新宿区、豊島区及び文京区で事業が行われている環状第4号線(目白台)の進捗状況を見てきました。
神田川の北側で排水管設置工事が行われていました。
事業概要
環状第4号線は港区港南三丁目から江東区新砂三丁目に至る、延長約29,880mの都市計画道路です(支線含まず)。
このうち、上記図に示した区間では、「目白台」区間として、道路を新設する事業を行っています。施行者は東京都で、都市計画法の事業認可は2001年5月31日です。延長は約775mで、幅員22~35mの道路となる計画です。なお、目白通りとは立体交差します。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約775m |
幅員 | 22~35m |
事業施行期間 | 2001年5月31日~ |
2023年5月27日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
新目白通りから北側が事業区間です。
東京都のサイトによると、2022年4月1日現在の用地取得率は98%とのことです。
神田川を橋梁で越える計画で、橋梁の架設は既に完了しています。
この事業に伴い、神田川沿道の歩行者通路(河川管理通路)は環状第4号線の部分が通行止めになっています。
この付近で開通の支障となる用地が残っている状態でした。
神田川の北側では、下記の排水管設置工事が行われていました。
工事件名は、「街路築造工事のうち排水管設置工事(4六-環4目白台)」で、2023年11月上旬までの予定で、スミセキ・コンテック株式会社が施工しています。
神田川北側~坂の下付近までの排水管を設置するものです。
なおこの工事は1度入札不調になっています。
現場には6号人孔と思われる大きさの組立円形人口の一部が置かれていました。内径2200あると思われます。人が住めそうです。
この先の目白通りとは立体交差する計画で、副道などで平面交差することもありません。
ちょうどこの先付近からトンネルとなる計画です。上には日本女子大学豊明小学校があります。
並行している道路は小布施坂といいます。このあたりのほとんどの道路は坂の名前がついているくらい急な斜面となっています。
いまのところ立体交差のトンネル工事は行われていません。
トンネル工事は、市街化していることや急斜面であること、学校敷地を通ることなどからそれだけでも時間がかかると思います。おそらく排水管を整備してからでないと着手できないなどの条件があるのではないかと思います。
不忍通り部分は拡幅を行い、中央に立体交差道路が接続する計画です。この付近の用地取得は概ね完了しています。
将来的に横断歩道橋などが支障となると思いますが、現在のところ移設などは行われていません。また、切回し工事も行われていないほか、パーキングメータも使用可能でした。
撮影日:2023年5月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
この区間も排水管設置工事が始まったんですね。豊明小の所は地形上トンネルで立体交差の予定らしいですが、完成後も環4南側から目白通りへは進入不可になるんでしょうか?
富久町区間とここが完成すると環4が一繋がりになるので頑張って欲しい所です
当初の計画通りでは、南側から目白通りへは行けないものとなっています。