放射第35号・36号(環七~環八間) 進捗状況2020.10

練馬区板橋区で事業が行われている放射第35号・36号のうち、環七通り環八通り間の進捗状況を見てきました。

池袋駅方面から延びる要町通りを延伸し、2020年3月30日に暫定交通開放された平和台駅前から先の区間に直結し、その後は新大宮バイパスまで伸びる計画です。

この区間のうち、南側の矢印で示した一部区間では2019年4月下旬より、取得が完了した用地に順次暫定歩行者通路が開放されています。

事業概要

放射第35号線豊島区豊玉町三丁目から埼玉県境に至る延長約8460mの都市計画道路です。放射第36号線豊島区要町一丁目から練馬区平和台三丁目に至る延長約4270mの都市計画道路です。

このうち上記で赤色で示した区間で事業が行われています。現在の要町通りを延伸し、新大宮バイパスに接続する計画です。

施行者は東京都で、都道として整備されます。なお、事業認可が図の通り異なります。

2004年(平成16年)12月28日に事業認可された区間は、延長約1,330mで、放射第35号線(早宮・北町)と呼ばれています。環八通りとはアンダーパスで立体交差します。


2011年(平成23年)12月1日に事業認可された区間は、延長約1,970mで、放射35・36号線(小茂根・早宮)と呼ばれています。

放射第35号線(早宮・北町)
施行者東京都
延長約1,330m
代表幅員40m
事業施行期間2004年12月28日~2031年3月31日
一部暫定開通環八通り~川越街道間(2020年3月30日15時)
一部暫定開通平和台トンネル(2024年2月24日16時予定)
2024年3月14日現在
放射第35号及び35号(小茂根・早宮)
施行者東京都
延長約1,970m
代表幅員40~50m
事業施行期間2011年12月1日~2031年3月31日
2024年3月15日現在

 

2024年1月15日追記

環八通りをくぐる平和台トンネルについて、2024年2月24日16時に暫定2車線で交通開放されます。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①環八通りより (地図

環八通りはアンダーパスでくぐることになりますが、アンダーパスの構築はほぼ終わっているようで、現在はアンダーパス内の照明設置工事が行われています。

②平和台駅前 (地図

アンダーパス上部も少しずつ工事が行われているようで、既に街渠等が整備済みの箇所もありました。

放射第35号線の整備と併せて整備が行われた平和台駅地下自転車駐車場についても、4月1日に開放されました。左側に出入口が設置されています。

③アンダーパス予定地の南側 (地図

アンダーパスが出来上がっているように見えますがよく見えません。

2018年頃は環八通りの上は鉄板が敷いてありましたから、そのころと比べるとだいぶ進んだんじゃないかと思います。

④ヨークマート前 (地図

ヨークマート付近から南側は、北側に比べて事業開始が7年程度遅いこともあって用地進捗が遅れています。

⑤開進第一小学校前 (地図

計画されている道路の幅員はかなり広いこともあって、現道に面している用地よりもその裏の用地が先に取得できている箇所もあります。

写真の右側が開進第一小学校で、左側にはこどもクラブがあります。また、横断歩道橋で道路の両側が結ばれています。道路拡張後も横断歩道橋を設置する方向のようです。

⑥セブンイレブン早宮一丁目店付近 (地図
⑦の位置 (地図

正直なところあまり進んでいないなという印象です。

⑧氷川台駅北側 (地図

氷川台駅の北側もあまり進んでいるようにはみえませんでした。

⑨氷川台駅前 (地図

氷川台駅前は閉店している飲食店が見られましたが、コロナのせいなのかはよくわかりません。

⑩平和台駅南側北向き (地図

あまり変化がありません。

⑩平和台駅南側南向き(地図

石神井川を横断します。

この川を横断する橋梁の下部(橋台)工事については既に業者が決まっており、飛島建設株式会社が施工する予定です。

工事件名は石神井川放射第36号線橋梁(仮称)(2)下部建設工事で、この地下には副都心線・有楽町線などがあることからそれも配慮した構造となるようです。

工事中の一部期間は周辺で通行形態の変更もあるようで、環七通り側からここに至る工事用通路も設置されるようです。

正直なところ既に工事が始まっていると思っていたんですがまだでしたね。もしかするとこれがブログに掲載されている頃には工事が始まっているかもしれません。

⑪石神井川の南側 (地図

石神井川の南側は少しずつ用地の取得が進んでいます。

⑫コンドルタクシー付近 (地図

正面付近にあった建築会社がなくなり奥まで見通せるようになりました。

全体的に氷川台駅~環七間の用地の進みが早く感じました。石神井川橋梁工事のために、氷川台駅北側よりも優先順位が高かったのかもしれないですね。知らんけど。

⑬歩行者暫定通路 (地図

2019年4月下旬より順次、この区間では取得した用地を使い暫定歩行者通路が整備されています。

⑭区界通り (地図

左側マンション前にあったマンション駐車場も取得した様子でした。

⑮環七通り北側 (地図

この付近は2018年とほぼ変わっていませんが、用地はほぼ取得済みの様子です。

⑯環七通りより (地図

環七通りと交わる武蔵野病院前交差点です。

都市計画上は立体交差の計画なんですが、平面交差で造るようです。

撮影日:2020年10月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 匿名 より:

    武蔵野病院前を通過した際に、工事看板をチラッと見たところ、「橋脚の基礎を作っています」となっていました。
    立体交差や歩道橋のようなものを期待してしまいましたが、おそらくは石神井川のことなんでしょうね。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      この路線で橋梁となるのは、横断歩道を除くと石神井川だけなはずですので、おそらくそのことだと思います。
      武蔵野病院前交差点から工事用通路を通すことになっていたはずなので、そこにも看板を設置したんでしょうね。

  2. ななし より:

    先週くらいから、氷川台から環7方面が封鎖されました。
    石神井川のところの工事でしょうか。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      上下水道関係は知りませんが、道路工事であればこの区間では石神井川の橋梁工事しかしていないはずですので、その工事ではないかなと思います。

  3. 匿名 より:

    氷川台~平和台はあまり用地買収が進んでないですね。
    道路拡張だから結構進んでいると思っていたのですが。
    反対の環七~氷川台の間は、歩行者暫定通路の終点まで行くと氷川台の駅付近の信号機が見えますね。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      記事にも書きましたが、橋梁工事のために石神井川以南を優先させているように見えました。実際のところはよくわかりません。

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