神奈川県道52号(相模原町田) 原当麻第一踏切立体化 アンダーパス本体・橋梁工事着工 進捗状況2025.1

相模原市南区で事業が行われている原当麻第一踏切の立体化の状況を見て来ました。県道52号(相模原町田)とJR相模線が交差する原当麻第一踏切をアンダーパス化することで立体化するものです。

JR相模線直下の工事が着工していたほか、鳩川の橋梁工事も始まっていました。

事業概要

神奈川県道52号相模原町田線52とJR相模線が交わる付近では、道路をアンダーパスにして立体化する事業が行われています。

現在の踏切道名は「原当麻第一踏切」です。

事業延長は480mで、立体化に合わせ4車線化する計画です。

施行者相模原市
延長約480m
事業施行期間2016年4月12日~2030年3月31日
2023年3月31日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ

①事業区間東側(地図

姥川の橋梁を渡った先から事業区間です。

写真左奥に見えるように、天應院の境内と見られる部分がBバリで覆われていて、樹木等の伐採がされていました。道路予定地となっていて、用地取得に伴うものとみられます。

②原当麻駅東入口交差点の東側(地図

細かい部分はわかりませんが、原当麻駅東入口交差点から東側については、おおむね用地の取得が完了したように見えます。

写真左側、原当麻駅東入口交差点の南東角では、次に示す看板が取り付けられ、バックホウで作業を行っていました。

工事件名は「県道52号(相模原町田)(JR相模線立体交差部)道路改良工事(その12)」で、2025年3月12日までの予定で有限会社堀央内造園が施工しています。

詳しい工事内容や範囲を示す案内が何もないため詳細は分かりませんが、工事金額は税込1,780万円ほどですので、それほど大きな工事ではないと見られます。

市の資料では歩道暫定整備と記載されていますが、既存宅地のブロック積み擁壁撤去と高低差処理を行っていて、平らになった部分に暫定歩道を整備するのではないかと思いました。

前回訪問時には埋蔵文化財の発掘調査が行われている箇所がありましたが、現在は行われていません。

③原当麻駅東入口交差点(地図

JR相模線から東側の区間で、大きく用地取得が残っているのはこの交差点北西角のみのように見えました。そのほか端部で細かい箇所が残っている部分があるかもしれません。

原当麻駅東入口交差点西側では鳩川と橋梁で超える計画で、現在は橋梁下部工事が行われていました。

工事件名は「県道52号(相模原町田)(JR相模線立体交差部)道路改良工事(その11)」で、2025年6月24日までの予定で、株式会社ハギワラが施行しています。

現場の看板によると、橋梁の両側橋台を整備する工事とのことで、現在は看板①図の仮設工をしているような状況でした。

④鳩川下流方面(地図

現在は、現道の南側にシートパイルと支保工がされている状況でした。

市の資料によると、橋梁工事は将来の圏央道方面車線となる鳩側下流部分のみのようです。

現道を生かしながらの工事となるので、橋梁を造って切回して、もう片側の橋梁を造ってと、段階を踏んで施工していくものと思われます。

⑤原当麻第一踏切(地図

原当麻第一踏切は、2023年11月29日4時に踏切を移設し、道路の切回しが実施され、現在はもともとの踏切の北側を通行する形態となっています。

⑥アンダーパス工事(地図

JR相模線と交差する直下部では、アンダーパスの本体工事が始まっています。
通常、鉄道直下直上などの工事は、工事を鉄道会社に委託し、鉄道会社が建設会社に工事発注する流れを取ることが多く、今回もそのような方法で工事が進められています。

今回は相模原市とJR東日本横浜支社との間で「相模線下溝・原当麻間における都市計画道路相模原町田線との立体交差工事に係る工事委託協定」を結び、約47億円でJRに委託しています。協定締結にあたっては、条例に基づき相模原市議会2023年第2回定例会に諮られ可決さています。

工事はJRから「原当麻駅構内24k570m付近こ道橋新設その他工事」として発注され、鉄建建設株式会社が受注しています。工期は2029年2月2日までです。

議会資料によると、HEP&JES工法により構築する模様です。最近の鉄道直下工事では主流の工法です。

HEP&JES(ヘップ&ジェス)工法
⑦圏央道方面(地図

圏央道方面はこんな感じ。交差点角の学習塾の用地がまだ残っているのか、これで完了なのかよくわかりません。

現在の仮設横断歩道橋の下にはこの工事看板が出されていました。

工事件名は「県道52号(相模原町田)(JR相模線立体交差部)道路改良工事(その10)」で、2025年2月7日までの予定で、東神興業株式会社が施工しています(1月30日撮影)。

特に工事の作業はしておらず、何の工事かわからなかったのですが、道路切回しまで使っていた横断歩道橋の撤去工事かもしれません。既に横断歩道はなくなっていました。

⑧麻溝小学校入口交差点(地図

県道46号(相模原茅ヶ崎)と交わる麻溝小学校入口交差点です。

前回訪問時には準備中だった右折矢印信号が使われています(コメントによると2023年12月16日には使っていたとのこと)。

麻溝小学校入口交差点角には、水道管切回工事と書かれた看板が掲出されていました。

この事業地内の水道の工事のようで、施工箇所はここ以外にもあるようです。看板がこれだけだったのと、夜間工事のためか、特に作業をしているようには見えませんでした。

この日もひどい渋滞となっていて、写真を撮りながら歩いている自分と車がほぼ同じ速度だったので、早くできてほしいですね。

周辺の道路

県道52号(相模原町田)では、北里大学病院付近でも拡幅事業を行っています。北里大学病院付近については下記からご覧ください。

神奈川県道52号(北里第1工区)
相模原市南区

撮影日:2025年1月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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