補助第92号線(中里) 進捗状況2022.10

東京都北区で事業が行われている補助第92号線(中里)の進捗状況を見てきました。

補助第92号線のうち、山手線・山手貨物線(湘南新宿ライン)と交差する部分に道路を新設するものです。

事業概要

補助第92号線北区西ヶ原一丁目から荒川区西日暮里四丁目に至る延長約2.2kmの都市計画道路です。このうち上記図で示した区間では、道路を新設する事業を行っています。

都市計画法の事業認可は2021年3月5日。延長は約160m、幅員は20~22mで、2車線の道路となる計画です。なお、山手線及び山手貨物線(湘南新宿ライン)とは橋梁により立体交差する計画です。

施行者東京都
延長約160m
幅員20~22m
車線数2
事業施行期間2021年3月5日~2031年3月31日
2022年10月26日現在

 


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写真等

撮影位置はこの通りです。

①事業区間北端(地図

富士見橋方面に向かって急に狭くなる部分が事業区間の北端です。

補助第92号線のうち、これより北側の区間は4車線で供用されています。ただし、パーキングメーターがあるため実質2車線のような状況です。交通量はそれほど多くはありません。

正面の緑色の柵がある場所には、中里自転車移送場所がありましたが、2022年9月15日をもって閉鎖されました。それ以降の自転車は船堀自転車移送場所に移動されそこで返還になるとのこと。

道路予定地のほとんどが事業開始前から既に確保済みです。

②区立中里台遊び場(地図

予定地の山手線側は中里台遊び場として開放されています。道路予定地のこういったものを、法的に縛られる「公園」ではなく、「遊び場」として確保しておくのはあるあるです。

この先で幅3~4m程度の生活道路と交差しています。東京都建設局第六建設事務所のサイトや、現地の自治会看板の掲示物によると、事業開始時の計画では、山手線等と立体交差するための擁壁によって道路が分断される計画でしたが、現在、ボックスカルバートを設けて立体交差できるよう計画を見直しているとのことです。

③山手線等との交差部(地図

この部分の山手線と山手貨物線は掘割部を通過しており、立体交差の橋梁はそれほど嵩上げせずともオーバーパス可能なようです。

 

反対側まで50m程度あり、運行頻度の高い山手線や山手貨物線と交差していることから、難しい工事となりそうです。

自治会の看板の掲示物によると、2024年度頃に着工を予定しているとのことでした。

④横から見た様子(地図)

山手線の駒込駅側から見た様子です。

道路が新設される場所付近で、山手線と山手貨物線も交差しています。

⑤事業区間南側(地図

事業区間の南側です。

この付近は道路形態としては完成しています。

もう少し南側へ行くと未整備箇所があり、現在都市整備局が整備を進めています。

第二中里踏切

⑥第二中里踏切(地図

山手線の駒込駅~田端駅間にある踏切で、第二中里踏切と言います。山手線では唯一の踏切道になります。山手線の自動運転化に向けた支障の一つとも言われています。

 

補助第92号線が完成するとこの踏切は廃止予定との報道もなされています。

撮影日:2022年10月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0276)

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