も増設されています。

この部分の車道はやや狭いので注意が必要です。

ちなみに・・・

話は全然別の話題になります。

このすぐ近くにある多摩川大丸用水堰改築することが計画されています。

これは、令和元年東日本台風により大きな被害を受けたことにより実施されている「多摩川緊急治水対策プロジェクト」によるものです。

国の資料等によると、大丸用水の取水はより上流から行われる予定です。

ハーフコーン型魚道

ちなみに、大丸用水堰に設置されている「ハーフコーン型」と呼ばれる魚道は、1997年に全国で初めて設置されたものです。

撮影日:2021年3月31日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 佐藤新悟 より:

    いつも詳細まで読ませて頂いております。地域の事情までわかるので大変ありがたいです。

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