西東京市のひばりヶ丘駅北口で建設中の西東京3・4・21号ひばりが丘駅北口線の建設状況を見てきました。
この事業は完了しています。
西東京3・4・21号ひばりが丘駅北口線はひばりヶ丘駅の北口から、新座市境に至る都市計画道路です。この全区間で、道路を新設する事業が行われていました。
この事業は2008年に西東京市が事業認可を得て事業を行っていたものです。2019年3月16日14時に交通開放されました。
延長は約307m、幅員16m(車道7m)で、ひばりが丘駅の北口には交通広場が設置されました。
施行者 | 西東京市 | |
延長 | 約307m | |
幅員 | 16m | |
交通広場 | 2,814平方メートル | |
事業施行期間 | 2008年2月1日~2019年3月31日 | |
交通開放 | 北側130m | 2017年4月 |
南側 | 2019年3月16日14時 | |
2020年5月22日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真奥の交差点(横断歩道がある箇所)が施行境界となります。写真奥が新座市、手前が西東京市のひばりヶ丘駅方面となります。
施行境界から南へ約130mの区間(奥の横断歩道から撮影地点付近まで)は完成し、2017年(平成29年)4月に交通開放されたとのことです。
なお、施行境界付近のL=13mは厳密には別の都市計画道路になっています(西東京3・4・13号保谷秋津線)。
現道から外れる付近から先は、現在でも工事が実施中でした。奥の方には駅前の西友などの商店が見え、駅舎も見通せます。
沿道の建物は都市計画道路に沿って改築・新築されていて、道路の開通を待った状況です。工事についても大詰めを迎えている状況です。
西東京市議会によると、2017年度(平成29年度)はひばりが丘北通り南側までの約140m区間の道路整備工事と、2018年度(平成30年度)に予定している駅前広場整備の先行工事として道路排水管布設工事、電線共同溝整備工事等を実施する計画です。道路整備工事の完了は2018年度(平成30年度)末とのこと。(完了と開放が一緒になるかは不明)
こちらも駅まで見通せる状況です。
現在、駅の北口周辺は狭い路地に歩行者があふれているような状況でした。新しい歩道付きの道路ができればその流れも変化しそうですね。
ちなみに、この記事一番上の地図の都道25号線から西向きに都県境までは、都市計画道路の事業化に向けた動きがあり、数年以内に着手されるものと思われます。
駅前には既に階数の多い建物がいくつか建っていました。その建物の形状からも、どんな駅前広場になるのか想像がつきそうな感じです。
ちなみに、ひばりヶ丘駅北口周辺は「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」に基づく街並み再生地区として平成22年に東京都から指定された場所でもあります。
駅周辺は街路整備に伴い、民営の駐輪場が減ったこともあって、西東京市では生産緑地の買い取りの申し出を受け、2017年度(平成29年度)に事業用地として取得した上で新規自転車駐車場の整備を行う予定だそうです(市議会より)。
ひばりヶ丘駅の駅舎については、西武鉄道が北口にエスカレータとエレベータを設置するバリアフリー化を実施する計画で、西東京市議会によると2018年(平成30年)夏ごろに完了する計画だそうです。このため、駅前の交通広場の土地の一部を平成59年(2047年)3月31日まで無償貸付することが市議会で決定しています。
現地に貼ってあった駅舎の完成予想図はこんな感じ。
ひばりヶ丘駅北口は道路が狭かったためバス停は駅から少し離れた場所にありましたが、駅前交通広場が完成するとバスが駅のすぐそばまで来ることになるでしょう。バス停と駅が近づき利便性は高まりそうですが、バス停と駅間にあった商店街には少し痛いかもしれませんね。
以上、1年程度で完成しそうなひばりヶ丘駅北口線でした。
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