稲城市、多摩市で4車線化の事業が行われている多摩3・1・6号南多摩尾根幹線のうち諏訪地区では、この地区で3度目となる準備工事が着手していました。
※多摩東公園交差点~多摩卸売市場間を「諏訪地区」として工事発注がされている模様。住所は諏訪または永山。
事業概要
写真等
今回始まった工事は、「道路改修工事に伴う準備工事(4南東-諏訪の3)」で、2024年5月9日までの予定で、多摩住起建設株式会社が施工しています。
施工箇所は、エコプラザ多摩前交差点から東へ約620mの区間と、国士舘大学がある付近の約670mとなります。エコプラザ多摩前交差点~多摩給食センター前交差点間は今回は施工しません。
南多摩尾根幹線では、中央分離帯部分に堆積した土砂を掘削・運搬する工事を「準備工事」として発注しており、今回も同様の工事となります。
諏訪地区では、2019年度に多摩東公園交差点の西側の準備工事が発注されたのを皮切りに、2020年度にエコプラザ多摩前交差点東側の準備工事が発注されていました。(工事は翌年度に繰越しあり)
2021年度は諏訪地区では準備工事は発注されず、今回の工事が諏訪地区では3度目の準備工事となります。
4月下旬現在、エコプラザ多摩前交差点付近で現場着手しており、歩行者専用道の一部が規制されています。
この付近は「諏訪の2」の準備工事でも掘削を行った範囲ですが、今回は別の場所またはさらに掘削をするようです。
多摩卸売市場前交差点~多摩給食センター前交差点間の西側の工区は、現在は現場着手していないようでした。
この付近(国士舘大学前付近)は、上下線に高低差がある構造になっています。
上下線の本線は南側(国士舘大学側)の地盤高に合わせるように集約し、北側地盤高に稲城方面車線の副道を設ける計画となっています。今後どういう工程で施工していくのか気になるところです。
撮影日:2023年4月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
悪名高き諏訪団地ね。早く完成して欲しい。あっでも楽しみなブログの更新が長く続いて欲しいので速成も悩みものだな。
切盛りで中央分離帯を狭くして上下線が接する仕上がりのようですが、費用と時間をかけて盛土の高擁壁にするのはいかがなものでしょう。切土部は良いとしても盛土の高擁壁は安定性のリスクと将来の維持費が増すと思います。
最近の報道のせいで盛土=すべて危険という解釈をしている人がいますが、ちゃんと計算してちゃんと施工していますからね。何のために土木工学があるのか。多摩ニュータウンはそんな土地ばかりですし、尾根幹線の稲城福祉センター入口~多摩カントリークラブ付近は竪谷戸と呼ばれる谷地をかなり盛土しています。
現状歩道幅は2m程度でかなり狭く、車道も4車線化しようとすると、現在の斜面の斜度は維持できなくなり急になりますが、それをどのように整備しようかという問題です。管理されていない構造物をつくる方がよほど危険です。
それとどのように整備するのか詳細はわかりませんが、補強土壁工でやるように見えます。
ご説明ありがとうございました。
補強土工法は垂直の高擁壁で連壁より安心感があるすごい技術ですね。上が舗装道路なので表流水の侵入も少ないのでしょう。
いつもありがとうございます。
尾根幹は結構利用するんですが、あの高低差がどうなるのか気になってました。
完成が楽しみです。