三鷹市の三鷹台駅南口で建設予定の駅前広場(交通広場)の進捗状況を見てきました。
三鷹市の2022年度の年間発注予定に「三鷹台駅前広場整備工事」が掲載されています。
三鷹台駅は京王井の頭線の駅で、吉祥寺駅から渋谷方面へ2つ目の駅です。急行は通過し、各駅停車のみ停車します。これまで三鷹台駅周辺には交通広場は存在しませんでした。
駅前広場が建設される予定地は、三鷹台駅南側の、三鷹台駅前通りの東側の土地で、これまで駐車場などとして利用されてきた土地です。三鷹市議会録によると、2021年度で用地取得を完了する見込みとのことでした。
この三鷹台駅周辺ですが、2019年2月まで、外環の2から分岐し、三鷹台駅南口へ至る幅16mの都市計画道路が存在していました。三鷹3・4・10号三鷹台駅井の頭線といい、三鷹台駅前通りに沿って計画され、三鷹台駅南口に地積2100㎡の広場を設ける計画でした。
この路線は、都市計画線西側が崖地のため擁壁等の設置が必要なこと、外環の2の方向性が定まっておらず、道路のネットワークが形成できないこと、三鷹台駅の駅舎が1980年代に三鷹台駅前通りを挟んで反対側に移転し駅前広場と不一致になっていることなどから、都市計画道路を街路として事業決定することへの課題あると『三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針(平成30年7月)』に示され、2019年2月に廃止されています。
また、地元商店会などから、市道第135号線(三鷹台駅前通り)の都市計画線によらない整備の要望が出されていることなどから、2005年10月に『三鷹市道第135号線緊急整備方針』を策定し、三鷹台駅前通りは都市計画線によらず幅員12mの道路として拡幅整備が続けられてきています。
三鷹台駅前通りは、三鷹台駅北交差点から南側へ三鷹台交番付近までの拡幅が完了し、既に無電柱化も完了しています。かつては歩道もなく、非常に危険な道路でした。
YouTubeに1985年の三鷹台駅前通りを撮影した車載動画を見つけたのでリンクを貼っておきます。→こちらの冒頭部分
駅前広場は上の写真右側に建設される予定です。バスは小型バスのみの乗り入れを計画していて、広場もそこまで広いものを計画していません。
現在のバス転回場はセブンイレブン三鷹台店の南側にあります。
日野ポンチョ等の小型バスが転回に利用しています。
4月1日現在の三鷹市の年間発注予定によると、「三鷹台駅前広場整備工事」が5月下旬に発注予定となっています。
撮影日:2022年5月5日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0260)
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