東京都内で、横断歩道を予告する道路標識の設置が広がっているようです。
設置が進んでいるのは上画像のような道路標識です。上の大きい道路標識には公安委員会のシールが貼られており、下の「歩行者優先」にはありません。
いまさら説明することではありませんが、信号機のない横断歩道では歩行者が優先です。しかし、JAF(日本自動車連盟)が2021年に行った調査では、一時停止率は全国平均で30.6%と、少ないのが現状です。同調査では、東京都に限ると12.1%と、全国と比べて低い数値となっています。
警察庁のサイトによると、横断歩道での取り締まりを強化しているとし、取り締まり件数も増加しています。
こうしたことを踏まえ、このような道路標識の設置に至ったのではないかと推測します。
私が確認した限りでは、都内の複数の信号のない横断歩道にこのような道路標識が設置されています。幹線道路の信号のない横断歩道が中心となっているように感じます。
「この先50m」は、場所によって異なる長さの表示となっているものもありました。また、上の町田市内のものも、実際には70mほどあり、街路樹等の沿道状況から設置箇所が若干調整されているようです。
このような道路標識が設置された横断歩道には、上画像のような黄色い看板も追加設置されているのが特徴です。
どれほど効果があるのかわかりませんが、走っているとかなり目立つ標示となっています。
道路標識の裏側のシールによると、上の町田市のものは2022年1月に、この日野市のものも2022年1月に設置されています。おそらく2021年度より順次設置が進んでいるのではないかと思われます。
東京都内では、ここ数年で、上リンクのような二段階横断施設の整備も数箇所で行われていて、横断歩道の改良が進められています。
そもそもで言えば、路面標示の◇が横断歩道を予告する標示です。道路標識を設置したところで、運転者の意識が変わらないと意味がないのではないかと思わなくもないですが、設置前と後でどれほど効果があったのか、データがあったら公表して欲しいなと思います。
撮影日:2022年2月5日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
そんな標識は効果がない。
しっかり取り締まりをすれば、効果を生む。
日本の道路交通法は甘い気がします。自家用車、タクシー、観光バス、配送業者が堂々と一時停止線ギリギリ駐停車、一時停止線を超えての駐停車、横断歩道上に駐停車また一方通行上へ客待ちタクシーの縦列停車が多すぎてひどい有り様です。本来一時停止線は停止線手前で車が一旦停止して左右の安全確認する所であり車やバイクが駐車して良い場所はありません。また横断歩道は歩行者が安心かつ安全に渡る為のものであり横断歩道上に車を駐停車した場合は違反になります(歩行者への通行妨害行為)にもなります。管轄警察署もそう言う違反者達に対し口頭だけで済ませるのではなくきちんと違反キップや罰金を取る事や通報があってから出動するのではなくもっと巡回パトロールを強化すべきだと思います。日本も5分以上駐停車している自家用車や居座り系のタクシーに対し5分以上経過した時点で取締り専用監視カメラで即座に警察署へ自動的に違反している駐停車車両の情報が伝わるシステムにすれば良いと思う。
今でさえ多い標識増やしても意味はあまりないかと思います。
歩道手前にある道路上の菱形マークを赤や黄色にして頂けると分かりやすいです。