豊島区で事業が行われている補助第81号線(南池袋)の進捗状況を見てきました。
事業概要
補助第81号線は豊島区池袋東三丁目から北区西ヶ原一丁目に至る延長3,520mの都市計画道路です。このうち上記で示す区間では道路を新設する事業が行われています。
事業延長は約260m、幅員25mで、中央に東京さくらトラムを、その両側に車道・歩道を設ける構造となる計画です。資料により計画標準断面の幅員が異なります。
事業認可は2005年11月16日で、東京都が事業を行っています。
この路線は雑司が谷・南池袋の木造住宅密集地域(木密)に隣接しており、震災時の火災の延焼遮断帯や避難救助の空間ともなるよう東京都の特定整備路線に選定されています。東京都では特定整備路線にかかる関係権利者に対し特別の支援を行い整備を加速することにしています。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約260m |
幅員 | 25m |
事業施行期間 | 2005年11月16日~2025年3月31日 |
2020年5月26日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
日出通りと交差する東池袋駅前交差点から南側が事業区間となります。
交差点には都電荒川線(東京さくらトラム)の東池袋四丁目停留場が隣接してあります。
この北側では、別途、補助第81号線(東池袋)として道路を新設する事業が行われています。
都電荒川線(東京さくらトラム)の両側で用地の取得が進められています。東京都のサイトによると、2021年4月1日現在の用地取得率は64%とのことです。
この写真左側では、後述する取得用地の整備等の工事が行われています。
工事件名は「工事用道路及び擁壁築造工事(3四-補81南池袋外1路線)」で、2022年3月下旬までの予定で、株式会社吉田工商が施工しています。※撮影は4月2日ですが、工期は3月下旬までとなっていました。
「外1路線」というのは、環状第5の1号線(雑司ヶ谷)の擁壁工事のことです。
工事の内容としては舗装工と排水構造物工、防護柵工と、簡易な内容となっています。
現在のところ都電には手を付けられておらず、もともとの路盤のままになっています。
ここで環状第5の1号線(雑司ヶ谷)と接続する計画です。
事業開始から時間が経っているわりに用地取得率もそれほど高くないですし、都電荒川線の工事もあるので、完成まではまだまだしばらく時間がかかりそうですね。
撮影日:2022年4月2日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0170)
コメント
この辺りは再開発があるようで本教寺と環状第5の1号線(工事中)の間に有ったマンションなどが全て無くなり、町の景色が昨年と驚くほど変わっていました。
で、道に迷った。
2年前に市街地再開発組合の設立が認可され、工事が始まっています。