日野バイパス(延伸)川辺堀之内・豊田南地区で改良舗装工事着手 2021.11

日野市で事業が行われている国道20号日野バイパス(延伸)の様子を見てきました。

川辺堀之内地区豊田南地区では、改良舗装工事が始まっていました。川辺堀之内地区では国が発注する工事としては初の着工となります(維持工事などの軽微な工事を除く)

事業概要

日野市八王子市では国道20号20(現道)のバイパスとして、日野バイパス(延伸)日野バイパス(延伸)Ⅱ期の事業が行われています。

施行者は国で、日野バイパス(延伸)は2005年度から、日野バイパス(延伸)Ⅱ期は2017年度から事業が行われています。

なお、沿線では日野市および土地区画整理組合により土地区画整理事業が行われています。土地区画整理事業の施行区域では同事業によって用地を捻出する予定です。

ちなみに、都市計画道路名称は日野3・3・2号東京八王子線八王子3・3・2号東京八王子線です。

日野バイパス(延伸)
施行者
延長約3.8km
幅員28~48m
事業化2005年度
2020年5月6日現在
日野バイパス(延伸)Ⅱ期
施行者
延長約1.5km
幅員28~60m
事業化2017年度
2020年5月6日現在

日野バイパス(延伸)Ⅱ期の西側では、別に八王子南バイパスの事業が行われています。八王子南バイパスについては下記をご覧ください。


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写真等

撮影位置はこの通りです。

川辺堀之内地区

事業区間の東端付近にあたる川辺堀之内地区では、『R2国道2-号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装工事その1』が行われています。

施工者は戸田道路株式会社で、2022年3月31日までの予定です。

工事の入札開札は2021年3月2日で、準備期間考慮しこの間「工事始まってないかなー」と4,5回見に来てたんですが、ようやく始まりました。

川辺堀之内地区の横断図(工事設計図面を参考に作成)

川辺堀之内地区では、組合施行の日野市川辺堀之内地区土地区画整理事業によって道路用地が確保されるとともに、両側に6mの区画街路として暫定整備がされています。

今回の工事では、これをさらに改良し、歩行者自転車道と車道2車線の暫定整備となる計画です。将来的には車道4車線となりますが、暫定的な整備です。

なお、川辺堀之内地区ではこれまで、埋蔵文化財の発掘調査などは行われてきましたが、国が発注する工事としてはこれが初めてとなります(維持工事などの軽微な工事を除く)

①坂下交差点方面(地図

既に現場も着手していました。

工事設計図面によると、整備区間は写真①の立っている付近から西側となっていますが、東側も工事を行っていました。

設計変更されたのか、工事用搬入路を整備しているのかは謎です。

②川辺堀之内地区の中間付近(地図

川辺堀之内地区はこのように土地区画整理事業によって暫定整備がされています。

この付近は今回の工事ではまだ本格的に着手していませんが、丁張の設置や土砂の堆積などがされていました。

③川辺堀之内地区西端(地図

今回の工事での整備区間はこの付近までとなる計画です。

今年度は『R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その2工事』の発注も予定されています。工事延長は500mとのことで、その2工事が終わると日野バイパス~平山通り間の開通も近いかもしれません。

豊田南地区

豊田南地区の看板

平山通り東側でも工事が始まっていました。

工事件名は「R2国道20号日野BP(延伸)豊田南地区改良舗装工事」で、2022年3月31日までの予定で福田道路株式会社が施工しています。

看板に掲示の図面

看板に掲示の図面によると、暫定2車線+副道の整備となるようです。

ただ、この図面は当初設計図面と異なっている部分が多く、設計変更されたのか謎です。

④工事区間東側から(地図

この区間は日野市が施行する豊田南土地区画整理事業によって暫定整備がされた区間で、現在は道路が北に寄るように暫定開通しています。

当初設計図面を見ると、本線と副道に高低差が生じることから擁壁を建設するようなことが書かれているのですが、看板の横断図では法面となっていて、完成形がどのようになるのか謎です。

⑤平山通り東側(地図

土砂が掘削され、数字が書かれていました。

⑥平山通りから見た様子(地図

平山通り155の交差点付近に現場事務所などが設置されています。

豊田南地区では、一番橋北交差点~豊田二丁目付近までの区間が既に国交省施行の暫定整備が完了しており、この工事が完了すると、暫定整備延長はさらに伸びることになります。

東豊田地区

⑦東豊田地区(地図

一番橋北交差点から東の東豊田地区では、既に次の工事の施工業者が決まっていますが、まだ工事は着手していませんでした。

工事件名は「R2国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装工事」で、常盤工業株式会社が施工する予定です。

入札公告によると、工事期間は川辺堀之内地区、豊田南地区よりも長い365日間とされています。

⑧一番橋北交差点方面(地図

工事設計図面によると、この工事も暫定形での整備となる計画です。ただ、ちょっと見ていて現状とそぐわない箇所があるように見えるので、設計変更されるんじゃないかなぁ。

平山通り以西

撮影位置はこの通りです。

⑨平山通りから見た様子(地図

平山通り以西では、今も西平山土地区画整理事業による基盤整備と、埋蔵文化財発掘調査が行われています。

土地区画整理事業の案内

写真⑩付近では、東京都都市づくり公社が発注する工事が行われています。

こうした工事は断続的に行われています。

埋蔵部発掘調査の案内

さらに、日野バイパス(延伸)の予定地では、埋蔵文化財の発掘調査が行われています。

⑩土地区画整理事業による整備箇所(地図

東平山二丁目交差点から西へ進んだ道路も、土地区画整理事業によって徐々に整備延長が伸びています。

日野市としても、日野バイパス(延伸)付近を優先的に整備しているようです。

⑪日野バイパス(延伸)Ⅱ期の区間(地図

まだ整備が進んでいない日野バイパス(延伸)Ⅱ期区間も少しずつ整備が進んでいます。

撮影日:2021年11月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. ナオト より:

    いつもお世話になっております。
    つかぬ事をお聞きしますが、管理人さんはもしかして、YouTubeの「jitensya37」さんと同一人物ではないですか?

  2. 昼寝熊 より:

    いつも詳しくてわかりやすい情報を公開していただき大変ありがとうございます。
    日野バイパス現道の坂下から見る予定地に草が茂っているため舗装工事は手つかずと思っていました。
    気になるのが現日野バイパスと坂下の分岐部です。信号による平面分岐となるのでしょうが、長い目でみると立体構造にできれば良いのではないかと思います。
    20号と日野バイパスの国立インター入口三叉路も同様ですが。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      用地的には立体交差できるだけの土地が確保されているようですが、どのような設計になっているのかは不明です。
      交通量的には立体交差にする必要性はそれほど高くない気がします。

      • 昼寝熊 より:

        返信いただきありがとうございます。
        仰るように日野バイパスⅡが延伸し八王子南まで通じると現道の坂道を行く車は半数以下となり合流渋滞は無いかもしれませんね。

  3. papis より:

    坂下~平山通りまでの暫定整備が整うと、
    いよいよ(ようやく?)という感じがしますね!
    平山通り以西は日野3・4・24号旭が丘南北線の陸橋工事が
    日野市の財政危機で凍結されていることもあって、かなり先ですかね
    浅川の橋はまだ姿形もありませんが、
    片側2車線で整備しないとかなりのボトルネックになりそうです

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      日野バイパス(延伸)Ⅱ期の方はまだ環境アセスメント段階ですので、10年単位でまだまだ先です。
      日野市施行の土地区画整理事業も追い付いていませんし、コロナで地方自治体財政もさらに厳しくなっていますから、当分期待はできないと思います。

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