補助第52号線(若林) 進捗状況2023.2

世田谷区で事業が行われている補助第52号線(若林)の進捗状況を見てきました。

「木密地域不燃化10年プロジェクト」において特定整備路線として位置付けられている路線で、用地の取得が早い速度で行われています。

事業概要

補助第52号線目黒区青葉台四丁目から世田谷区成城六丁目に至る延長約9,030mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では若林区間として事業が行われています。「木密地域不燃化10年プロジェクト」において特定整備路線に位置付けられています。

施行者は東京都で、都市計画法の事業認可は2015年1月28日です。2016年2月2日に都道の区域に編入されています。
事業延長は約1,310mで、幅員は20mの2車線の道路となる計画です。

基本データ

施行者東京都
延長約1,310m
幅員20m
車線数2
事業施行期間2014年1月28日~2026年3月31日
2021年3月24日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度街路築造工事のうち排水管設置工事及び緊急車両等通行路整備工事(5二-補52若林)不調
2024年度街路築造工事のうち排水管設置工事及び緊急車両等通行路整備工事(6二-補52若林)松田建設工業株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2024年度補助第52号線(若林・宮坂)道路予備修正設計株式会社千代田コンサルタント
2024年度補助第52号線(若林)道路詳細設計及び一般構造物詳細設計株式会社千代田コンサルタント
2024年度補助第52号線(若林)地質調査株式会社日さく
2024年度補助第52号線(若林)若林陸橋構造検討業務株式会社千代田コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事すべて、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年3月9日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

全体的に用地の取得が進められている段階で、工事は行われていないものと思われます。

住宅地を突き抜ける道路で、個別の写真に逐一解説を入れるほどの特筆すべき点も少ないので、本記事は文章少なめです。

①事業区間西端付近(地図
②りらくしん(ラーメン店)付近(地図

東京都道路整備保全公社も活用した用地の取得が進められています。東京都のサイトによると、2022年4月1日現在の用地取得率は74%で、1年前から9ポイント増加しました。特定整備路線として力を入れている路線でもあり、2015年の事業認可にしては非常に速いスピードで用地取得がされている状況です。

道路整備に伴う用途地域の変更及び地区計画の決定に伴い、沿道ではこれまでよりも高い建物を建てられるようになり、マンションが建つなどの変化が始まっています。

③坂道部分(地図
④国士舘大学北交差点西側(地図
⑤国士舘大学北側(地図
⑥世田谷区役所通り西側(地図
⑦世田谷中学校東側(地図
⑧世田谷区立教育 総合センター前(地図

用地の取得が進められています。

写真⑧の地点には墓地が残っています。それが完了すれば世田谷区役所通り以東は何らかの工事が始められそうな気がします。

⑨若林陸橋西側(地図

この付近は幅員15mから20mに拡幅する区間で、両側に用地の取得が進んでいました。

環七通りと交差する若林陸橋は幅が狭く、右折ができなかったり構造的にあまり望ましいようには見えないのですが、改良する計画はないのでしょうか。(若林交差点(常盤陸橋)くらい広いとね。)

撮影日:2023年2月5日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0290)

コメント

  1. James より:

    毎回大変楽しみにしています。今回の若林陸橋からの予定道路は世田谷線との交差をどう処理するんでしょうね。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      どうするかの資料は見たことありませんが、計画幅員から見て平面交差ではないかと思います。軌道法による軌道なので問題ないと思います。
      若林踏切のように信号制御にするのかどうかは謎です。

  2. 匿名 より:

    踏切は既存のものがありますので、事実上それを拡幅することになるでしょう。
    淡島通りは既存区間末端部の若林陸橋付近はさほど交通量が多くありません。今回宮の坂駅付近まで延長されたとしても、国士舘大学付近の交通量は大きくなれど末端区間である踏切近くまで交通量が多くなるとは考えにくいです。まして環七若林踏切レベルの交通量となるなどありえません。
    よって電車優先の通常の踏切となると思います。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      将来的に環七通りまで整備する計画(優先整備路線)になっていますから、そこまで完成した際には交通量の増加が見込まれます。現段階で着手している補助第128号までが供用された場合も、一定の交通量が発生すると思います。
      踏切道の扱いは、現在の踏切道の改良という扱いになるとは思います。
      踏切道の前後が交差点となり、交通の処理が課題となりますので、車優先でなくとも信号機による処理(踏切連動型)はされるのではないかと予想しています。

      いずれにしてもどのように制御するか示した資料を見たことがありませんので、個人的には謎です。

  3. 躍動する都会 より:

    最近の用地買収の動向的に見て実際にもここはまず区役所西通り(補助154号線)まで開通させる気のようですね
    都道423の現道は幅1.3mの激狭都道区間さえありますしその割にやや交通量も多くて危ないので、一刻も早く少しでも開通するといいのですが、環七あたりにある墓地の関係で放7みたいなことにならないか心配です

  4. 躍動する都会 より:

    この前見てきたのですが、墓地が更地となり数軒立ち退きが進行した他、世田谷区役所通り〜区役所西通り(補助154、国士舘大学周辺)までの区間では遂に排水管設置工事が開始されてました!
    該当区間にはまだ3軒未買収地が残ってますが、現道の危険さや面倒臭さからして完成の暁には歩行者だけでも解放してくれるとありがたいですね
    加えて国士舘大学から西側では現道が一方通行で複雑に折れ曲がり緊急車両が迂回を強いられる関係からこれとは別に緊急車両専用の通行道路の整備が開始されていました。緊急車両がきた場合のみショートカット用に解放し、平時は歩行者用通路とする計画のようです
    若林工区の補助154から西は補助128(都道427)が開通しない限り解放すると生活道路に車が流入してかえって危険になりかねないため、補助128の開通と同時ないしその後に宮坂工区と一体で開通させる必要があるように思えますし、並行する現道のうち特に狭く危険な区間がこの補助154より東側に集中してることからも区役所周辺だけとは言わず環七〜補助154までの区間の一刻も早い着工が望まれますがどうするんでしょうかねぇ…

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      区役所西通りであれば多少の交通量には耐えられるので、環七~区役所西通り間の先行開通はあるんじゃないかと思います。

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