立鉄中付第1号線 進捗状況2024.2

立川市及び国立市で事業が行われている立鉄中付第1号線立川都市計画道路事業都市高速鉄道東日本旅客鉄道中央本線付属街路第2号線)の進捗状況を見てきました。

JR中央線の高架側道としての位置づけですが、近隣で事業中の立川3・3・30号立川東大和線と連動した事業となっています。

事業概要

立川都市計画道路都市高速鉄道東日本旅客鉄道中央本線付属街路第1号線(立鉄中付1)は、立川市にある延長約200mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では、道路を新設する事業を行っています。
施行者は立川市で、近隣の立川3・3・30号立川東大和線などと連動して事業が行われる予定です。

施行者立川市
延長約200m
幅員12~14m
事業施行期間2022年3月18日~2031年3月31日
2022年3月18日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

事業区間西側

この先が事業区間です。JR中央線が高架化するまではここに野沢踏切がありましたが、高架化により踏切は消滅しています。

この先、右のJR中央線高架に沿って整備される予定です。この都市計画道路はもともと高架の側道として計画決定されたものです。高架化が完了し暫くしてから事業着手となっています。

JR中央線の高架化は仮線方式で行われ、鉄道営業線の横に一旦仮線を建設し移設したあと、もとあった営業線の場所に高架を建設しました。この都市計画道路用地は一時的に仮線として使われていた土地になります。

また、この事業箇所には、かつて立川基地(現在の立飛付近)に至る貨物の引込線が存在し、この付近も引込線の用地となっていました。この予定地のある1筆の登記簿を取ったところ、現在も所有者は東日本旅客鉄道株式会社となっていました。原因は国鉄民営化によるものとなっています。
登記簿のコンピュータ化に伴う移記により、甲部はすべて記載されていないため、これより過去のことは紙の閉鎖登記簿を取り寄せないとわかりません。さすがにそこまでする気力はありませんが、JR中央線の高架化はこれより後のことですので、少なくとも旧国鉄時代からの用地であることは間違いなさそうです。

事業区間東側

この付近で立川3・3・30号立川東大和線が南北に整備され、その西側から立鉄中付第1号線が建設される予定となっています。

立鉄中付第1号線予定地は、前述のように鉄道用地であったこともあって、ほとんど鉄道若しくは公共の土地となっているものと見られます。頑張ればすぐ道路ができそうですが、立川市議会録によると、立川3・3・30号立川東大和線の事業に合わせて整備していく方針を示しており、整備もかなりゆっくりとしたペースで進んで行くものと思われます。

早く整備しても抜け道に使われて危ないので、そのあたりを調整していくこととなると思われます。

立川3・3・30号立川東大和線(都道145号以北)
立川市 国立市 この道路の広域情報 こちら

撮影日:2024年2月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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